崩壊の後の混同して再生した世界 二冊目
鬼灯「この様子でしたら、アテナの許可は十分に得られそうですね。あ、勿論謝礼は出しますよ」
マニゴルド「しっかりしてんな、おい・・・つーか俺ばっか忙しいってのも割に合わねぇし、向こうの聖域の蟹座にも手伝わせるか」
ルーク「ん?って言うと、あの瓜二つな顔のやつの事か?」
マニゴルド「あぁ。あいつも蟹座だし、積尸気の技が遣えるのも知ってる・・・この際だ、向こうの聖域からも人を出させてやる・・・!」
シンク「・・・いいのかな、極めて個人的な考えだけれど・・・」
ムウ「いいのではありませんか?デスマスクの役割的にピッタリですし」
ルーク「うおっ!?またいきなり来たな、あんたも・・・」
ムウ「すみません、今回は私がこちらに来る番でしたから・・・デスマスクの件については私からお伝えしておきますよ」
マニゴルド「おう、すまねぇなムウ」
鬼灯「・・・言い出した私が言うのも何ですが、本当によろしいのですか?」
ムウ「構いませんよ。むしろデスマスクの能力を活かすには貴殿方の情報網から活動させた方がいいと思いますし、荒事が少なくなってるからか暇をもて余してる感がありますからね」
マニゴルド「なんだ?同じ蟹座の俺がこんなに働いてんのに、そっちの蟹座はやることがねぇってのかよ?」
ムウ「貴方はそちらの教皇の弟子であることから細々とした役割も言い渡されることが多いようですが、デスマスクはそんなことはないからもっぱら荒事ばかりを担当してきましたからね。この辺りがいい機会ですので、遠慮なくシオンには彼を派遣するように上申しますよ」
マニゴルド「・・・ま、俺の負担が減るんなら何でも構わねぇや。まぁそっちのシオンによろしく言っといてくれ。俺らの未来のシオンじゃねーっつってもシオンはシオンだからな」
ムウ「えぇ、伝えておきますよ」
鬼灯「平行世界の同一存在、ですか・・・一度会ってみたいですね、私も自分自身の同一存在に」
ルーク「・・・何かどうなるのか想像出来ねぇな。あんたの場合」
シンク「確かにそうだけど、一つ気になったことを聞いていいかい?」
鬼灯「何ですか?」
シンク「僕らの世界はあんたらの世界と系統が違うからそっちの歴史については詳しくないけど、他の世界で歴史上の偉人が存在している世界ってあったりするの?時間軸が違うだけの世界もあるくらいなんだしさ」
マニゴルド「おっ、そいつは確かに俺も聞いてみてぇな」
鬼灯「・・・ルークさん達が知らないでマニゴルドさん達が知ってる偉人なら、今とある世界で再び顕現して一般人生活をしてますよ」
ムウ「・・・顕現して一般人生活?誰なんですか、それは?」
鬼灯「釈迦仏陀とイエス=キリストのお二方です」
ムウ、マニゴルド「っ!?」
ルーク「ん?そんなに有名なのか?」
ムウ「有名なんて物ではありませんよ・・・我々の世界でも二大宗教のトップの方々なのですが、まさかそんな方々が・・・」
鬼灯「話を伝え聞いた限りで要約すると、そこの世界で今まで活動してきた分の休暇として下界に降臨して一般人暮らしをすると二人でアパートを借りて共同生活をしているそうです・・・始めにそれを聞いた時には流石に私も驚きましたよ」
マニゴルド「いや、有り得ねぇだろ・・・何でその二人がアパートなんかで共同生活をしてんだよ・・・」
鬼灯「何でもあの世で知り合って仲良くなったそうです。ちなみにその世界ではルシファーにマーラに梵天だったりと、伝説級の存在が普通にお二方付近に現れるそうですよ」
ムウ「・・・何ですか、そのとんでもないカオスな世界は・・・」
シンク「・・・何か逆に僕達は何も知らなくてよかった感じがするね、このリアクションを見ると」
ルーク「だな・・・」
マニゴルドとムウがやけにリアクション疲れをしている様子に、しみじみとそう思わざるを得ない二人であった・・・
