崩壊の後の再生して混同した世界
ルーク「・・・何で俺らなんだよ。別に絶対俺らじゃなくてもいいだろ。今までの流れだと俺らじゃなくても良さそうだし」
鬼灯「ギルドもそうですが、貴殿方の行動がこの世界においての中立に近いと言えるような形だからです」
シンク「・・・僕達が、中立?」
鬼灯「はい。このギルドの行動はその活躍から多数に認められる一方、よく思わない勢力も多いと聞きます。主に穏便な手段で事態の解決を求める者達であったり、貴殿方の行動により被害を結果的に被った者達などとです・・・そんなギルドの中でも貴殿方二人は精力的に活動し、自らの生い立ちや受けた仕打ちを乗り越えて動いています。手段こそ誰かを殺すことはしますが、他の方と比べても良識的に動く形でです」
シンク「死を裁く立場にいる者からそういった評価をいただけるとは光栄だね・・・それで僕らを一つのモデルケースとしてどうするか決めようって事か。それらを踏まえてって形でね」
鬼灯「そうなりますが、貴殿方の行動が著しく悪い方向へと逸脱した物を取ればそれだけ死んだ後の評価が下がることになります。それでもいいのであればどうぞ誰にはばかることなく悪事を働いてください。その報いを受けていただきますからね」
ルーク「怖いこと言うな・・・けどなんつーか、言葉面だけ聞くとなんか意外な感じがすんだよな。俺は死んだら確実に悪人認定って言うか、地獄行き確定かと思ってたのに何かそんな感じじゃないっぽいのがよ」
シンク「確かにね・・・僕も人の命は多々奪ってきた経緯があるから、死んでも安寧なんか有り得ないと思ってたね」
鬼灯「・・・取り敢えず貴殿方は貴殿方の思うように生きてください。このような言い方をした後で何ですが、貴殿方の生き方を縛るつもりはこちらにはありません。あくまでモデルケースにすると宣言しただけですからね」
シンク「・・・なんかあんた、色々変わってるね。まぁあの世の存在が僕らみたいな生きてる存在と違うと思えば不思議ではないけど」
鬼灯「そうでもありませんよ。モデルケースにすると言った本当の目論見は貴殿方がそれを意識して一定の成果を出すことで、貴殿方にあの世で働いていただく権利を獲得していただく事なんですから」
二人「・・・は?」
鬼灯「いやぁ、こんな世界になったことで色々と人手が足りなくなって困っているんですよ。その点貴殿方なら死んでもちゃんと働いてくれそうですからね」
シンク「・・・前言撤回。やけに現金というか現実的な奴だね」
ルーク「あぁ・・・ただこいつ素と言うか、変な嘘を一切言ってない感じが余計にするんだよな・・・そうする必要がないって思ってんのと、本心から言ってそうなのが何ともよ・・・」
鬼灯「えぇ、本心から言ってますからね・・・あぁそれと私がこうして貴殿方の前に姿を現した理由はまだあって、時折世界の様子を見るためにギルド経由で下界しますのでこれからもよろしくお願いしますね」
ルーク「よろしくお願いしますねって・・・俺達に会うこと前提なのか?」
鬼灯「当然ですよ。モデルケースにすると言ったこともありますが、頼るべき人が幽助君だけでそこに毎回行くのは申し訳ないですからね」
ルーク「・・・なぁシンク、厄介なのに目をつけられたって思うのは俺の気のせいか・・・?」
シンク「僕もそう思うよ・・・」
思いの外マイペースな鬼灯に二人の表情が何とも微妙そうに歪む。鬼灯は二人にとって苦手意識を感じる相手な為に・・・
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鬼灯「ギルドもそうですが、貴殿方の行動がこの世界においての中立に近いと言えるような形だからです」
シンク「・・・僕達が、中立?」
鬼灯「はい。このギルドの行動はその活躍から多数に認められる一方、よく思わない勢力も多いと聞きます。主に穏便な手段で事態の解決を求める者達であったり、貴殿方の行動により被害を結果的に被った者達などとです・・・そんなギルドの中でも貴殿方二人は精力的に活動し、自らの生い立ちや受けた仕打ちを乗り越えて動いています。手段こそ誰かを殺すことはしますが、他の方と比べても良識的に動く形でです」
シンク「死を裁く立場にいる者からそういった評価をいただけるとは光栄だね・・・それで僕らを一つのモデルケースとしてどうするか決めようって事か。それらを踏まえてって形でね」
鬼灯「そうなりますが、貴殿方の行動が著しく悪い方向へと逸脱した物を取ればそれだけ死んだ後の評価が下がることになります。それでもいいのであればどうぞ誰にはばかることなく悪事を働いてください。その報いを受けていただきますからね」
ルーク「怖いこと言うな・・・けどなんつーか、言葉面だけ聞くとなんか意外な感じがすんだよな。俺は死んだら確実に悪人認定って言うか、地獄行き確定かと思ってたのに何かそんな感じじゃないっぽいのがよ」
シンク「確かにね・・・僕も人の命は多々奪ってきた経緯があるから、死んでも安寧なんか有り得ないと思ってたね」
鬼灯「・・・取り敢えず貴殿方は貴殿方の思うように生きてください。このような言い方をした後で何ですが、貴殿方の生き方を縛るつもりはこちらにはありません。あくまでモデルケースにすると宣言しただけですからね」
シンク「・・・なんかあんた、色々変わってるね。まぁあの世の存在が僕らみたいな生きてる存在と違うと思えば不思議ではないけど」
鬼灯「そうでもありませんよ。モデルケースにすると言った本当の目論見は貴殿方がそれを意識して一定の成果を出すことで、貴殿方にあの世で働いていただく権利を獲得していただく事なんですから」
二人「・・・は?」
鬼灯「いやぁ、こんな世界になったことで色々と人手が足りなくなって困っているんですよ。その点貴殿方なら死んでもちゃんと働いてくれそうですからね」
シンク「・・・前言撤回。やけに現金というか現実的な奴だね」
ルーク「あぁ・・・ただこいつ素と言うか、変な嘘を一切言ってない感じが余計にするんだよな・・・そうする必要がないって思ってんのと、本心から言ってそうなのが何ともよ・・・」
鬼灯「えぇ、本心から言ってますからね・・・あぁそれと私がこうして貴殿方の前に姿を現した理由はまだあって、時折世界の様子を見るためにギルド経由で下界しますのでこれからもよろしくお願いしますね」
ルーク「よろしくお願いしますねって・・・俺達に会うこと前提なのか?」
鬼灯「当然ですよ。モデルケースにすると言ったこともありますが、頼るべき人が幽助君だけでそこに毎回行くのは申し訳ないですからね」
ルーク「・・・なぁシンク、厄介なのに目をつけられたって思うのは俺の気のせいか・・・?」
シンク「僕もそう思うよ・・・」
思いの外マイペースな鬼灯に二人の表情が何とも微妙そうに歪む。鬼灯は二人にとって苦手意識を感じる相手な為に・・・
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