意地と真意の乖離と、気付けば遅い結末
・・・そういったようにして一応は前よりは断然にアドリビトム内の状態は良くなったのだが、ルミナシアを危機に陥らせる事になったラザリスについてをどうにかすることが出来た事により、アドリビトムに所属する面々は各々理由は違うが帰るべき所に帰る事になった。ただその中には勿論というかルーク達にクロエもいた。
そんな中でバンエルティア号でメンバーは各地に帰っていく事になるのだが、その前にルークにジェイドにクロエはウッドロウから内密に呼び出された・・・
「・・・ライマに帰ったら婚約の見直しを図れないかを父上や叔父上達に言えないか、か・・・」
「あぁ。おそらく君達がライマに帰った時がそれを切り出せる最後の機会になると思う。これに関してはまた何か別のきっかけがあれば話は別かもしれないが、そういった偶然を期待するのは良くないだろう。その点では今回の君達の帰国は丁度いいきっかけになるはずだが、そこを逃せば後は結婚に至るまでそういったことを切り出すきっかけは得られないだろうからな」
「確かにそう考えればそこが見直しの最後の機会になりかねないでしょうね・・・」
・・・バンエルティア号の一室にて、ウッドロウから呼び出された三人は用向き・・・婚約の見直しについてを口にされ、ルークもジェイドも重い表情を浮かばせる。
「・・・そういったように言うということは、もうケルヴィンはアッシュが私と上手くやれるというようには思っていないということか・・・」
「・・・あぁ。本当なら私もこのような事を言いたくはなかったが、クロエ君とアッシュ君は確かにあの手紙の件から何か険悪な事に発展する事はなかった。だがそれはクロエ君との仲の改善をしたという意味ではなく、ただそういったことにならないようにと避けていただけだ」
「っ・・・」
そこでクロエがそんな事を切り出した理由についてを察したと重く言うが、正解だと告げると共に重く返された言葉に苦い顔を浮かばせるしかなかった・・・確かにクロエと険悪な感じになることはアッシュが避けていたから無くなったが、避けていたからこその結果であってクロエと真剣に向かい合ったというような結果ではなかったのはクロエ自身が一番分かっている為に。
「・・・一応結婚に辿り着くまではアッシュ君も我慢というか何も言わないようにするかもしれない。だが今のままが続けば結婚した後に残る結末は結婚したんだからもう我慢する必要はないと、クロエ君の事をおざなりに扱う可能性は決して否定出来ないとしか私には思えないんだ。アッシュ君がクロエ君に近付く事はおろか話し掛けることすら稀になって、クロエ君が不憫になる可能性は」
「・・・だから叔父上達にその辺りを話してどうにかした方がいいってことか・・・」
「・・・確かにそこは言うだけでも言っておいた方がいいでしょうね。アドリビトム内では一応クエストという逃げ場があった上で周りも気を遣っていたからアッシュも我慢がきいていただけで、ライマに戻って結婚したとなればどうしたって顔を合わせる時間が増えるのは避けられないと考えれば、そういったようになれば余程の事が起こらなければまず事態の解決には至らないでしょうからね」
「ただそれで叔父上達がなら婚約を止めようって簡単に言ってくれるとは思えねぇってのがな・・・」
「まぁ簡単に婚約を覆すというのは良くないという考えになるのはある程度仕方無いと言えば仕方無いんですけどね・・・」
更にそこからウッドロウが未来に起こり得る可能性についてをより深く話していき、ジェイドとルークも納得はしつつも同時に簡単にはそうならないだろうと漏らす。上の立場にいる者として簡単に言った事を覆せないだろうと。
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そんな中でバンエルティア号でメンバーは各地に帰っていく事になるのだが、その前にルークにジェイドにクロエはウッドロウから内密に呼び出された・・・
「・・・ライマに帰ったら婚約の見直しを図れないかを父上や叔父上達に言えないか、か・・・」
「あぁ。おそらく君達がライマに帰った時がそれを切り出せる最後の機会になると思う。これに関してはまた何か別のきっかけがあれば話は別かもしれないが、そういった偶然を期待するのは良くないだろう。その点では今回の君達の帰国は丁度いいきっかけになるはずだが、そこを逃せば後は結婚に至るまでそういったことを切り出すきっかけは得られないだろうからな」
「確かにそう考えればそこが見直しの最後の機会になりかねないでしょうね・・・」
・・・バンエルティア号の一室にて、ウッドロウから呼び出された三人は用向き・・・婚約の見直しについてを口にされ、ルークもジェイドも重い表情を浮かばせる。
「・・・そういったように言うということは、もうケルヴィンはアッシュが私と上手くやれるというようには思っていないということか・・・」
「・・・あぁ。本当なら私もこのような事を言いたくはなかったが、クロエ君とアッシュ君は確かにあの手紙の件から何か険悪な事に発展する事はなかった。だがそれはクロエ君との仲の改善をしたという意味ではなく、ただそういったことにならないようにと避けていただけだ」
「っ・・・」
そこでクロエがそんな事を切り出した理由についてを察したと重く言うが、正解だと告げると共に重く返された言葉に苦い顔を浮かばせるしかなかった・・・確かにクロエと険悪な感じになることはアッシュが避けていたから無くなったが、避けていたからこその結果であってクロエと真剣に向かい合ったというような結果ではなかったのはクロエ自身が一番分かっている為に。
「・・・一応結婚に辿り着くまではアッシュ君も我慢というか何も言わないようにするかもしれない。だが今のままが続けば結婚した後に残る結末は結婚したんだからもう我慢する必要はないと、クロエ君の事をおざなりに扱う可能性は決して否定出来ないとしか私には思えないんだ。アッシュ君がクロエ君に近付く事はおろか話し掛けることすら稀になって、クロエ君が不憫になる可能性は」
「・・・だから叔父上達にその辺りを話してどうにかした方がいいってことか・・・」
「・・・確かにそこは言うだけでも言っておいた方がいいでしょうね。アドリビトム内では一応クエストという逃げ場があった上で周りも気を遣っていたからアッシュも我慢がきいていただけで、ライマに戻って結婚したとなればどうしたって顔を合わせる時間が増えるのは避けられないと考えれば、そういったようになれば余程の事が起こらなければまず事態の解決には至らないでしょうからね」
「ただそれで叔父上達がなら婚約を止めようって簡単に言ってくれるとは思えねぇってのがな・・・」
「まぁ簡単に婚約を覆すというのは良くないという考えになるのはある程度仕方無いと言えば仕方無いんですけどね・・・」
更にそこからウッドロウが未来に起こり得る可能性についてをより深く話していき、ジェイドとルークも納得はしつつも同時に簡単にはそうならないだろうと漏らす。上の立場にいる者として簡単に言った事を覆せないだろうと。
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