崩壊の後の混同して再生した世界 二冊目
デュラン「でも実際ルーク達の言うとおりだろ?無い物ねだりするより、ルルーシュはルルーシュの出来ることをやって生きていくべきだろうしよ」
ビュウ「そしてそれが何かと言ったら、やはり頭を使っての行動だな」
ルルーシュ「・・・悔しいが、確かにそうだな。俺もナイトメアフレームなど機体に乗れば多少は役立つんだろうが、生身のままで戦えるなんて思うほど無謀ではない。そうなるとやはり頭を使って生きていくしか無いんだろうな」
シンク「適材適所ってヤツだよ。まぁ世の中には生まれがこうだからふんぞり返って気分のままに命令するのが正しいんだって思うやつもいるし、自分は使われる立場にいるべき人間じゃないとか思う奴なんてごまんと溢れてる・・・ルルーシュにとって身体能力がネックなのは思うところになるんだろうが、長所と短所を理解して長所を活かせるように生きていけば十分あんたなら生きていけるさ」
ルルーシュ「・・・済まないな。気を使ってくれてありがとう」
シンク「別にいいよ。それよりさ、折角だしギルドの人間の今後についての企画案でも考えてみない?」
ビュウ「今後の企画案?」
シンク「簡単に言えば引退であったり自分だけの持ち家なんかを買いたいってギルドのメンバーの優遇案さ。生涯現役で老いて尚ますます盛んなんて風に戦うのもいるけれど、そこまでするような気持ちなんて僕やルークの中には無いんだよね。あったとしても多分それに気付くのはもっと先だろうし」
ビュウ「そうだな・・・俺もセンダックやマテライトみたいに死ぬまで現役みたいなことは今となってはあまりやりたくないな。そうするくらいならどこか平和な世界の片隅で人生の最後を過ごしたい」
ルルーシュ「成程・・・ギルドにある程度貢献すれば老後かもしくは退役後に住める場所を格安で譲ってもらうなり買えるようにするなり、か・・・悪くないな。ギルドに所属して得られるメリットが増えればギルドに参加しようと思う者も増えるだろうし、何より自分達があてもなく働き続けるよりはその方が目的も持てる上に俺達自身も安全にその後を暮らせる場所を選べる権限が出てくる・・・これはギルドの上層部にかけあってみる価値は十二分にあるな」
デュラン「何かすごいことになってくな・・・あっ、何ならフォルセナに来てもいいぞ。俺もフォルセナじゃ顔は利くし、何だったら移住先の候補としてよ」
ルーク「あ~、知り合いの所ってのも悪くねぇな。つーかギルドのメンバーの元はここから来たって所に行けるような段取りを組めるようにしてもいいんじゃないか?勿論安全かどうかも考えた上でよ」
ルルーシュ「うむ、悪くない。推薦する人物がいればそれだけスムーズでいて安全に事が運ぶだろうからな。デュラン、もしこの草案が上層部に通ったならフォルセナにその案についてを手紙なりなんなり送ってもらっていいか?」
デュラン「あぁ、いいぜ!」
ビュウ「・・・何となくやる気がわいてきたな・・・移住先が出来るとなれば、俺も国に帰らずに済むかもしれないからな・・・!」
(近くのテーブル)
スザク「・・・何か壮大な事を話してるけど、中身が何となく年齢に見会わない気がする・・・大事な事だってのは分かるんだけどさ、衣食住は・・・」
C.C.「素直に嫌らしいおっさんくさいと言ってやれ。言ってることはマイホームを買おうかどうかを悩んでるいい歳の大人の会話と変わらんぞ」
スザク「ハッキリ言わないでよ、C.C.・・・」
歯に衣着せぬ彼女の言葉にガクリとうなだれるスザクの目に写ったのは、楽しそうに話を進める友達のルルーシュとルーク達の姿だった。
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ビュウ「そしてそれが何かと言ったら、やはり頭を使っての行動だな」
ルルーシュ「・・・悔しいが、確かにそうだな。俺もナイトメアフレームなど機体に乗れば多少は役立つんだろうが、生身のままで戦えるなんて思うほど無謀ではない。そうなるとやはり頭を使って生きていくしか無いんだろうな」
シンク「適材適所ってヤツだよ。まぁ世の中には生まれがこうだからふんぞり返って気分のままに命令するのが正しいんだって思うやつもいるし、自分は使われる立場にいるべき人間じゃないとか思う奴なんてごまんと溢れてる・・・ルルーシュにとって身体能力がネックなのは思うところになるんだろうが、長所と短所を理解して長所を活かせるように生きていけば十分あんたなら生きていけるさ」
ルルーシュ「・・・済まないな。気を使ってくれてありがとう」
シンク「別にいいよ。それよりさ、折角だしギルドの人間の今後についての企画案でも考えてみない?」
ビュウ「今後の企画案?」
シンク「簡単に言えば引退であったり自分だけの持ち家なんかを買いたいってギルドのメンバーの優遇案さ。生涯現役で老いて尚ますます盛んなんて風に戦うのもいるけれど、そこまでするような気持ちなんて僕やルークの中には無いんだよね。あったとしても多分それに気付くのはもっと先だろうし」
ビュウ「そうだな・・・俺もセンダックやマテライトみたいに死ぬまで現役みたいなことは今となってはあまりやりたくないな。そうするくらいならどこか平和な世界の片隅で人生の最後を過ごしたい」
ルルーシュ「成程・・・ギルドにある程度貢献すれば老後かもしくは退役後に住める場所を格安で譲ってもらうなり買えるようにするなり、か・・・悪くないな。ギルドに所属して得られるメリットが増えればギルドに参加しようと思う者も増えるだろうし、何より自分達があてもなく働き続けるよりはその方が目的も持てる上に俺達自身も安全にその後を暮らせる場所を選べる権限が出てくる・・・これはギルドの上層部にかけあってみる価値は十二分にあるな」
デュラン「何かすごいことになってくな・・・あっ、何ならフォルセナに来てもいいぞ。俺もフォルセナじゃ顔は利くし、何だったら移住先の候補としてよ」
ルーク「あ~、知り合いの所ってのも悪くねぇな。つーかギルドのメンバーの元はここから来たって所に行けるような段取りを組めるようにしてもいいんじゃないか?勿論安全かどうかも考えた上でよ」
ルルーシュ「うむ、悪くない。推薦する人物がいればそれだけスムーズでいて安全に事が運ぶだろうからな。デュラン、もしこの草案が上層部に通ったならフォルセナにその案についてを手紙なりなんなり送ってもらっていいか?」
デュラン「あぁ、いいぜ!」
ビュウ「・・・何となくやる気がわいてきたな・・・移住先が出来るとなれば、俺も国に帰らずに済むかもしれないからな・・・!」
(近くのテーブル)
スザク「・・・何か壮大な事を話してるけど、中身が何となく年齢に見会わない気がする・・・大事な事だってのは分かるんだけどさ、衣食住は・・・」
C.C.「素直に嫌らしいおっさんくさいと言ってやれ。言ってることはマイホームを買おうかどうかを悩んでるいい歳の大人の会話と変わらんぞ」
スザク「ハッキリ言わないでよ、C.C.・・・」
歯に衣着せぬ彼女の言葉にガクリとうなだれるスザクの目に写ったのは、楽しそうに話を進める友達のルルーシュとルーク達の姿だった。
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