崩壊の後の再生して混同した世界
・・・オールドラント領に関する情報の話も終わり、二人はまた依頼をこなすべく動いた。
シンク「・・・はい、これが結果をまとめた資料ね。誤魔化してはいないけど、確かめたいなら今確かめていいよ」
オーキド(ポケモンシリーズより)「いや、ギルドの仕事は正確だと聞いておるし実際におぬしらが外の世界の魔物達を倒した姿を見ていた者達もおる。騙された心配などしておらんよ」
ルーク「まぁそれならいいけど・・・あんたは大変なんだな。こんな世界になっちまって人やポケモンを襲うポケモンになり得ない魔物に悩まされるんだからよ」
オーキド「うむ・・・こんな世界になったからの弊害なんじゃよな・・・」
ルークの言葉にオーキドが何とも言えない疲れた表情を浮かべる。
・・・ポケットモンスター、通称ポケモン。モンスターという名の通り魔物と言えば魔物なのだが、元々いた世界では人々を襲うことなどそうはないばかり、ポケモンを仲間にして使役して戦わせあうポケモンマスター達にとっては切っても切れぬ間柄であり、無くてはならぬ存在である。ポケモンがいなくなればポケモンマスター達は存在意義が無くなる為に。
だがこんな世界になってからポケモン達にとっても、環境は大きく変わった・・・それは外の世界から外敵が入り込んで来ることだ。
シンク「しかしまぁ、本当に独自の進化を遂げてるよね。このポケモンって奴らは。まぁ他にもこんな奴らを全く見なかったって訳じゃなかったけど、大抵は魔物は魔物らしい姿をしてるしさ」
ルーク「オマケに手順を踏んでモンスターボールとやらに入れちまえば、それまで敵対してたのが嘘かってくらいに大人しくなるばかりか仲間になって言うことを聞くってんだ・・・本当に変わってるぜ」
オーキド「それはいいんじゃが、やはりモンスターボールはポケモン専用の代物じゃからな・・・外の世界のモンスターには効かないばかりか、気性が荒いのもあってポケモンを襲うからのう・・・幸いにしてこの世界から出ようとするポケモンは環境が変わるのを嫌がってはいないが、外の世界の魔物はそうじゃないから困るんじゃ・・・」
モンスターボールを手に取り興味深そうに眺めるルークにオーキドはまた一層疲れた表情を浮かべる。
・・・魔物が外の世界に溢れ、食料や居場所を求め別の世界に向かう。そういった状況がよくあるためにオーキドのいる世界にも魔物は来るが、大抵そういった魔物は生存がかかってくるために気性が荒くて人になつくような存在などほとんどいない。
故にそんな魔物が現地民もそうだが、元々の在来種であるポケモンに被害を及ぼす事が多々ある。そういった場合はポケモンは種族によって強さもそうだが個体差もあるし、何より元の居場所を離れようとしない分外の魔物と比べて必死さという狂暴性に差が出る。故に弱いポケモンが犠牲になることが問題になっているのだ。オーキドの世界では。
シンク「まぁ僕らとしちゃ別にこっちに攻撃を仕掛けてこなくて、依頼だってんなら別にモンスターだろうが守ることは守るさ。敵なら遠慮なく叩き潰すだけだからね」
オーキド「わしはポケモンには慣れておるが、魔物には慣れておらんからの・・・そうやって割り切った考えが出来るのは凄いことだと思うんじゃが」
シンク「それこそ慣れだよ。僕の場合は近くにモンスターボールとか使わず魔物と友達って奴がいたから、尚更に慣れてはいるんだけどね」
ルーク「俺からすりゃ殺気だってるかそうでないか程度で、別にそんな変わったもんじゃねぇと思うしな。まぁよくいる女ならポケモンの方を見てカワイイだとかでキャーキャー言って魔物は怖いとか有り得ないとかって言うんだろうが、どっちも魔物には変わりはねぇんだしよ」
オーキド「・・・何かこの二人が特別な気がしてきたのう・・・」
普通の人間にはない経験と考え方にオーキドは複雑な顔を浮かべる。まず普通にない考え方だと分かる為に。
