崩壊の後の混同して再生した世界 二冊目

C.C.がキャラにないドジっ娘属性を発揮した会話から夜が明けた。






マニゴルド「よぉ、お前ら」

シンク「あぁ、マニゴルド。何の用だい?」

マニゴルド「お前らの紹介のおかげでこっちの冥界と交渉を無事に済ませることが出来たから伝えに来たんだよ。礼を言いに言ってこいってな」

ルーク「礼?別にそんなもんいいんだけどよ。俺らは幽助を紹介しただけだしよ」

マニゴルド「気にすんな、うちのアテナはそういうのをちゃんとするってだけなんだしよ」

シンク「まぁそういうことなら素直に受け取ってはおくよ」

鬼灯「おかげで助かりました。こちらとしてもマニゴルドさん達の冥界とどう接していいか考えるのが難しかったですからね」

ルーク「うおっ!あんたも来てたのかよ!」

鬼灯「どうも。私も数あるあの世から貴殿方に礼を言うための代表として派遣されてきました。それとマニゴルドさん、貴方が来てくれてありがたく思います」

マニゴルド「えっと・・・俺に何か用でも?」

鬼灯「貴方の能力を見込んでのスカウトです・・・死んだ後もそうですが、生きている間にもこちらからの仕事を請け負ってはくれませんか?勿論そちらの聖域の仕事を優先していただいて構いませんので」

マニゴルド「・・・そんなに手が少ないのか、そっちって?」

鬼灯「そう言うわけではありませんが、貴方のように霊に干渉出来て対処出来る存在は中々いないんです。ですから聖域の方と話をした上でよろしいので、返事をいただいてよろしいでしょうか?」

マニゴルド「・・・わーったよ。一応アテナには話をしとくが、連絡先を教えてくんねーか?どこに連絡すりゃいいか分からねぇしよ」

鬼灯「えぇ、分かりました」

シンク「やけに人気だね、マニゴルド。下手するとこの世界になってからの方がすごく働いてないかい?」

マニゴルド「あー、そんな気がするわ・・・つーか絶対そうだわ・・・」

ルーク「何だかんだ頼りやすいと言うか、頼みやすい空気あるんだよな。マニゴルド」

マニゴルド「あんまりそんなキャラでもねぇはずなんだけどな・・・俺の技とか顔とか発言とか、お世辞抜きに言っても善人ってもんじゃねぇと思うのによ・・・」

鬼灯「そうは言ってもやることはやるタイプだとわかるし、実績があるからこそ皆さんが貴方を頼るのだと思いますよ。現に与えられた仕事を途中でも最初からでも、放棄をするような事はしたことはそうないのではないのですか?余程の事を除いて」

マニゴルド「あ~・・・言われてみりゃ確かにそうだわ・・・つーかやりたくねぇからやらねぇで済ませるとか、余程の事だからやりたくないだなんてそもそもそう言った存在に立ち向かうのが俺らの使命ってヤツなんだしよ・・・」

ルーク「加えて言うと、接すれば接するほど何か口調に態度が気安く接していい奴に思わせる感じがあるんだよな~。アスミタみたいなタイプだとそもそも頼みごと以前に話しかけていいものかどうかすら疑ってしまうしよ」

シンク「その点で、他に自分じゃなくてもこいつは頼みごとだったりを話しかけやすそうだなって空気の人っているの?聖域で」

マニゴルド「あ~・・・アルデバランに童虎にシジフォスか。レグルスは俺らよっか大分下だから除外すっけど、シジフォスは教皇に近い位置にいるからこいつも除外としてアルデバランと童虎と俺の中から誰か選べっつったらジジイの立場なら・・・そりゃ俺になるか、色々立場とか考えっとよ・・・」

ルーク「・・・今度また飯食いにいくか?奢るぞ」

マニゴルド「・・・そうだな。たまには奢られてやるか・・・」

ルークの何とも言いがたそうな雰囲気の誘いにマニゴルドもまた何とも言いがたそうに頷いた・・・自分が一番使いパシリに向いていると感じたも同然だった為に。









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