崩壊の後の混同して再生した世界 二冊目
シンク「しかしまぁ、永遠に生きたいって思う奴って考えてないんだろうね。自分がどんな風になるかってのをいいようにしかさ」
C.C.「それは間違っていないな・・・私も長いこと生きてきてそういった奴には何人も会ってきたが、栄光の未来というヤツを想像しかしていない奴らばかりだった。自分ならこう出来るだとか世界を永遠に支配することが出来るだとかな・・・だが人間の欲望には限りがないと言うが、自らが望む物にそうでない物も併せて全てが手に入ったとしたならもうそこからは栄光なんて輝かしい物は存在しない・・・むしろそれこそ時が経つにつれて永遠の灰色しかない時間が待ち受けているだけだ。全てを手にしたが故に何かを求めることなど考えがつかないばかりか、自分以外のモノが朽ちて果てていく・・・そうやって自分だけが時代に取り残されて、ただ死ぬことも出来ずに存在するしか出来ない時間だけがな」
ルーク「・・・俺からすりゃ本当に恐ろしい限りなんだよな、マジで。ファブレの屋敷にいた頃は暇をもて余してばっかりで屋敷の外がどんなもんだろうか、なんていつも思ってた・・・けどもしそうやって永遠の命を手に入れて世界の全てをそれこそ全部手に入れたとしたなら、昔の俺みたいに外に何かの憧れに楽しみだとかそういった希望なんか持てなくなるんだろうか・・・と思うとよ」
C.C.「外への憧れ、か・・・いいえて妙な例えだな。全てを手にしたと言うなら、極端に言うなら宇宙の端から端まで余すところなく・・・いや、平行世界も含めれば他の世界全ても交えてか。とにかく自分の手の内から外れた世界は無くなるのだから、外への憧れなど持てるはずも無くなるだろうからな」
シンク「そしてそんな存在が最後に望むのが、文字通りの終焉・・・死って訳だ。身を焦がすほどに求めた筈の永遠を終わらせるのがそれしかないって皮肉つきのね」
C.C.「・・・そもそも私は望んで永遠を手に入れたかった訳ではなく、押し付けられた永遠だからな。身を焦がすほどに求めてないんだがな」
ルーク「そんな永遠でも欲しがろうとする奴にとっちゃ垂涎物ってヤツだろ・・・まぁ俺らからしても永遠に死なないなんかゴメンだけどな」
C.C.「何だ?外に出て永遠の命が欲しいなんて思ったことくらいは無いのか?」
ルーク「別にねぇっての。むしろその時は暇で暇で仕方無くて、これが永遠に続くって思ったら多分気が狂ってたかもな」
C.C.「だろうな。外に出れば暇も誤魔化せはするだろうが、お屋敷にずっと強制引きこもりだなんて状況で永遠に生きるなんか私にも耐えられんだろう」
シンク「ピザさえあれば他は何もいらないって言うだろうあんたがそんな風に言うとはね」
C.C.「退屈は人を殺すのさ。肉体的な意味ではなく精神的な意味でな・・・こればかりはピザがあっても私でも無理だろう」
シンク「あんたがそう言うってことは、本当にそうなんだろうね」
ルーク「でもま、そこから解放されるんだろ?元の所の奴らとの折り合いがどうだかは知らねぇけど、これからのギルドの活動はどうするつもりなんだ?」
C.C.「あ・・・」
シンク「・・・もしかして、元の所の奴らのこと忘れてた?」
C.C.「あぁ、今になって思い出した・・・コードはシャルル達にとって今どんな扱いになっているか分からんから、お前達のように後の禍根にならないように動かねば面倒になるかもな」
ルーク「肝心な所で抜けてんな、お前・・・ま、時間はあるんだからそいつらをちゃんとどうにかしてからコードってのヤツはどうにかしろよ。焦って逆恨みされて殺されるなんて結末お前も嫌だろうし、ルルーシュ達に相談してよ」
C.C.「・・・そうするか」
新たな始まりの前に思わぬ足止め・・・だがそれを承知で動かねばならないと承知し、C.C.は仕方無いと動くようにすると頷いた。
