意地と真意の乖離と、気付けば遅い結末
・・・それでルーク達がライマに戻る事になるのだが、結果として言うと婚約の見直しは無しというようになった。この辺りは二人が頑なにそうしなくていいと言った上で結構な割合で貴族達もそこに乗っかったからだ。
故にクロエは立場的に婚約の見直しを切り出すことが出来ないのは仕方無いにしても、ルークからそう言い出すのも案として一応あったが無しというようになった。そう切り出せば確実にナタリアが悲しむと共にアッシュの怒りが爆発するのが目に見えていたからだ。自分達はちゃんと役目を受け入れているのにそんなことを切り出すのかというよう。
そんな風にアッシュとナタリアも含めて本意ではない筈の婚約は見直しをされないままに時間が進むことになり、ルークとナタリアの結婚という段にまで来てウッドロウやエステルといった他国のやんごとない身分の人間を招いて、結婚式を開いたのだが・・・そこでアッシュとナタリアが土壇場に来てやらかした。ルークとナタリアに夫婦としての誓いを結ぶとなった時にアッシュが突然ルークの元に行ってルークを突き飛ばし、ナタリアと共に自分達が結婚すると切り出したのだ。
そんな二人の暴走にすぐさま結婚式は中止となり、インゴベルト達は後始末に追われる事になっていった・・・
・・・そんなアッシュとナタリアの暴走から数日が経つのだが、他国の来賓が続々と帰国する中でウッドロウとエステルはリオンにフレンと共にライマに残っていた。これは最終的にどうなるかを知るまでライマを出たくないとウッドロウとエステルの気持ちが一致したが故だった。
ただリオンからはそんな簡単にライマが話してくれるとは思えないと言われたのだが、その機会は唐突に訪れる事になった。
「・・・悪いな、あんなもんを見せることになっちまって」
「いや、あれに関してはルーク君が悪いわけではないしこの数日間大変だっただろう・・・今後どうするかについてを話し合っていたのだろう?」
「あぁ、まぁな・・・」
・・・ライマの城の中の一室で、ウッドロウとエステル達はルークにクロエを両脇につける形のピオニーと向き合っていた。
そんな中でルークからの疲れた謝罪の声にウッドロウは答えつつもこの数日の事を聞くと、より一層疲れた声で返す。
「その件について正式に発表されるのはまた後日になるが、先にお前達に決まったこととして言わせてもらうと今回の件の責任を取る形で、インゴベルト陛下もだがファブレ公爵も座を退くということになった上でライマの国王には俺が就くことになった」
「えっ・・・それはやはり、アッシュとナタリアの行動があったからですか・・・!?」
「それも勿論あるがもう少し付け加えると、あの場にはクロエの祖国の人間もいたことからだ」
「「「「っ・・・」」」」
「・・・」
ピオニーがその後に自分が王になることを口にするとエステルが驚きを露わにするが、続いたクロエの祖国の人間との言葉に四人は揃ってハッとしてクロエの方を見ると、悲哀に満ちているようでいて苦渋にも染まっているような複雑極まりない表情を浮かべていた。
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故にクロエは立場的に婚約の見直しを切り出すことが出来ないのは仕方無いにしても、ルークからそう言い出すのも案として一応あったが無しというようになった。そう切り出せば確実にナタリアが悲しむと共にアッシュの怒りが爆発するのが目に見えていたからだ。自分達はちゃんと役目を受け入れているのにそんなことを切り出すのかというよう。
そんな風にアッシュとナタリアも含めて本意ではない筈の婚約は見直しをされないままに時間が進むことになり、ルークとナタリアの結婚という段にまで来てウッドロウやエステルといった他国のやんごとない身分の人間を招いて、結婚式を開いたのだが・・・そこでアッシュとナタリアが土壇場に来てやらかした。ルークとナタリアに夫婦としての誓いを結ぶとなった時にアッシュが突然ルークの元に行ってルークを突き飛ばし、ナタリアと共に自分達が結婚すると切り出したのだ。
そんな二人の暴走にすぐさま結婚式は中止となり、インゴベルト達は後始末に追われる事になっていった・・・
・・・そんなアッシュとナタリアの暴走から数日が経つのだが、他国の来賓が続々と帰国する中でウッドロウとエステルはリオンにフレンと共にライマに残っていた。これは最終的にどうなるかを知るまでライマを出たくないとウッドロウとエステルの気持ちが一致したが故だった。
ただリオンからはそんな簡単にライマが話してくれるとは思えないと言われたのだが、その機会は唐突に訪れる事になった。
「・・・悪いな、あんなもんを見せることになっちまって」
「いや、あれに関してはルーク君が悪いわけではないしこの数日間大変だっただろう・・・今後どうするかについてを話し合っていたのだろう?」
「あぁ、まぁな・・・」
・・・ライマの城の中の一室で、ウッドロウとエステル達はルークにクロエを両脇につける形のピオニーと向き合っていた。
そんな中でルークからの疲れた謝罪の声にウッドロウは答えつつもこの数日の事を聞くと、より一層疲れた声で返す。
「その件について正式に発表されるのはまた後日になるが、先にお前達に決まったこととして言わせてもらうと今回の件の責任を取る形で、インゴベルト陛下もだがファブレ公爵も座を退くということになった上でライマの国王には俺が就くことになった」
「えっ・・・それはやはり、アッシュとナタリアの行動があったからですか・・・!?」
「それも勿論あるがもう少し付け加えると、あの場にはクロエの祖国の人間もいたことからだ」
「「「「っ・・・」」」」
「・・・」
ピオニーがその後に自分が王になることを口にするとエステルが驚きを露わにするが、続いたクロエの祖国の人間との言葉に四人は揃ってハッとしてクロエの方を見ると、悲哀に満ちているようでいて苦渋にも染まっているような複雑極まりない表情を浮かべていた。
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