愛は免罪符たり得ない
・・・そうしてアドリビトムに来た面々の間での話は終わり、ルーク達三人はアドリビトムで活動する傍らでゆっくりと過ごすことになっていった。主にルークに成人するまでの間で必要になっていくだろう知識や技術を学んでいってもらったりしながら、アッシュ達による心の傷を癒やしてもらう形でだ。
そんな中でライマの本国では決まった事についてを明かしてそれに沿うように動いていく事になるのだが、ジェイドから出された手紙を受けたピオニーはインゴベルト達に話を通した上で、改めてもうライマに残るとしたアッシュ達を自由にしないことについてを話し合った。インゴベルトは辛そうにはしていたがやはりナタリアがアッシュに嫌われないために臆病でありながら、ルークを無自覚に攻撃をしているといった事に関してを矯正なんかまず出来ないと見てだ。
その為にナタリアは度々ルークに会えないかだとかせめて手紙だけでもといった懇願を向けてきたが、それらは全部一蹴していった。そして勿論といったようにアッシュが何故ナタリアの為にそうしないのかと言ってきたが、ナタリア当人にはそうしないがルークの名を聞いただけで怒りを覚えて八つ当たりのように周りに当たり散らすお前の存在があるからそうさせないし、もしこれ以上言うならまたシュザンヌ夫人の元に引き立てて今の話をさせる・・・というようにピオニーから言われたアッシュは、ただただ苦悶の表情を浮かべて下がるしかなかった。国王はピオニーに譲ると発表して手紙の届くまでの間で既に一度怒りを爆発させてナタリアと共にシュザンヌの元に引き立てられ、さめざめ涙を流されてしまっていた事によりアッシュとしてもまたあんなことを母上にさせたくないという気持ちを流石に抱いた為に。
だからこそシュザンヌの元に引き立てるという言葉は何よりアッシュに強く響き、引かざるを得ないという結果になるのだがそんな光景を見た後で改めてナタリアをピオニーは呼び出し、もうルーク関連の事は絶対に言うなとは言わないが、アッシュの周りではもう言葉にもせず態度にも表すなと命令を下した。俺達はアッシュの態度もあってもう何かが無ければルークのことを言うようにしないようにしているが、それをそちらの態度や発言からルークを思い出させるようなことをされてもかなわないというのもだが、毎度毎度シュザンヌ夫人の元に引き立てるようなことで収めようとするのは夫人の負担にもなるから止めてほしいと。
そういったように言われてナタリアもシュザンヌが泣いた場面を見たこともそうだが、今度は自分がそうさせてしまうのではないかということにそうしますと細い声で答えるしかなかった。ナタリアとしてもシュザンヌを悲しませたい訳ではないし、アッシュが怒りを浮かばせるのが自分がきっかけになるのは避けたいと思う形でだ。
・・・一応はアッシュとナタリアの問題に関しては表向きは解決した。そこに関しては一先ずといって済ませられる問題ではないし混乱や不安材料は残っているが、それでも表向きには済ませる事は出来た。だが二人の心の中や周りの状況から安穏と出来る物ではなくなった上で、後にハッキリとナタリアが妊娠したと確定した事でもう二人は子どもの為にももう大人しくしなければならないということになった。もう身重な身となったナタリアの事を考えれば下手にはしゃいだ行動は取れないと。
そしてそんな二人とは対象的にルークはジェイド達と共に時折来るようになったかつてのアドリビトムメンバー達と交流していき、次第に元気を取り戻していくと共に考え方を少しづつ変えていった上でアッシュと揃いだった長い髪をバッサリと切り捨てた。もう遠くない未来でジェイド達がライマに帰れば一人で生きていく事になるんだから、甘えるようなことをしないためにも決意をするという形でだ。
そんなルークにかつての面々も笑顔を浮かべ、度々アドリビトムに来てはルークと交流していった。かつては仲間として見ていたアッシュとナタリアの事はもう完全に過去の存在とし、そこについてはもうルークには聞かせないようにと・・・
END
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そんな中でライマの本国では決まった事についてを明かしてそれに沿うように動いていく事になるのだが、ジェイドから出された手紙を受けたピオニーはインゴベルト達に話を通した上で、改めてもうライマに残るとしたアッシュ達を自由にしないことについてを話し合った。インゴベルトは辛そうにはしていたがやはりナタリアがアッシュに嫌われないために臆病でありながら、ルークを無自覚に攻撃をしているといった事に関してを矯正なんかまず出来ないと見てだ。
その為にナタリアは度々ルークに会えないかだとかせめて手紙だけでもといった懇願を向けてきたが、それらは全部一蹴していった。そして勿論といったようにアッシュが何故ナタリアの為にそうしないのかと言ってきたが、ナタリア当人にはそうしないがルークの名を聞いただけで怒りを覚えて八つ当たりのように周りに当たり散らすお前の存在があるからそうさせないし、もしこれ以上言うならまたシュザンヌ夫人の元に引き立てて今の話をさせる・・・というようにピオニーから言われたアッシュは、ただただ苦悶の表情を浮かべて下がるしかなかった。国王はピオニーに譲ると発表して手紙の届くまでの間で既に一度怒りを爆発させてナタリアと共にシュザンヌの元に引き立てられ、さめざめ涙を流されてしまっていた事によりアッシュとしてもまたあんなことを母上にさせたくないという気持ちを流石に抱いた為に。
だからこそシュザンヌの元に引き立てるという言葉は何よりアッシュに強く響き、引かざるを得ないという結果になるのだがそんな光景を見た後で改めてナタリアをピオニーは呼び出し、もうルーク関連の事は絶対に言うなとは言わないが、アッシュの周りではもう言葉にもせず態度にも表すなと命令を下した。俺達はアッシュの態度もあってもう何かが無ければルークのことを言うようにしないようにしているが、それをそちらの態度や発言からルークを思い出させるようなことをされてもかなわないというのもだが、毎度毎度シュザンヌ夫人の元に引き立てるようなことで収めようとするのは夫人の負担にもなるから止めてほしいと。
そういったように言われてナタリアもシュザンヌが泣いた場面を見たこともそうだが、今度は自分がそうさせてしまうのではないかということにそうしますと細い声で答えるしかなかった。ナタリアとしてもシュザンヌを悲しませたい訳ではないし、アッシュが怒りを浮かばせるのが自分がきっかけになるのは避けたいと思う形でだ。
・・・一応はアッシュとナタリアの問題に関しては表向きは解決した。そこに関しては一先ずといって済ませられる問題ではないし混乱や不安材料は残っているが、それでも表向きには済ませる事は出来た。だが二人の心の中や周りの状況から安穏と出来る物ではなくなった上で、後にハッキリとナタリアが妊娠したと確定した事でもう二人は子どもの為にももう大人しくしなければならないということになった。もう身重な身となったナタリアの事を考えれば下手にはしゃいだ行動は取れないと。
そしてそんな二人とは対象的にルークはジェイド達と共に時折来るようになったかつてのアドリビトムメンバー達と交流していき、次第に元気を取り戻していくと共に考え方を少しづつ変えていった上でアッシュと揃いだった長い髪をバッサリと切り捨てた。もう遠くない未来でジェイド達がライマに帰れば一人で生きていく事になるんだから、甘えるようなことをしないためにも決意をするという形でだ。
そんなルークにかつての面々も笑顔を浮かべ、度々アドリビトムに来てはルークと交流していった。かつては仲間として見ていたアッシュとナタリアの事はもう完全に過去の存在とし、そこについてはもうルークには聞かせないようにと・・・
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