意地と真意の乖離と、気付けば遅い結末
・・・そうしてピオニーはしばらくの時間を過ごす訳だが、結果として言うとアッシュの態度の改善は見られることは無かった。むしろ時間が経てば経つほどにアッシュはナタリアに対する想いを深めた上でクロエやルークに対する悪態の激しさは増していき、ナタリアもナタリアでルークやクロエに対して申し訳ないといった様子を浮かべつつも、その禁じられた恋に情念を燃やしているといった様子を浮かばせていた。
そんな様子を見てピオニーはもうこれは駄目だろうなと思いつつ、クロエにこういったように提案をした。しばらくの間ライマを出てみないかと・・・これはアッシュの事をどうにか出来ないのはクロエの責任でもあるのではと、ピオニーがいない所で口さがない噂を立てられる事があり、それがピオニーやクロエの耳に入る事があったからだ。
この事にクロエと何年も時間を共にしてきたピオニーはすぐに動いて噂を収束するようにしたが、クロエ自身がその噂を聞いて悲しげになっていたことからライマをしばらく旅に出るという形で出てはどうかと切り出したのである。もう何年かして結婚となったら自由に動く事が出来なくなるから、その前に知見を広める事も含めて息の詰まらない環境を経験するのもいいだろうと。
ただそう言われて最初はクロエは固辞しようとしたが、普段の気のいい顔をやめて真剣にそうすることを勧めてきたピオニーの様子にそうすると頷いた。本当にピオニーがクロエの事を想って言ってくれてると理解したからこそ、その機会を無駄にしないようにしようとだ。
それで少しして準備をし終えたクロエはピオニーから後の処理は俺がやっておくからと言われ、ルークと共に見送られる形でライマを出立した・・・ここでルークもいるのはアッシュとナタリアの事についてもう一人の当事者であるのもそうだが、アッシュに悪態をつかれ続けるクロエに同情的な気持ちもあってアッシュより断然に仲が良くなったからである。
まぁそういったことからルークとクロエで婚約を結び直した方がいいのではないかという意見が出て来たのだが、それが出来なかったからこそのこの状況に繋がる訳であり・・・ピオニーもそうだがルークもクロエを温かく見送った。アッシュの婚約者という立場から定期的にどこにいるとか何をしているといった手紙なりは送ることは義務付けられているが、それでもこの数年間よりは断然自由でいて気が滅入るような生活が出来るようにと思う形で。
・・・だがそんな風にクロエが旅に出てしばらくはまだ届く手紙の内容から自由に出来ている事をいいことだと思うように出来ていたが、それが変わったのがルミナシア全体の空気がおかしくなっていったことから偶然という要素も重なったのもあって、ルークとアッシュとナタリアが向かうことになったギルドであるアドリビトムにクロエも向かったという報告が入った事だった。
この事にピオニーはどういうことだと焦りを感じることになりインゴベルト達に報告したが、今のルミナシアの現状を考えれば下手にアドリビトムから移動させるのはどちらの立場としてもまずいことになりかねないから、ルーク達には現状が落ち着くまでは我慢をしてもらう以外にないと苦い結論を出すしかなかった。これ以上の混乱が起きても収束させようがないからと。
だからピオニーはせめてどうにか少しでも穏やかにいってほしいと願って注意を促す手紙を出すしか出来なかったが、その願いはもうとっくに叶うことのない物になってしまっていた・・・
.
そんな様子を見てピオニーはもうこれは駄目だろうなと思いつつ、クロエにこういったように提案をした。しばらくの間ライマを出てみないかと・・・これはアッシュの事をどうにか出来ないのはクロエの責任でもあるのではと、ピオニーがいない所で口さがない噂を立てられる事があり、それがピオニーやクロエの耳に入る事があったからだ。
この事にクロエと何年も時間を共にしてきたピオニーはすぐに動いて噂を収束するようにしたが、クロエ自身がその噂を聞いて悲しげになっていたことからライマをしばらく旅に出るという形で出てはどうかと切り出したのである。もう何年かして結婚となったら自由に動く事が出来なくなるから、その前に知見を広める事も含めて息の詰まらない環境を経験するのもいいだろうと。
ただそう言われて最初はクロエは固辞しようとしたが、普段の気のいい顔をやめて真剣にそうすることを勧めてきたピオニーの様子にそうすると頷いた。本当にピオニーがクロエの事を想って言ってくれてると理解したからこそ、その機会を無駄にしないようにしようとだ。
それで少しして準備をし終えたクロエはピオニーから後の処理は俺がやっておくからと言われ、ルークと共に見送られる形でライマを出立した・・・ここでルークもいるのはアッシュとナタリアの事についてもう一人の当事者であるのもそうだが、アッシュに悪態をつかれ続けるクロエに同情的な気持ちもあってアッシュより断然に仲が良くなったからである。
まぁそういったことからルークとクロエで婚約を結び直した方がいいのではないかという意見が出て来たのだが、それが出来なかったからこそのこの状況に繋がる訳であり・・・ピオニーもそうだがルークもクロエを温かく見送った。アッシュの婚約者という立場から定期的にどこにいるとか何をしているといった手紙なりは送ることは義務付けられているが、それでもこの数年間よりは断然自由でいて気が滅入るような生活が出来るようにと思う形で。
・・・だがそんな風にクロエが旅に出てしばらくはまだ届く手紙の内容から自由に出来ている事をいいことだと思うように出来ていたが、それが変わったのがルミナシア全体の空気がおかしくなっていったことから偶然という要素も重なったのもあって、ルークとアッシュとナタリアが向かうことになったギルドであるアドリビトムにクロエも向かったという報告が入った事だった。
この事にピオニーはどういうことだと焦りを感じることになりインゴベルト達に報告したが、今のルミナシアの現状を考えれば下手にアドリビトムから移動させるのはどちらの立場としてもまずいことになりかねないから、ルーク達には現状が落ち着くまでは我慢をしてもらう以外にないと苦い結論を出すしかなかった。これ以上の混乱が起きても収束させようがないからと。
だからピオニーはせめてどうにか少しでも穏やかにいってほしいと願って注意を促す手紙を出すしか出来なかったが、その願いはもうとっくに叶うことのない物になってしまっていた・・・
.
