崩壊の後の再生して混同した世界
ビュウ「・・・正直、俺は御免だった。あのお姫様と結婚するなんて事になるなんてな。だからこんな世界になって色々知ったことから、その縁談を振り払う為にもこのギルドに参加しているんだ。名目上は他の世界の動向を調べて伝えるためにってな」
あやね「・・・それでそのお姫様は納得してるの?」
ビュウ「さぁな・・・何て言うか賢しらでいて思わせ振りな態度と言葉を使うけれど、そのせいで本心を心から話してるかどうかが俺には分からないんだよ・・・人によってはお前が側にいてやることが何よりいい薬だとか言ってくるのもいたし心が病んだからあぁなったなんて見方もされたが、だからって俺がその為の犠牲になんてなりたくなかったんでな・・・」
幽助「ま、政治だなんだって小難しい話は俺にはわかんねぇが、好きでもねぇ奴に一生一緒にいてやりたいなんて思う気持ちなんかそりゃ出るわけねぇよな。この場合周りがどう言ったってビュウの方が正しいと俺は思うぞ」
シンク「そいつには僕も同感さ。まぁ相手側にも言い分はあるんだろうが、言い分に納得出来ないだとか理解出来ないんなら同じような結果になるのは目に見えてるしね」
あやね「・・・そうね。それでここに来て、気楽にやってるってことなのね」
ビュウ「まぁそうなるけれど・・・こっちに来る時に昔の仲間はほとんど来ないってなったからな。今の俺と一緒にいてくれるのはここのメンバーと昔から共に戦ってくれたドラゴン一匹だけだ」
あやね「ドラゴン?そんなのがいるのも知ってたけど、一緒に戦うってどういうこと?」
ビュウ「俺達の世界じゃドラゴンを飼うことはそれほど珍しい事じゃない。と言っても小さい頃から育てないと人になつかないから、そこはどうしようもないんだが・・・とにかく俺が小さい頃から育ててきた中の一匹でサラマンダーって奴は俺に引き続いてつくことになったんだ。いざという時に元の世界に帰れるようにするためにもな」
あやね「へぇ、そうなんだ・・・ドラゴンに乗るなんて、ファンタジーに感じるわ」
ビュウ「大抵文明が進んでる所の奴はそう言うんだよ。俺達からしたら馬に乗るのとか、そんな感じくらいなんだけどな」
ルーク「俺らも乗せてもらったけど、中々乗り心地はいいぞ。まぁビュウが命令しねぇと乗せちゃくれないんだけどな」
あやね「そうなの・・・」
ビュウ「まぁ機会があれば乗せてもいいぞ。サラマンダーはもう休ませたから今日はもう乗せれないけどな」
あやね「・・・何て言うか、意外と普通に応対してくれるのね貴方。さっきの話を蒸し返すようだけど、あぁいった経験をした人って酷く異性に対して不信的になるって聞いた事があるけど・・・」
ビュウ「・・・単純な話、惚れた腫れたとかの話に意識をするのが嫌なだけだからな。戦場に出れば裏切り者でもない限りは男女関係無く味方か敵か、それしかない。だからそういったことを意識をさせないんなら誰であっても俺は平等に接する・・・それだけのことだ」
ルーク「・・・な?分かったろ?そういったことをあんまり話されたくない奴もいるってことはよ」
あやね「そうね・・・これからは気を付けさせてもらうわ。そういったことを言わないように」
ビュウ「まぁしつこく言わないなら、別に構わないよ。それにさっきも言ったが、たまにはこうやって話をしないと気が滅入るからな・・・考えないように考えないようになんてして口に出さないような状態が続くと、反対に意識ばかりするし」
シンク「あんたも分かるでしょ?忘れたいと思うことほど心に響くし残る、なんて事になりやすいのはさ」
あやね「それは確かにそう思うけど、そう言うって事は貴方達にもそういった経験は・・・あるのよね?」
ルーク「そりゃな。つーかそんな経験がねぇ奴なんてまずいねぇだろうし、いたとしたらそいつは世間に揉まれたことが無いって意味での世間知らず・・・今の俺ならそう思うぜ」
あやね「世間に揉まれたことが無い世間知らず、ね・・・いい表現だわ」
シンク「ま、ここにいる奴らは多かれ少なかれそういった経験はしてるんだ。一々そういったことはここの連中の前じゃ言わない方がいいと思うよ」
あやね「そうね、そうするわ」
ルークとシンクの実感のこもった言葉にあやねは頷く。人には事情があることを再認識する形で・・・