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マニゴルド「しっかりしてんな、おい・・・つーか俺ばっか忙しいってのも割に合わねぇし、向こうの聖域の蟹座にも手伝わせるか」
ルーク「ん?って言うと、あの瓜二つな顔のやつの事か?」
マニゴルド「あぁ。あいつも蟹座だし、積尸気の技が遣えるのも知ってる・・・この際だ、向こうの聖域からも人を出させてやる・・・!」
シンク「・・・いいのかな、極めて個人的な考えだけれど・・・」
ムウ「いいのではありませんか?デスマスクの役割的にピッタリですし」
ルーク「うおっ!?またいきなり来たな、あんたも・・・」
ムウ「すみません、今回は私がこちらに来る番でしたから・・・デスマスクの件については私からお伝えしておきますよ」
マニゴルド「おう、すまねぇなムウ」
鬼灯「・・・言い出した私が言うのも何ですが、本当によろしいのですか?」
ムウ「構いませんよ。むしろデスマスクの能力を活かすには貴殿方の情報網から活動させた方がいいと思いますし、荒事が少なくなってるからか暇をもて余してる感がありますからね」
マニゴルド「なんだ?同じ蟹座の俺がこんなに働いてんのに、そっちの蟹座はやることがねぇってのかよ?」
ムウ「貴方はそちらの教皇の弟子であることから細々とした役割も言い渡されることが多いようですが、デスマスクはそんなことはないからもっぱら荒事ばかりを担当してきましたからね。この辺りがいい機会ですので、遠慮なくシオンには彼を派遣するように上申しますよ」
マニゴルド「・・・ま、俺の負担が減るんなら何でも構わねぇや。まぁそっちのシオンによろしく言っといてくれ。俺らの未来のシオンじゃねーっつってもシオンはシオンだからな」
ムウ「えぇ、伝えておきますよ」
鬼灯「平行世界の同一存在、ですか・・・一度会ってみたいですね、私も自分自身の同一存在に」
ルーク「・・・何かどうなるのか想像出来ねぇな。あんたの場合」
シンク「確かにそうだけど、一つ気になったことを聞いていいかい?」
鬼灯「何ですか?」
シンク「僕らの世界はあんたらの世界と系統が違うからそっちの歴史については詳しくないけど、他の世界で歴史上の偉人が存在している世界ってあったりするの?時間軸が違うだけの世界もあるくらいなんだしさ」
マニゴルド「おっ、そいつは確かに俺も聞いてみてぇな」
鬼灯「・・・ルークさん達が知らないでマニゴルドさん達が知ってる偉人なら、今とある世界で再び顕現して一般人生活をしてますよ」
ムウ「・・・顕現して一般人生活?誰なんですか、それは?」
鬼灯「釈迦仏陀とイエス=キリストのお二方です」
ムウ、マニゴルド「っ!?」
ルーク「ん?そんなに有名なのか?」
ムウ「有名なんて物ではありませんよ・・・我々の世界でも二大宗教のトップの方々なのですが、まさかそんな方々が・・・」
鬼灯「話を伝え聞いた限りで要約すると、そこの世界で今まで活動してきた分の休暇として下界に降臨して一般人暮らしをすると二人でアパートを借りて共同生活をしているそうです・・・始めにそれを聞いた時には流石に私も驚きましたよ」
マニゴルド「いや、有り得ねぇだろ・・・何でその二人がアパートなんかで共同生活をしてんだよ・・・」
鬼灯「何でもあの世で知り合って仲良くなったそうです。ちなみにその世界ではルシファーにマーラに梵天だったりと、伝説級の存在が普通にお二方付近に現れるそうですよ」
ムウ「・・・何ですか、そのとんでもないカオスな世界は・・・」
シンク「・・・何か逆に僕達は何も知らなくてよかった感じがするね、このリアクションを見ると」
ルーク「だな・・・」
マニゴルドとムウがやけにリアクション疲れをしている様子に、しみじみとそう思わざるを得ない二人であった・・・
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