崩壊の後の混同して再生した世界 二冊目
・・・だがその勢い任せの怒りは仕切り直しに治療の後で行われた二度目の決闘が始まって数分後には消え失せることになった。
アッシュ「・・・ぐ・・・が、ぁっ・・・(手にはもう剣は握られてはおらず、ボコボコの血塗れで立っているのがやっとの状態)」
ルーク「・・・口が開ける程度、死なない程度に殴ってます。降参はいつでもどうぞ?納得出来ないならまだ殴り続けますから、死なない内にね(剣すら握らず、無傷で血にまみれた拳を向ける)」
シンク「それか、ナタリア様からギブアップしてもらっても構いませんよ?こちらが降参することなど一切ありませんから、止めたいならナタリア様が敗北を認めていただくのが手っ取り早い・・・と言うか、貴女が止めねば死ぬまででも戦おうとしますよ。彼は」
ナタリア「っ・・・!?」
ジェイド「ナタリア様、ルーク様を信じるのはよろしいと申し上げたいのですがこれ以上戦っても結果は見えています。ルーク様が耐えていて死なない内に降参を宣言されてください」
ナタリア「な、何を言いますか!今からルークの逆転が・・・!」
アッシュ「がはぁっ・・・!(重いボディーブローが決まり、膝立ちになる)」
ナタリア「あぁっ、ルーク!」
ジェイド「・・・逆転が出来ると信じたいのは構いません。ですが先も言ったように、それでいて目の前に繰り広げられている光景から分かるよう実力差は明白です。それに今膝だちになっているところに剣を抜くに限らず、更に強い攻撃を加えればそれで終わるはずなのにそうしていない・・・この事実が指し示しているのは彼にルーク様を殺す気が本当にないと同時に、本人もしくはナタリア様から降参をさせるためです」
ナタリア「な、何故そんなことを・・・」
ジェイド「先程決闘が一度きりだといったのをナタリア様が不満だと言い、ルーク様も偶然だと結果を認めなかったからでしょう。一撃で意識を刈り取るのが偶然だと片付けられるなら、実力差が分かる形で意識を残しつつ戦うと言った形にすれば問題ないと言ったようにでも考えての結果だと思われます」
ナタリア「だ、だから私が降参を宣言するまでこれが続くと言うのですか・・・?」
ジェイド「私がルーク様の立場でしたらもう降参していますが、当人はいかに傷つけられようが勝つまで止めないとプライドのみで立ち上がっています。ですがプライドのみでどうにかなるならあそこまで一方的にボロボロになりませんが、そのプライドだけで立ち上がり続けるのがいつまで続くか・・・そろそろ致命的なダメージにまで来てもおかしくないと思いますよ」
ナタリア「え・・・で、ですが死なないようにすると・・・」
ジェイド「いくらタフで気持ちがそこに加わっているとは言え、ダメージが蓄積されてタフさを上回れば命は失われます。単純な話ですが・・・だからこそそろそろ危ない」
ナタリア「危ないって、まさか・・・!」
ジェイド「まだ致命的なダメージではないてしょうが、そろそろ危なくなってくる頃です・・・それを承知の上でまだ、戦わせ続けますか?ルーク様は不本意だとかまだやれるとはおっしゃっるでしょうが、今止めねば・・・取り返しのつかない事態を招きかねません」
ナタリア「で、ですがそれではレプリカ達を断罪する機会が・・・!」
ジェイド「・・・その意地で死ぬのは貴女でも向こうの二人でもなく、ルーク様だと考えずの言葉でしたら・・・もう私はお止めしませんよ」
アッシュ「ま、だだ・・・まだ、やれるぞ・・・この、屑が・・・っ!(立ち上がるが、力なくまた膝から崩れ落ちる)」
ナタリア「っ!・・・ま、待ってください!降参致します!ですからもう、ルークに手を上げないでくださいまし!」
アッシュ「ナ、タリ、ア・・・?」
ルーク「・・・終わりか」
シンク「やれやれ、もっと早く言ってほしかったよ」
ナタリアからの口惜しそうでいて悲し気な降参宣言にルークもシンクもようやくかといったように漏らす。この戦いと呼べぬ戦いが終わったことに。