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C.C.「それは間違っていないな・・・私も長いこと生きてきてそういった奴には何人も会ってきたが、栄光の未来というヤツを想像しかしていない奴らばかりだった。自分ならこう出来るだとか世界を永遠に支配することが出来るだとかな・・・だが人間の欲望には限りがないと言うが、自らが望む物にそうでない物も併せて全てが手に入ったとしたならもうそこからは栄光なんて輝かしい物は存在しない・・・むしろそれこそ時が経つにつれて永遠の灰色しかない時間が待ち受けているだけだ。全てを手にしたが故に何かを求めることなど考えがつかないばかりか、自分以外のモノが朽ちて果てていく・・・そうやって自分だけが時代に取り残されて、ただ死ぬことも出来ずに存在するしか出来ない時間だけがな」
ルーク「・・・俺からすりゃ本当に恐ろしい限りなんだよな、マジで。ファブレの屋敷にいた頃は暇をもて余してばっかりで屋敷の外がどんなもんだろうか、なんていつも思ってた・・・けどもしそうやって永遠の命を手に入れて世界の全てをそれこそ全部手に入れたとしたなら、昔の俺みたいに外に何かの憧れに楽しみだとかそういった希望なんか持てなくなるんだろうか・・・と思うとよ」
C.C.「外への憧れ、か・・・いいえて妙な例えだな。全てを手にしたと言うなら、極端に言うなら宇宙の端から端まで余すところなく・・・いや、平行世界も含めれば他の世界全ても交えてか。とにかく自分の手の内から外れた世界は無くなるのだから、外への憧れなど持てるはずも無くなるだろうからな」
シンク「そしてそんな存在が最後に望むのが、文字通りの終焉・・・死って訳だ。身を焦がすほどに求めた筈の永遠を終わらせるのがそれしかないって皮肉つきのね」
C.C.「・・・そもそも私は望んで永遠を手に入れたかった訳ではなく、押し付けられた永遠だからな。身を焦がすほどに求めてないんだがな」
ルーク「そんな永遠でも欲しがろうとする奴にとっちゃ垂涎物ってヤツだろ・・・まぁ俺らからしても永遠に死なないなんかゴメンだけどな」
C.C.「何だ?外に出て永遠の命が欲しいなんて思ったことくらいは無いのか?」
ルーク「別にねぇっての。むしろその時は暇で暇で仕方無くて、これが永遠に続くって思ったら多分気が狂ってたかもな」
C.C.「だろうな。外に出れば暇も誤魔化せはするだろうが、お屋敷にずっと強制引きこもりだなんて状況で永遠に生きるなんか私にも耐えられんだろう」
シンク「ピザさえあれば他は何もいらないって言うだろうあんたがそんな風に言うとはね」
C.C.「退屈は人を殺すのさ。肉体的な意味ではなく精神的な意味でな・・・こればかりはピザがあっても私でも無理だろう」
シンク「あんたがそう言うってことは、本当にそうなんだろうね」
ルーク「でもま、そこから解放されるんだろ?元の所の奴らとの折り合いがどうだかは知らねぇけど、これからのギルドの活動はどうするつもりなんだ?」
C.C.「あ・・・」
シンク「・・・もしかして、元の所の奴らのこと忘れてた?」
C.C.「あぁ、今になって思い出した・・・コードはシャルル達にとって今どんな扱いになっているか分からんから、お前達のように後の禍根にならないように動かねば面倒になるかもな」
ルーク「肝心な所で抜けてんな、お前・・・ま、時間はあるんだからそいつらをちゃんとどうにかしてからコードってのヤツはどうにかしろよ。焦って逆恨みされて殺されるなんて結末お前も嫌だろうし、ルルーシュ達に相談してよ」
C.C.「・・・そうするか」
新たな始まりの前に思わぬ足止め・・・だがそれを承知で動かねばならないと承知し、C.C.は仕方無いと動くようにすると頷いた。
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