因果の形を変えても救えぬ物もある
「まぁ他の条件に関しては簡単だよ。他に預言を知る人達も始末することさ・・・まぁ厳密に言えばインゴベルト陛下も関係はしているけど、最低でも始末しなきゃいけないのはファブレ公爵もだけれどホド戦争に神託の盾の代表として来ていた人物さ」
「え・・・神託の盾の代表・・・?」
だが続いた条件に関してだが、そこで予測していなかった言葉が出てきた事に何故といったような声をガイは漏らす。
「君が分かりやすいように言うと裏で行動なんか起こさず、ただ純粋にモースや預言達成の為にって動くヴァンのような存在がいたってことさ。確実に預言に詠まれたような展開にするための実行者っていうような存在がね」
「なっ・・・!?」
「これに関してはマクガヴァン元帥からホド戦争当時の神託の盾の行動については聞いてるだろ?神託の盾がいたせいで滅茶苦茶にされたみたいなことはさ。あれって要は預言通りにさせるために神託の盾がキムラスカ軍を援護するのが本当の目的で動いたからで、作為的に動いたからこその結果なんだよ。そしてそれを指揮していた上で事実を知っていたのが、当時神託の盾をまとめていた人物ってわけさ」
「っ・・・!」
白蘭はそこからその人物やその周囲がいかな物だったのかについてを説明していくのだが、その中身を受けたガイは唖然としていた様子だったのが次第に怒りを滲ませた物になっていった。
・・・三年前にマクガヴァンが怒りと共に神託の盾についてを漏らしていた言葉を聞いていたガイだったが、その怒りを抱くに至った行動がどれだけ悪質だったかまでは触り程度くらいしか聞けなかった為、それだけ悪質だったんだなといった程度にしか当時は考えていなかった。その時は預言やダアトがホド戦争の現員でありホドの崩落にガルディオスの滅びの原因だと微塵も考えていなかったが為にだ。
しかしホド戦争の真実を知った事でファブレを擁するキムラスカだけでなくダアトに、果てはマルクトまでもがその原因だったというように知り・・・公爵やファブレを滅ぼせばホドの崩落やガルディオスの滅亡に対する復讐は為されると思っていたその考えが、いかに違っていたのかやそのスケールの大きさを知って復讐を断念せざるを得なかったのだ。それらの事から本当に復讐を果たしたいと思うならマルクトにダアトといったオールドラントの主要な国や場など、全てを滅ぼさなければならないと気付かされた上で自分では心情的にもそんなことは出来ないとも思ったが故に。
だからそれで復讐を断念する事にしたのだが、白蘭から当時のホド関連の預言を知っていた者達がいかに考えて動いていたのかを聞いたことにより・・・公爵への憎しみを改めて自覚したのも相まった上で、当時の預言を知る者達が本当の意味での黒幕であり一連の流れの大元だと考えるに至ったのである。生々しくもその実態をありありと知ったことによりだ。
「だからさ、そんな人物とファブレ公爵達を倒すことは最低条件になるわけだけれど・・・それがこの結果って訳さ」
「え・・・っ!?」
しかしそこで白蘭が口にした言葉をきっかけに目の前の光景が変わるわけだが、そこは高台の上からホドの街の中に陣を敷いていたキムラスカ軍に神託の盾の軍勢達のいた場所が・・・突然大爆発を起こしたという物であり、その様子にガイは驚愕に目を見開いた。一体何が起きたのか理解出来ないというよう。
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「え・・・神託の盾の代表・・・?」
だが続いた条件に関してだが、そこで予測していなかった言葉が出てきた事に何故といったような声をガイは漏らす。
「君が分かりやすいように言うと裏で行動なんか起こさず、ただ純粋にモースや預言達成の為にって動くヴァンのような存在がいたってことさ。確実に預言に詠まれたような展開にするための実行者っていうような存在がね」
「なっ・・・!?」
「これに関してはマクガヴァン元帥からホド戦争当時の神託の盾の行動については聞いてるだろ?神託の盾がいたせいで滅茶苦茶にされたみたいなことはさ。あれって要は預言通りにさせるために神託の盾がキムラスカ軍を援護するのが本当の目的で動いたからで、作為的に動いたからこその結果なんだよ。そしてそれを指揮していた上で事実を知っていたのが、当時神託の盾をまとめていた人物ってわけさ」
「っ・・・!」
白蘭はそこからその人物やその周囲がいかな物だったのかについてを説明していくのだが、その中身を受けたガイは唖然としていた様子だったのが次第に怒りを滲ませた物になっていった。
・・・三年前にマクガヴァンが怒りと共に神託の盾についてを漏らしていた言葉を聞いていたガイだったが、その怒りを抱くに至った行動がどれだけ悪質だったかまでは触り程度くらいしか聞けなかった為、それだけ悪質だったんだなといった程度にしか当時は考えていなかった。その時は預言やダアトがホド戦争の現員でありホドの崩落にガルディオスの滅びの原因だと微塵も考えていなかったが為にだ。
しかしホド戦争の真実を知った事でファブレを擁するキムラスカだけでなくダアトに、果てはマルクトまでもがその原因だったというように知り・・・公爵やファブレを滅ぼせばホドの崩落やガルディオスの滅亡に対する復讐は為されると思っていたその考えが、いかに違っていたのかやそのスケールの大きさを知って復讐を断念せざるを得なかったのだ。それらの事から本当に復讐を果たしたいと思うならマルクトにダアトといったオールドラントの主要な国や場など、全てを滅ぼさなければならないと気付かされた上で自分では心情的にもそんなことは出来ないとも思ったが故に。
だからそれで復讐を断念する事にしたのだが、白蘭から当時のホド関連の預言を知っていた者達がいかに考えて動いていたのかを聞いたことにより・・・公爵への憎しみを改めて自覚したのも相まった上で、当時の預言を知る者達が本当の意味での黒幕であり一連の流れの大元だと考えるに至ったのである。生々しくもその実態をありありと知ったことによりだ。
「だからさ、そんな人物とファブレ公爵達を倒すことは最低条件になるわけだけれど・・・それがこの結果って訳さ」
「え・・・っ!?」
しかしそこで白蘭が口にした言葉をきっかけに目の前の光景が変わるわけだが、そこは高台の上からホドの街の中に陣を敷いていたキムラスカ軍に神託の盾の軍勢達のいた場所が・・・突然大爆発を起こしたという物であり、その様子にガイは驚愕に目を見開いた。一体何が起きたのか理解出来ないというよう。
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