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あやね「・・・それでそのお姫様は納得してるの?」
ビュウ「さぁな・・・何て言うか賢しらでいて思わせ振りな態度と言葉を使うけれど、そのせいで本心を心から話してるかどうかが俺には分からないんだよ・・・人によってはお前が側にいてやることが何よりいい薬だとか言ってくるのもいたし心が病んだからあぁなったなんて見方もされたが、だからって俺がその為の犠牲になんてなりたくなかったんでな・・・」
幽助「ま、政治だなんだって小難しい話は俺にはわかんねぇが、好きでもねぇ奴に一生一緒にいてやりたいなんて思う気持ちなんかそりゃ出るわけねぇよな。この場合周りがどう言ったってビュウの方が正しいと俺は思うぞ」
シンク「そいつには僕も同感さ。まぁ相手側にも言い分はあるんだろうが、言い分に納得出来ないだとか理解出来ないんなら同じような結果になるのは目に見えてるしね」
あやね「・・・そうね。それでここに来て、気楽にやってるってことなのね」
ビュウ「まぁそうなるけれど・・・こっちに来る時に昔の仲間はほとんど来ないってなったからな。今の俺と一緒にいてくれるのはここのメンバーと昔から共に戦ってくれたドラゴン一匹だけだ」
あやね「ドラゴン?そんなのがいるのも知ってたけど、一緒に戦うってどういうこと?」
ビュウ「俺達の世界じゃドラゴンを飼うことはそれほど珍しい事じゃない。と言っても小さい頃から育てないと人になつかないから、そこはどうしようもないんだが・・・とにかく俺が小さい頃から育ててきた中の一匹でサラマンダーって奴は俺に引き続いてつくことになったんだ。いざという時に元の世界に帰れるようにするためにもな」
あやね「へぇ、そうなんだ・・・ドラゴンに乗るなんて、ファンタジーに感じるわ」
ビュウ「大抵文明が進んでる所の奴はそう言うんだよ。俺達からしたら馬に乗るのとか、そんな感じくらいなんだけどな」
ルーク「俺らも乗せてもらったけど、中々乗り心地はいいぞ。まぁビュウが命令しねぇと乗せちゃくれないんだけどな」
あやね「そうなの・・・」
ビュウ「まぁ機会があれば乗せてもいいぞ。サラマンダーはもう休ませたから今日はもう乗せれないけどな」
あやね「・・・何て言うか、意外と普通に応対してくれるのね貴方。さっきの話を蒸し返すようだけど、あぁいった経験をした人って酷く異性に対して不信的になるって聞いた事があるけど・・・」
ビュウ「・・・単純な話、惚れた腫れたとかの話に意識をするのが嫌なだけだからな。戦場に出れば裏切り者でもない限りは男女関係無く味方か敵か、それしかない。だからそういったことを意識をさせないんなら誰であっても俺は平等に接する・・・それだけのことだ」
ルーク「・・・な?分かったろ?そういったことをあんまり話されたくない奴もいるってことはよ」
あやね「そうね・・・これからは気を付けさせてもらうわ。そういったことを言わないように」
ビュウ「まぁしつこく言わないなら、別に構わないよ。それにさっきも言ったが、たまにはこうやって話をしないと気が滅入るからな・・・考えないように考えないようになんてして口に出さないような状態が続くと、反対に意識ばかりするし」
シンク「あんたも分かるでしょ?忘れたいと思うことほど心に響くし残る、なんて事になりやすいのはさ」
あやね「それは確かにそう思うけど、そう言うって事は貴方達にもそういった経験は・・・あるのよね?」
ルーク「そりゃな。つーかそんな経験がねぇ奴なんてまずいねぇだろうし、いたとしたらそいつは世間に揉まれたことが無いって意味での世間知らず・・・今の俺ならそう思うぜ」
あやね「世間に揉まれたことが無い世間知らず、ね・・・いい表現だわ」
シンク「ま、ここにいる奴らは多かれ少なかれそういった経験はしてるんだ。一々そういったことはここの連中の前じゃ言わない方がいいと思うよ」
あやね「そうね、そうするわ」
ルークとシンクの実感のこもった言葉にあやねは頷く。人には事情があることを再認識する形で・・・
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