崩壊の後の混同して再生した世界 二冊目
・・・魔王と依頼をこなしたルーク達はまた別の依頼をこなしつつ、日々を過ごしていった。
‘ドンッ!’
ルーク「・・・くぅ~・・・こんな移動方法があるって聞いた時はマジかって思ったし、実際体験してみるとは思わなかったけどよ・・・本当に無事に着地出来るもんなんだな。大砲から打ち出されて全くの無傷でなんて」
デュラン「な、言った通りだろ?んでこの大砲って移動手段として使えるかどうかだけど・・・」
シンク「大砲屋のオヤジには悪いけど、それは無しだね。色々謎な要素が多いのにこうやってルークが無事に飛ばされて着地する瞬間まで見て一応安全だってのは分かったけど、やっぱり見映えがどうしようもないしもしもの事故ってヤツはどうやったって疑問視されるしさ。着地の瞬間もそうだけど、他の世界の飛行機だとかに飛行物にぶつかるなんて安全性がさ」
デュラン「う~ん、やっぱりダメか・・・オヤジには世話になったから世界規模で大砲屋がしたいって要求に答えれるかって考えたんだけど・・・」
シンク「と言うか安全性もそうだけど、よくも人を大砲に入れてブッ飛ばして目的地に送るなんて考え浮かんだよね。しかもそんなものをあてにして動いてたって言うし」
デュラン「俺だって最初は嫌だったんだよ・・・でもそうしなきゃ目的地に行くことが出来なかったから、すがるしかなかったんだよ」
ルーク「それで大砲に飛ばされるなんてのを選べるってのもすげぇけどな・・・まぁ移動手段じゃなく攻撃手段っつーか、がんじがらめに縛り付けて大砲の中に入れてそいつを目的地なんか関係なくブッ飛ばしてしまう奴もいるみたいだけどな」
シンク「あぁ、なんか聞いたことがあるね。普通に海賊って名乗るんじゃなく、快賊って名乗ってる女の子がそんなこと戦った相手にしてるって」
デュラン「何だそりゃ・・・でも大砲の使い道としちゃ間違ってはいない、のか?・・・何か頭がおかしくなってきた気がするな・・・」
ルーク「安心しろ。普通は大砲を移動手段になんか使わねぇからおかしいのはお前だ」
デュラン「俺がおかしいで確定!?」
シンク「まぁそれはともかくとして・・・改めて聞くけど、着地の際の衝撃を感じたくらいで怪我自体は無いんだよね?内蔵が潰れただとか、骨が折れただとかの感触も無くさ」
ルーク「まぁそりゃな。じゃなきゃこんな普通に喋ってる場合じゃねーだろうし」
デュラン「その辺りは俺の事を信用してくれよ。何度も飛んでるんだしよ」
シンク「念の為の確認はしないとね。一応依頼だしこれ。でも実際あんな大砲でブッ飛ばされて潰れたカエルどころか、血の一滴すら流れない所を見るとどっちかと言ったら魔法の技術の応用辺りが使われてるんじゃないの?僕は門外漢だからどうかはハッキリ言えないけれど、少なくともいくら技術がすごいからって科学技術だけで全部やってたらそれこそ潰れたカエルのような死体しか出来上がらないだろうしさ」
デュラン「そうなのか?・・・まぁそれなら納得かもな。仕掛けがどんな風になってるのかは詳しく聞いたことは無いけど、流石に回転がかかってたから大丈夫だったんだなんて今は思えないからな」
ルーク「ってことはそれで大丈夫だってその時は思ってたって事かよ・・・」
シンク「仮にそれで大丈夫だったとして、それならルークの着地点が酷く抉れるくらいのことは想像しなよ・・・」
大砲慣れしてるデュランの麻痺した感覚に、思わず疲れたように突っ込みを入れる二人であった。
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‘ドンッ!’
ルーク「・・・くぅ~・・・こんな移動方法があるって聞いた時はマジかって思ったし、実際体験してみるとは思わなかったけどよ・・・本当に無事に着地出来るもんなんだな。大砲から打ち出されて全くの無傷でなんて」
デュラン「な、言った通りだろ?んでこの大砲って移動手段として使えるかどうかだけど・・・」
シンク「大砲屋のオヤジには悪いけど、それは無しだね。色々謎な要素が多いのにこうやってルークが無事に飛ばされて着地する瞬間まで見て一応安全だってのは分かったけど、やっぱり見映えがどうしようもないしもしもの事故ってヤツはどうやったって疑問視されるしさ。着地の瞬間もそうだけど、他の世界の飛行機だとかに飛行物にぶつかるなんて安全性がさ」
デュラン「う~ん、やっぱりダメか・・・オヤジには世話になったから世界規模で大砲屋がしたいって要求に答えれるかって考えたんだけど・・・」
シンク「と言うか安全性もそうだけど、よくも人を大砲に入れてブッ飛ばして目的地に送るなんて考え浮かんだよね。しかもそんなものをあてにして動いてたって言うし」
デュラン「俺だって最初は嫌だったんだよ・・・でもそうしなきゃ目的地に行くことが出来なかったから、すがるしかなかったんだよ」
ルーク「それで大砲に飛ばされるなんてのを選べるってのもすげぇけどな・・・まぁ移動手段じゃなく攻撃手段っつーか、がんじがらめに縛り付けて大砲の中に入れてそいつを目的地なんか関係なくブッ飛ばしてしまう奴もいるみたいだけどな」
シンク「あぁ、なんか聞いたことがあるね。普通に海賊って名乗るんじゃなく、快賊って名乗ってる女の子がそんなこと戦った相手にしてるって」
デュラン「何だそりゃ・・・でも大砲の使い道としちゃ間違ってはいない、のか?・・・何か頭がおかしくなってきた気がするな・・・」
ルーク「安心しろ。普通は大砲を移動手段になんか使わねぇからおかしいのはお前だ」
デュラン「俺がおかしいで確定!?」
シンク「まぁそれはともかくとして・・・改めて聞くけど、着地の際の衝撃を感じたくらいで怪我自体は無いんだよね?内蔵が潰れただとか、骨が折れただとかの感触も無くさ」
ルーク「まぁそりゃな。じゃなきゃこんな普通に喋ってる場合じゃねーだろうし」
デュラン「その辺りは俺の事を信用してくれよ。何度も飛んでるんだしよ」
シンク「念の為の確認はしないとね。一応依頼だしこれ。でも実際あんな大砲でブッ飛ばされて潰れたカエルどころか、血の一滴すら流れない所を見るとどっちかと言ったら魔法の技術の応用辺りが使われてるんじゃないの?僕は門外漢だからどうかはハッキリ言えないけれど、少なくともいくら技術がすごいからって科学技術だけで全部やってたらそれこそ潰れたカエルのような死体しか出来上がらないだろうしさ」
デュラン「そうなのか?・・・まぁそれなら納得かもな。仕掛けがどんな風になってるのかは詳しく聞いたことは無いけど、流石に回転がかかってたから大丈夫だったんだなんて今は思えないからな」
ルーク「ってことはそれで大丈夫だってその時は思ってたって事かよ・・・」
シンク「仮にそれで大丈夫だったとして、それならルークの着地点が酷く抉れるくらいのことは想像しなよ・・・」
大砲慣れしてるデュランの麻痺した感覚に、思わず疲れたように突っ込みを入れる二人であった。
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