崩壊の後の再生して混同した世界

・・・一つの世界の不安が如何なものか・・・それを日常の中で話していたルーク達はある人物達がギルドに来訪したことを知る・・・






ルーク「・・・お~、お帰りか~」

シンク「随分と長い間話してたもんだね・・・それだけ男が自分達の世界からいなくなっていってることが大ダメージになってると感じたんだろうが、あの様子じゃ色好い返事って奴は返ってこなかったようだね」

C.C.「当然だろう、私でも嫌だぞ。あんな世界にいるなんて」

シンク「あんたは別に関係無いんじゃないのかい?女なんだし、むしろ公然と威張れる分悪くない場所じゃないの?」

C.C.「馬鹿を言うな、私も何かを言っていい奴かそうでないかなの区別くらいはつける。面倒な奴を相手に何かを言っても面倒な結果にしかならんのは目に見えているし、お前らには分からんかもしれんが女だけが集まる場なぞ男のみしかいない場所などと比べて遥かに厄介だぞ。自分以外の誰かに対する妬み嫉みは当たり前で、陰湿ないじめは常套手段・・・男がいる内はまだいいかもしれんが、完全に女しかいなくなればいずれは女同士で誰が下だとか派閥はどこだといった話になる・・・そんな所にいるくらいならここにいた方が断然いい」

ルール「ん~・・・この辺りは男と女の考え方の違いって言いたい気持ちもあるけど、C.C.だから言えてる部分あるよな」

シンク「そうだね。大抵の女だったらそんなことしないってやたら猫なで声で言うだろうし」

・・・ギルドの奥の部屋から出てきた女性達の団体の姿を見ながら、ルーク達は軽口で会話する。






さて、今ギルドに来た女性の団体が何なのかと言えば先日デュランと話していた世界の代表者達である。そして何の目的の為かと言えば、自分達の世界から出ていった男達を連れ戻してほしい・・・いや、言葉面を気にしないで言うなら連れ戻せという物であった。

しかし本来なら大抵の依頼を受けるギルドであっても一度自分達で別の場所に送ったのをまたわざわざ戻す手間があるのもそうだが、当人達は散々な扱いを受けて移住することを選んだ身・・・出来るなら元の世界から戻ってくるように手を伸ばされたとしても受けないでほしい。そう被害者の男達から言われたことで、ギルドの方針として被害者達を頼まれたとしても連れ戻さないと決めたのだ。と言っても正義感や同情心からそう決めたのではなく、その世界からまた出たい出したくないといったやり取りが何度も続いて同じような事で堂々巡りになる可能性が高くなることもあることや、あくまでISがあることからの女性優性の姿勢を変えることが出来ないそちらが悪いからこうなった・・・そう示すために男側の主張を優先したのだ。女性側に荷担することはギルドにとって大きな損失になりかねないために。






ルルーシュ「ふぅ・・・」

ダンテ「いや~、まいったまいった・・・crazyな女は嫌いじゃないが、あぁもヒステリックな女は勘弁してもらいたいぜ」

シンク「お疲れ様、二人とも」

ルーク「取り合えず作り置きしといたストロベリーサンデーを持ってきてやるよ。ダンテだけじゃなくルルーシュの分もな」

ルルーシュ「俺の分も・・・?」

ルーク「疲れた時には甘いものって言うだろ?少しでも糖分は取れよ」

ルルーシュ「済まないな、ルーク・・・」

シンク「本当にお疲れのようだね、ルルーシュ・・・まぁダンテがいつもの通りなのはいいとしても、相当だったんだね・・・あの女達と話し合うのは」

ルルーシュ「女は強いというのはよく聞いていたし身を持って知っているという自負はあったが・・・あれはもう女性どころか、同じ人間・・・いや、意志が通じ会える存在と認めたくはなかったぞ・・・あそこまで理屈が通じない、いや会話を交わそうとしない奴らは初めてだった・・・」

シンク「うわ・・・そこまで言っちゃうの・・・?」

ルルーシュの心底からの言葉に思わずドン引くシンク・・・まさかここまでの反応が返ってくるとは思っていなかった為に。










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