崩壊の後の再生して混同した世界
・・・マニゴルド達の要請により幽助と連絡を取り、あの世関連の事について渡りをつけたルーク達。そこから一緒に行くかとマニゴルドに誘われたルーク達だったが、別に興味もなかった為に普通に依頼をこなしながら過ごしていた。
ルーク「・・・なぁ、いいのか?ある程度あの世の事情ってヤツは幽助から聞いちゃいるし、幽助みたいな奴がこの現世って所に来てるのも知ってる・・・でもそれって大抵秘密裏にだったり人に知られないようにだとかであって、幽助除いたらこんな風に姿見せていいようなもんじゃないと思うんだけど・・・」
鬼灯(鬼灯の冷徹より)「問題ありませんよ。幽助君の所のお偉方であるコエンマ様が幽助君をここのメンバーに事情伝えた上でここにいさせると決めたのと同様、うちの閻魔様からも許可が出ましたから」
シンク「にしたって、わざわざトップの補佐官なんて地位にいるような人物が来るとはね・・・」
鬼灯「別に珍しい事ではないんですよ。元々仕事やプライベートで現世にお忍びで降りることはよくやってましたから、今回もその延長線上の事ですからね。まぁうちの閻魔様も含めた上の会合で決まったことですから、そちらは気にする必要はありませんよ。迷惑をかけるつもりもありませんから」
ルーク「それならいいって言いたいけど、わざわざ俺達に会いに来た理由は?」
鬼灯「貴殿方の事を色々と見てみたい・・・そう思ったからです」
シンク「・・・僕達を?」
鬼灯「貴殿方の産まれにどういった人生を歩んできたかについて、失礼ながら色々調べさせていただきました。それでどのようにして、このギルドに来たのかも」
シンク「・・・それで、何が言いたいんだい?僕らが起こしたことはまともな人間じゃないからより一層深い罪になるとか、生きてること自体が間違ってるから今すぐ死ねとかそういったことかい?」
鬼灯「そんなことは言いませんよ。むしろ貴殿方より罪深い人間など探さなくてもそこらじゅう腐るほどいますからね・・・私が言いたいのは、貴殿方が一つのモデルケースになり得ると見ているんです。こんな世界になった中で意志のある者はどう動くのかというモデルケースに」
ルーク「・・・モデルケース?」
鬼灯「要はこんな世界になってしまった上にあの世も色々複雑な形になりましたからね・・・私の元の世界では人殺しは許される物ではないという見方をされますが、他の世界・・・失礼な言い方をしますが、あまり文明の発達してない世界では理由ある人殺しは死後に許されるといった裁定になることが普通といった所が多々あります」
シンク「まぁ生き方に価値観に考え方なんて環境によって変わるもんだし、そこら辺の裁きをどうするかって事を今悩んでるの?あの世って」
鬼灯「その通りです・・・事情に詳しいと聞いているのでそのまま話しますが、出来るだけ現世の人と人の争いは規模さえ大きくなければともかくとして、神々の間もそうですがあの世の間でも争いを避けたいのです。と言ってもあの世の間で困っているのは死者の裁定を主にどうするかなんですが・・・元いた世界にいるならまだそのままでも良かったのですが、貴殿方みたいに自分の元いた世界を離れる方もいますからね。そういった人達をどういった風に裁くか決めなければ色々と決めねばならないのですが、そこでモデルケースが必要なんです」
シンク「・・・僕達で善人か悪人かの裁定をする基準を決めるってこと?」
鬼灯「あくまでモデルケースの一つになっていただくだけですけどね。貴殿方だけを基準にするわけではないとは言っておきます」
シンクの胡散臭げな視線に鬼灯は淡々と返す。無論一組だけで全て決めるはずがないといった様子で。
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ルーク「・・・なぁ、いいのか?ある程度あの世の事情ってヤツは幽助から聞いちゃいるし、幽助みたいな奴がこの現世って所に来てるのも知ってる・・・でもそれって大抵秘密裏にだったり人に知られないようにだとかであって、幽助除いたらこんな風に姿見せていいようなもんじゃないと思うんだけど・・・」
鬼灯(鬼灯の冷徹より)「問題ありませんよ。幽助君の所のお偉方であるコエンマ様が幽助君をここのメンバーに事情伝えた上でここにいさせると決めたのと同様、うちの閻魔様からも許可が出ましたから」
シンク「にしたって、わざわざトップの補佐官なんて地位にいるような人物が来るとはね・・・」
鬼灯「別に珍しい事ではないんですよ。元々仕事やプライベートで現世にお忍びで降りることはよくやってましたから、今回もその延長線上の事ですからね。まぁうちの閻魔様も含めた上の会合で決まったことですから、そちらは気にする必要はありませんよ。迷惑をかけるつもりもありませんから」
ルーク「それならいいって言いたいけど、わざわざ俺達に会いに来た理由は?」
鬼灯「貴殿方の事を色々と見てみたい・・・そう思ったからです」
シンク「・・・僕達を?」
鬼灯「貴殿方の産まれにどういった人生を歩んできたかについて、失礼ながら色々調べさせていただきました。それでどのようにして、このギルドに来たのかも」
シンク「・・・それで、何が言いたいんだい?僕らが起こしたことはまともな人間じゃないからより一層深い罪になるとか、生きてること自体が間違ってるから今すぐ死ねとかそういったことかい?」
鬼灯「そんなことは言いませんよ。むしろ貴殿方より罪深い人間など探さなくてもそこらじゅう腐るほどいますからね・・・私が言いたいのは、貴殿方が一つのモデルケースになり得ると見ているんです。こんな世界になった中で意志のある者はどう動くのかというモデルケースに」
ルーク「・・・モデルケース?」
鬼灯「要はこんな世界になってしまった上にあの世も色々複雑な形になりましたからね・・・私の元の世界では人殺しは許される物ではないという見方をされますが、他の世界・・・失礼な言い方をしますが、あまり文明の発達してない世界では理由ある人殺しは死後に許されるといった裁定になることが普通といった所が多々あります」
シンク「まぁ生き方に価値観に考え方なんて環境によって変わるもんだし、そこら辺の裁きをどうするかって事を今悩んでるの?あの世って」
鬼灯「その通りです・・・事情に詳しいと聞いているのでそのまま話しますが、出来るだけ現世の人と人の争いは規模さえ大きくなければともかくとして、神々の間もそうですがあの世の間でも争いを避けたいのです。と言ってもあの世の間で困っているのは死者の裁定を主にどうするかなんですが・・・元いた世界にいるならまだそのままでも良かったのですが、貴殿方みたいに自分の元いた世界を離れる方もいますからね。そういった人達をどういった風に裁くか決めなければ色々と決めねばならないのですが、そこでモデルケースが必要なんです」
シンク「・・・僕達で善人か悪人かの裁定をする基準を決めるってこと?」
鬼灯「あくまでモデルケースの一つになっていただくだけですけどね。貴殿方だけを基準にするわけではないとは言っておきます」
シンクの胡散臭げな視線に鬼灯は淡々と返す。無論一組だけで全て決めるはずがないといった様子で。
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