崩壊の後の再生して混同した世界

・・・性差別の一つの在り方を目にしたルーク達。だが今の彼らにとっては数ある出来事の一つとして片付けられ、また数日が経過した・・・






あやね「・・・へぇ、そんなことが・・・」

ルーク「ま、女のお前ならあっちに行っても気にする必要はねぇだろうから安心して行っていいだろ」

あやね「冗談にしてもやめてほしいわ。そういうことを言うのは・・・そんな殺伐とした所に行く理由なんか私にはないし、お仲間認定されたら上の位置にいる人達に使い潰されるのがオチよ。自分達の世界に元からいた人間じゃない上、忍なら役に立ってこいって無茶言われていずれ命を落とす・・・って感じにね」

シンク「だろうね。危険なことをしなければ道が開けないとしても、上にいる奴らは大抵自分が大事だし思い通りに事を進ませたいとしか考えてない・・・となればあんたみたいな奴は使えれば御の字で、使えなくても綺麗サッパリいなくなればそれで済んで忘れてはいおしまいってのがオチだね」

幽助「ひでぇ話だな。こんな綺麗な姉ちゃんを使い捨てだなんてよ」

あやね「・・・何で別の人がいるのかしら?」

ルーク「ここギルドの拠点で飯食いながら話してんだぞ。そりゃ人もいるし、一緒に話もすんだろ。それとも何か都合が悪かったか?」

あやね「そうね・・・強いて言うならそっちの目がやたらやらしく感じるのだけど、どうにかならない?」

ルーク「俺にじゃなく幽助に言えよ。そういうことは」

あやね「言っても聞かないどころか下手するとチラ見どころじゃなくガン見よ、ガン見。なら誰かに頼むしかないじゃない」

シンク「実力行使してもいいよ。僕らには関係無い事だし」

幽助「へっへっへ・・・久しぶりに天然物の巨乳を揉めるチャンスだから、実力行使でも構わねぇぞ俺は(手をワキワキと楽しそうに動かしている)」

あやね「・・・久しぶりよ、ここまでストレートにイヤらしい目に言葉を向けられるのは。ただもしさっきの会話にあった世界の女性が今の会話どころか、視線だけでセクハラとか訴える・・・最悪の場合は牢獄に繋げるとか有り得そうね」

シンク「だろうね。それこそ下手すりゃそこを歩いてたってだけで気に入らないから牢獄行きになるかもしれないだろうさ。まぁ幽助なら平気で牢獄ぶち破って出てくるだろうけどね」

幽助「牢獄もそうだがISなんて余裕だぜ!」

あやね「・・・本気で言ってる、のよね。幽助は」

ルーク「そりゃな。実力的には多分あやねが余程力隠してなきゃ普通に負けると思うぞ。パンチ一発で地面にでかいクレーター作るくらいだから」

あやね「・・・流石にそんな攻撃出来ないわ。喧嘩を売らなくて良かった、と言った所かしら」

シンク「ま、ここは女ならなんでも許されるなんて甘いところじゃないからね。それに死んだら普通は終わりだ。権力やら何やらを使う暇も無くね・・・あんたもそれは分かるだろ?」

あやね「・・・そうね。死んだら本当にそれまで。ならこうやってイヤらしい目で見られる程度なら耐えてみせるわ、このくらい・・・」

シンク「・・・ねぇ幽助、悪ノリはその辺にしときなよ。流石にわざとって露骨過ぎるし、いい加減端から見てる僕らも何か嫌な気持ちになってきてるしさ」

幽助「おぉワリィワリィ」

シンクに言われて明らかにゲスい顔とワキワキした手を引っ込める幽助・・・流石に空気を読んでの行動だった。










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