崩壊の後の混同して再生した世界 二冊目

シンク「と言うかセラスはどうしたの?確か一緒に来てたと思うんだけど」

アーカード「セラスにはギルドに連絡をしてもらっている。依頼をされたグループ以外にもまだ別のグループが根城にしている場所が分かったのでな。追加で向かうように出来るかと確認してもらっているのだよ」

ルーク「別のグループ?」

アーカード「先程お前達が話していたことの続きのようなことだが、どうやらここのグループと今話したグループはどうせなら一緒に略奪行為を行う同士となろうと話を進めていたらしい。それでどうせまた同じような依頼を受けて動くくらいなら、今から殺しに行きたいと掛け合ってもらっている所なのだよ」

ルーク「あぁ、まぁ確かにその方が被害も無くなるし後顧の憂いってヤツも無くなるしな」

シンク「まぁそれならギルドの方も動いてくれって言うだろうね。となるとそろそろ・・・」

セラス「マスター!許可取れました~!」

シンク「・・・取れたみたいだね」

ケンシロウ「・・・では行こうか。潰すなら早い内がいい」

アーカード「別にお前達はギルドに戻っても構わんよ。これくらいなら私達だけで十分だ」

ルーク「これくらいならってそもそも何人かかってきてもお前なら別に数とか問題はねぇだろ・・・まぁそれはともかくとして、俺は行くわ。俺らの実力見て一目散に逃げる奴らもこの中にはいたし、討ち漏らしがないようにフォローするよ」

シンク「そうだね。任せてもいいとは思うが乗り掛かった船だし、今度は僕らがサポートに回る番だ」

ケンシロウ「・・・ということだ。俺達も付いていこう」

アーカード「・・・フッ、フッフッフッ・・・クハハハハハ!・・・いいだろう。ならば付いてきたまえ、私が道案内をしよう(自分達の置いてる車の方に向かう)」

シンク「・・・やけに上機嫌になったけど、何かあったの?」

セラス「あ~・・・アジトを襲撃したのはいいんですけど、一方的に蹂躙って形になってそこにいた生き残りが全員が全員何でもするから命だけは助けてくれってマスターがどうするかって聞いた時に揃って言ったんです・・・そこから機嫌が少し悪くなって・・・」

シンク「成程、アーカードらしいとこが出てきたって所か」

ルーク「この辺りはどうしようもないと言うか、人によって差が出来るのは当然だと思うんだけどな。生きてきた環境もそうだし、強く心を持てるかどうかなんてそれこそ人それぞれだと思うしよ」

ケンシロウ「だからこそアーカードはそういった姿や心に惹かれるのだろう・・・稀少でいて会うことが難しいからこそ、より感動する形でな」

シンク「・・・まぁアーカードなららしいとは思うけれど、自分で自分の事を言うのって少しは恥ずかしくないのかい?自画自賛のようなことを言うのってさ」

ケンシロウ「・・・自惚れで言っているわけではない。事実アーカードもそう認めはするだろう・・・自分で言うのに恥ずかしさを感じるのは、自信に確信がないからだ。だからこそ俺には別に恥ずかしさなどない」

ルーク「ふ~ん・・・まぁ自信に確信がありゃ確かに恥ずかしくはないか。自分が間違ってないって分かってりゃ、勘違いだってなる様子もないしよ」

セラス「あの~、そろそろ行きませんか?マスターは自分が案内するみたいに言ってましたけど、私が車を運転しないといけないんで・・・」

シンク「あぁ、そうか。じゃあ行こうか、あまり待たせても良くないしさ」

ケンシロウ「あぁ、行こう」

・・・それで三人はアーカードにセラスの後を付いていき、依頼をこなした・・・悪党達を残らずに殲滅する形で。








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