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アッシュ「・・・ぐ・・・が、ぁっ・・・(手にはもう剣は握られてはおらず、ボコボコの血塗れで立っているのがやっとの状態)」
ルーク「・・・口が開ける程度、死なない程度に殴ってます。降参はいつでもどうぞ?納得出来ないならまだ殴り続けますから、死なない内にね(剣すら握らず、無傷で血にまみれた拳を向ける)」
シンク「それか、ナタリア様からギブアップしてもらっても構いませんよ?こちらが降参することなど一切ありませんから、止めたいならナタリア様が敗北を認めていただくのが手っ取り早い・・・と言うか、貴女が止めねば死ぬまででも戦おうとしますよ。彼は」
ナタリア「っ・・・!?」
ジェイド「ナタリア様、ルーク様を信じるのはよろしいと申し上げたいのですがこれ以上戦っても結果は見えています。ルーク様が耐えていて死なない内に降参を宣言されてください」
ナタリア「な、何を言いますか!今からルークの逆転が・・・!」
アッシュ「がはぁっ・・・!(重いボディーブローが決まり、膝立ちになる)」
ナタリア「あぁっ、ルーク!」
ジェイド「・・・逆転が出来ると信じたいのは構いません。ですが先も言ったように、それでいて目の前に繰り広げられている光景から分かるよう実力差は明白です。それに今膝だちになっているところに剣を抜くに限らず、更に強い攻撃を加えればそれで終わるはずなのにそうしていない・・・この事実が指し示しているのは彼にルーク様を殺す気が本当にないと同時に、本人もしくはナタリア様から降参をさせるためです」
ナタリア「な、何故そんなことを・・・」
ジェイド「先程決闘が一度きりだといったのをナタリア様が不満だと言い、ルーク様も偶然だと結果を認めなかったからでしょう。一撃で意識を刈り取るのが偶然だと片付けられるなら、実力差が分かる形で意識を残しつつ戦うと言った形にすれば問題ないと言ったようにでも考えての結果だと思われます」
ナタリア「だ、だから私が降参を宣言するまでこれが続くと言うのですか・・・?」
ジェイド「私がルーク様の立場でしたらもう降参していますが、当人はいかに傷つけられようが勝つまで止めないとプライドのみで立ち上がっています。ですがプライドのみでどうにかなるならあそこまで一方的にボロボロになりませんが、そのプライドだけで立ち上がり続けるのがいつまで続くか・・・そろそろ致命的なダメージにまで来てもおかしくないと思いますよ」
ナタリア「え・・・で、ですが死なないようにすると・・・」
ジェイド「いくらタフで気持ちがそこに加わっているとは言え、ダメージが蓄積されてタフさを上回れば命は失われます。単純な話ですが・・・だからこそそろそろ危ない」
ナタリア「危ないって、まさか・・・!」
ジェイド「まだ致命的なダメージではないてしょうが、そろそろ危なくなってくる頃です・・・それを承知の上でまだ、戦わせ続けますか?ルーク様は不本意だとかまだやれるとはおっしゃっるでしょうが、今止めねば・・・取り返しのつかない事態を招きかねません」
ナタリア「で、ですがそれではレプリカ達を断罪する機会が・・・!」
ジェイド「・・・その意地で死ぬのは貴女でも向こうの二人でもなく、ルーク様だと考えずの言葉でしたら・・・もう私はお止めしませんよ」
アッシュ「ま、だだ・・・まだ、やれるぞ・・・この、屑が・・・っ!(立ち上がるが、力なくまた膝から崩れ落ちる)」
ナタリア「っ!・・・ま、待ってください!降参致します!ですからもう、ルークに手を上げないでくださいまし!」
アッシュ「ナ、タリ、ア・・・?」
ルーク「・・・終わりか」
シンク「やれやれ、もっと早く言ってほしかったよ」
ナタリアからの口惜しそうでいて悲し気な降参宣言にルークもシンクもようやくかといったように漏らす。この戦いと呼べぬ戦いが終わったことに。
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