崩壊の後の混同して再生した世界 二冊目
ナタリア「っ、い、今ここで二人を捕らえることが出来れば・・・!」
シンク「後は任せていいかい、大佐殿?」
ジェイド「えぇ、ではご健勝で」
ルーク「おう、んじゃな(キメラの翼を放り投げ、シンクと共に一瞬で飛び去る)」
ナタリア「あっ・・・逃げられ・・・!」
ジェイド「これも外の世界の技術か道具の効果、と言うことですか」
ナタリア「ちょっと!貴方のせいで逃げられましたわよ!」
ジェイド「・・・本当に逃げ出す前に捕らえればどうにかなると思っていたのですか?その程度でギルドが誤魔化せると思っていたのでしたら、大間違いですよ」
ナタリア「え・・・?」
ジェイド「ナタリア様は単に口約束程度で本人が発言出来なくともこちらが報告の手紙なりを送ればギルドを騙せるとでも考えていたのかもしれませんが、外の世界の技術はそんな生易しい物ではありませんしメンバー自体も相当な実力者が揃っているそうで・・・下手に誤魔化したり嘘などついたり、ましてや開き直って彼らを殺すことの何が悪いといったような事を言ってしまえば即座にバレてさっき言ったような事になっていたでしょうね」
ナタリア「なっ・・・そ、そこまでギルドとはすごいのですか・・・!?」
ジェイド「実際に拠点に行っただけでもそれだけの物があると分かりましたが、却って彼らがさっさと拠点に戻ったのが良かったですね・・・そうでなければそれこそ、さっき言ったようなことになりかねませんでしたよ」
ナタリア「・・・っ!」
ジェイド「・・・と言うわけです。後はルーク様にも説明をした上でオールドラント領に戻りましょう。ただルーク様の説得に関してはナタリア様、お願い致します。私が話をしても知ったことかで済まされそうですし、貴女の言葉でなければルーク様が聞くとはとても思えません・・・ですので是非お願いします。彼らへの敵対視はともかくとしても、それを行動に移さないようにとの説得は。それで納得していただかなければ・・・ルーク様が依頼など知ったことかと独断で彼らに再び挑みかかり、取り返しのつかない事態になりかねませんのでね」
ナタリア「っ!・・・わ、分かりましたわ・・・」
ジェイド(ふぅ・・・ここまで来てしまえばもう後はどうとでもなります・・・とりあえずこちらはこれで一段落と言った所ですか・・・)
(ギルドの拠点)
ルーク「ふぁ~・・・だるかった~・・・」
シンク「まぁこれで一先ずは決着も着いたし、大丈夫でしょ」
ルーク「だな・・・後はジェイドが言ったようにキムラスカが被験者を縛り付けるように動いてくれりゃどうとでもなるだろうしよ」
シンク「まぁマルクトはともかくとしてキムラスカは僕らに対して恨み辛みは少なからずあるだろうが、他の世界との交流を考えている事を踏まえればそれでも僕らを殺すなんて事と天秤にかけることは出来ないだろうさ。オールドラント領が今求めてるのは預言の代わりになるような心の拠り所もだろうが、何より外の世界の技術だったり情報だろうからね。そういったものがないと発展なんてそうそう簡単には出来やしないだろうしさ」
ルーク「まぁ被験者がそれで諦めるかっていうとそんな気は全くしねぇが、まぁそうなった時は勝手にキムラスカから抜け出てきたってことになるんだろうな」
シンク「その時は遠慮なくボコボコにさせてもらうよ。と言っても殺しちゃ後々に面倒になりかねないから、半殺しにしてキムラスカに引き渡せばいいだろうさ。まぁそんなことにはならないとは思うけどね」
ルーク「ま、後はジェイドもそうだがトロワ達の報告待ちだな・・・これからあいつらがどうなるかはな」
ルークとシンクはニヤリと笑みを浮かべる。アッシュ達がこれからどうなるかの報告が楽しみだと。