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シンク「・・・はい、これが結果をまとめた資料ね。誤魔化してはいないけど、確かめたいなら今確かめていいよ」
オーキド(ポケモンシリーズより)「いや、ギルドの仕事は正確だと聞いておるし実際におぬしらが外の世界の魔物達を倒した姿を見ていた者達もおる。騙された心配などしておらんよ」
ルーク「まぁそれならいいけど・・・あんたは大変なんだな。こんな世界になっちまって人やポケモンを襲うポケモンになり得ない魔物に悩まされるんだからよ」
オーキド「うむ・・・こんな世界になったからの弊害なんじゃよな・・・」
ルークの言葉にオーキドが何とも言えない疲れた表情を浮かべる。
・・・ポケットモンスター、通称ポケモン。モンスターという名の通り魔物と言えば魔物なのだが、元々いた世界では人々を襲うことなどそうはないばかり、ポケモンを仲間にして使役して戦わせあうポケモンマスター達にとっては切っても切れぬ間柄であり、無くてはならぬ存在である。ポケモンがいなくなればポケモンマスター達は存在意義が無くなる為に。
だがこんな世界になってからポケモン達にとっても、環境は大きく変わった・・・それは外の世界から外敵が入り込んで来ることだ。
シンク「しかしまぁ、本当に独自の進化を遂げてるよね。このポケモンって奴らは。まぁ他にもこんな奴らを全く見なかったって訳じゃなかったけど、大抵は魔物は魔物らしい姿をしてるしさ」
ルーク「オマケに手順を踏んでモンスターボールとやらに入れちまえば、それまで敵対してたのが嘘かってくらいに大人しくなるばかりか仲間になって言うことを聞くってんだ・・・本当に変わってるぜ」
オーキド「それはいいんじゃが、やはりモンスターボールはポケモン専用の代物じゃからな・・・外の世界のモンスターには効かないばかりか、気性が荒いのもあってポケモンを襲うからのう・・・幸いにしてこの世界から出ようとするポケモンは環境が変わるのを嫌がってはいないが、外の世界の魔物はそうじゃないから困るんじゃ・・・」
モンスターボールを手に取り興味深そうに眺めるルークにオーキドはまた一層疲れた表情を浮かべる。
・・・魔物が外の世界に溢れ、食料や居場所を求め別の世界に向かう。そういった状況がよくあるためにオーキドのいる世界にも魔物は来るが、大抵そういった魔物は生存がかかってくるために気性が荒くて人になつくような存在などほとんどいない。
故にそんな魔物が現地民もそうだが、元々の在来種であるポケモンに被害を及ぼす事が多々ある。そういった場合はポケモンは種族によって強さもそうだが個体差もあるし、何より元の居場所を離れようとしない分外の魔物と比べて必死さという狂暴性に差が出る。故に弱いポケモンが犠牲になることが問題になっているのだ。オーキドの世界では。
シンク「まぁ僕らとしちゃ別にこっちに攻撃を仕掛けてこなくて、依頼だってんなら別にモンスターだろうが守ることは守るさ。敵なら遠慮なく叩き潰すだけだからね」
オーキド「わしはポケモンには慣れておるが、魔物には慣れておらんからの・・・そうやって割り切った考えが出来るのは凄いことだと思うんじゃが」
シンク「それこそ慣れだよ。僕の場合は近くにモンスターボールとか使わず魔物と友達って奴がいたから、尚更に慣れてはいるんだけどね」
ルーク「俺からすりゃ殺気だってるかそうでないか程度で、別にそんな変わったもんじゃねぇと思うしな。まぁよくいる女ならポケモンの方を見てカワイイだとかでキャーキャー言って魔物は怖いとか有り得ないとかって言うんだろうが、どっちも魔物には変わりはねぇんだしよ」
オーキド「・・・何かこの二人が特別な気がしてきたのう・・・」
普通の人間にはない経験と考え方にオーキドは複雑な顔を浮かべる。まず普通にない考え方だと分かる為に。
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