崩壊の後の混同して再生した世界 二冊目
デュラン達と楽しく話をしたルーク達。そこから数時間後・・・
(夜の人の少なくなったギルドの拠点)
C.C.「・・・ふぅ」
ルーク「何だ?まだ決心がついてねぇって様子だな」
C.C.「・・・ルークか」
シンク「・・・いざとなったら本当に死ぬことに躊躇う、か・・・難儀な物というか、何というかね・・・」
C.C.「・・・私もそう思うよ。コードの継承以外にもこの体からコードを消すことが出来る・・・そう聞いて嬉しいと思えた筈なのに、いざとなってそうじゃなくなると思うと・・・な」
ルーク「ま、なんつーか気持ちは分かるわ・・・今の時間が無くなるって思うと、嫌だっていうか戸惑いは感じちまうよな・・・特にお前の場合は殺されても死なないってアドバンテージがあるってのも大きいから、無理できるってのもあるんだしよ」
C.C.「まぁな・・・私が戦えるのはあくまで自分が死なないからこそのアドバンテージを利用しているのが大きく、それがなくなれば私はお前達より身体能力が大分劣るだけの女に過ぎん・・・昔の私なら死ねるならそれでいいと言っていたのかもしれんが、今の私はそうやって死ぬことが嫌だと思えるようになったんだ・・・」
シンク「無為に死ぬことが嫌・・・気持ちは僕も分かるよ。以前いた所の頃の僕だったら自分がどこで死のうがどうでもいいって思えたんだろうが、今なら簡単に死にたくはないと思うよ。ここにまだまだいたいって思えるからね」
ルーク「つってもいつまでも死なないまんまって訳にもいかないんじゃねーのか?元々のお前の目的はコードってヤツを外すこともあるんだろうし、何より死なないまんまでいたら死ぬ機会ってヤツをまた逃しちまうんじゃないのか?今が楽しいから死にたくないって気持ちは分かるけど、そんなことしてたらまた死ぬのが先伸ばしになるってことも有り得そうだしよ」
C.C.「・・・そうだな。何百年と生きてきて今が一番いいと思える時ではあるが、ここを逃してコードを外すのを躊躇えば私はまた時の流れに取り残される・・・そんなのはごめんだからな」
シンク「それがイヤならいずれ死ぬことも覚悟の上でコードってヤツを外す方法を試してくるんだね。この世界になってようやく外せる所が見つかったのもあるんだろうが、何より普通の命ある存在ってヤツの命は有限なんだ・・・それを思い出せている内にやらなきゃ、また灰色の生ってヤツを享受するような生き方をすることになるよ」
C.C.「分かっているさ・・・だが実年齢が二歳少しと七歳少しにこんなことを言われるとはな」
シンク「年齢の事を切り出す辺り、姿は若くてもやっぱりあんたは何だかんだで生きてきた年月で頭は固くなってるよね」
ルーク「別に若いからこんなことを言ってるとかそういうつもりじゃねぇけど、少なくとも誰かの言葉や助けってのは生きてる奴らには必要になるってことくらいは俺だって十分学んでる。そして何かをしようと選択するのに、歳がどうだとか関係ねぇよ。多分ルルーシュ達に聞いても似たような答えは返ってくるだろうけどな」
C.C.「・・・選択か。確かにここに来たのも選択をした上での物だ。それに言葉に助けか・・・フン、認めたくはないが確かに歳を取って頭が固くなったのかもな・・・分かった。お前達の言葉で決心がついた。近い内にコードを外すように動くようにしよう・・・どうせ死ぬならルルーシュ達にお前達と同じ時を過ごしながら死にたいからな」
ルーク「俺達も含めて、か・・・光栄なこったな、こりゃ」
C.C.の晴れやかな少女らしい笑顔にルークは若干皮肉気味なことを言いながらも、同じような笑顔を浮かべる。仲間の確かな決意を聞いて。
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(夜の人の少なくなったギルドの拠点)
C.C.「・・・ふぅ」
ルーク「何だ?まだ決心がついてねぇって様子だな」
C.C.「・・・ルークか」
シンク「・・・いざとなったら本当に死ぬことに躊躇う、か・・・難儀な物というか、何というかね・・・」
C.C.「・・・私もそう思うよ。コードの継承以外にもこの体からコードを消すことが出来る・・・そう聞いて嬉しいと思えた筈なのに、いざとなってそうじゃなくなると思うと・・・な」
ルーク「ま、なんつーか気持ちは分かるわ・・・今の時間が無くなるって思うと、嫌だっていうか戸惑いは感じちまうよな・・・特にお前の場合は殺されても死なないってアドバンテージがあるってのも大きいから、無理できるってのもあるんだしよ」
C.C.「まぁな・・・私が戦えるのはあくまで自分が死なないからこそのアドバンテージを利用しているのが大きく、それがなくなれば私はお前達より身体能力が大分劣るだけの女に過ぎん・・・昔の私なら死ねるならそれでいいと言っていたのかもしれんが、今の私はそうやって死ぬことが嫌だと思えるようになったんだ・・・」
シンク「無為に死ぬことが嫌・・・気持ちは僕も分かるよ。以前いた所の頃の僕だったら自分がどこで死のうがどうでもいいって思えたんだろうが、今なら簡単に死にたくはないと思うよ。ここにまだまだいたいって思えるからね」
ルーク「つってもいつまでも死なないまんまって訳にもいかないんじゃねーのか?元々のお前の目的はコードってヤツを外すこともあるんだろうし、何より死なないまんまでいたら死ぬ機会ってヤツをまた逃しちまうんじゃないのか?今が楽しいから死にたくないって気持ちは分かるけど、そんなことしてたらまた死ぬのが先伸ばしになるってことも有り得そうだしよ」
C.C.「・・・そうだな。何百年と生きてきて今が一番いいと思える時ではあるが、ここを逃してコードを外すのを躊躇えば私はまた時の流れに取り残される・・・そんなのはごめんだからな」
シンク「それがイヤならいずれ死ぬことも覚悟の上でコードってヤツを外す方法を試してくるんだね。この世界になってようやく外せる所が見つかったのもあるんだろうが、何より普通の命ある存在ってヤツの命は有限なんだ・・・それを思い出せている内にやらなきゃ、また灰色の生ってヤツを享受するような生き方をすることになるよ」
C.C.「分かっているさ・・・だが実年齢が二歳少しと七歳少しにこんなことを言われるとはな」
シンク「年齢の事を切り出す辺り、姿は若くてもやっぱりあんたは何だかんだで生きてきた年月で頭は固くなってるよね」
ルーク「別に若いからこんなことを言ってるとかそういうつもりじゃねぇけど、少なくとも誰かの言葉や助けってのは生きてる奴らには必要になるってことくらいは俺だって十分学んでる。そして何かをしようと選択するのに、歳がどうだとか関係ねぇよ。多分ルルーシュ達に聞いても似たような答えは返ってくるだろうけどな」
C.C.「・・・選択か。確かにここに来たのも選択をした上での物だ。それに言葉に助けか・・・フン、認めたくはないが確かに歳を取って頭が固くなったのかもな・・・分かった。お前達の言葉で決心がついた。近い内にコードを外すように動くようにしよう・・・どうせ死ぬならルルーシュ達にお前達と同じ時を過ごしながら死にたいからな」
ルーク「俺達も含めて、か・・・光栄なこったな、こりゃ」
C.C.の晴れやかな少女らしい笑顔にルークは若干皮肉気味なことを言いながらも、同じような笑顔を浮かべる。仲間の確かな決意を聞いて。
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