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シンク「後は任せていいかい、大佐殿?」
ジェイド「えぇ、ではご健勝で」
ルーク「おう、んじゃな(キメラの翼を放り投げ、シンクと共に一瞬で飛び去る)」
ナタリア「あっ・・・逃げられ・・・!」
ジェイド「これも外の世界の技術か道具の効果、と言うことですか」
ナタリア「ちょっと!貴方のせいで逃げられましたわよ!」
ジェイド「・・・本当に逃げ出す前に捕らえればどうにかなると思っていたのですか?その程度でギルドが誤魔化せると思っていたのでしたら、大間違いですよ」
ナタリア「え・・・?」
ジェイド「ナタリア様は単に口約束程度で本人が発言出来なくともこちらが報告の手紙なりを送ればギルドを騙せるとでも考えていたのかもしれませんが、外の世界の技術はそんな生易しい物ではありませんしメンバー自体も相当な実力者が揃っているそうで・・・下手に誤魔化したり嘘などついたり、ましてや開き直って彼らを殺すことの何が悪いといったような事を言ってしまえば即座にバレてさっき言ったような事になっていたでしょうね」
ナタリア「なっ・・・そ、そこまでギルドとはすごいのですか・・・!?」
ジェイド「実際に拠点に行っただけでもそれだけの物があると分かりましたが、却って彼らがさっさと拠点に戻ったのが良かったですね・・・そうでなければそれこそ、さっき言ったようなことになりかねませんでしたよ」
ナタリア「・・・っ!」
ジェイド「・・・と言うわけです。後はルーク様にも説明をした上でオールドラント領に戻りましょう。ただルーク様の説得に関してはナタリア様、お願い致します。私が話をしても知ったことかで済まされそうですし、貴女の言葉でなければルーク様が聞くとはとても思えません・・・ですので是非お願いします。彼らへの敵対視はともかくとしても、それを行動に移さないようにとの説得は。それで納得していただかなければ・・・ルーク様が依頼など知ったことかと独断で彼らに再び挑みかかり、取り返しのつかない事態になりかねませんのでね」
ナタリア「っ!・・・わ、分かりましたわ・・・」
ジェイド(ふぅ・・・ここまで来てしまえばもう後はどうとでもなります・・・とりあえずこちらはこれで一段落と言った所ですか・・・)
(ギルドの拠点)
ルーク「ふぁ~・・・だるかった~・・・」
シンク「まぁこれで一先ずは決着も着いたし、大丈夫でしょ」
ルーク「だな・・・後はジェイドが言ったようにキムラスカが被験者を縛り付けるように動いてくれりゃどうとでもなるだろうしよ」
シンク「まぁマルクトはともかくとしてキムラスカは僕らに対して恨み辛みは少なからずあるだろうが、他の世界との交流を考えている事を踏まえればそれでも僕らを殺すなんて事と天秤にかけることは出来ないだろうさ。オールドラント領が今求めてるのは預言の代わりになるような心の拠り所もだろうが、何より外の世界の技術だったり情報だろうからね。そういったものがないと発展なんてそうそう簡単には出来やしないだろうしさ」
ルーク「まぁ被験者がそれで諦めるかっていうとそんな気は全くしねぇが、まぁそうなった時は勝手にキムラスカから抜け出てきたってことになるんだろうな」
シンク「その時は遠慮なくボコボコにさせてもらうよ。と言っても殺しちゃ後々に面倒になりかねないから、半殺しにしてキムラスカに引き渡せばいいだろうさ。まぁそんなことにはならないとは思うけどね」
ルーク「ま、後はジェイドもそうだがトロワ達の報告待ちだな・・・これからあいつらがどうなるかはな」
ルークとシンクはニヤリと笑みを浮かべる。アッシュ達がこれからどうなるかの報告が楽しみだと。
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