崩壊の後の再生して混同した世界
ティア「・・・貴方、なんでそんな風な反応をするの?ガイが折角話をしたというのに・・・」
ルーク「・・・まぁなんつーか、色々まだ納得出来ねぇ部分があるからだよ。その中の一個を言うと、何で俺らの所にお前と一緒に来たのかの目的に経緯をハッキリ聞いてねぇってことだ。特に聞きたくないことを聞かされたって言ってたのに、そんな人の妹で引きこもってたっつってた奴を引き連れてここに来た理由をよ」
ティア「引きこもってって・・・なんでそんなことまで知って・・・!」
シンク「確かにそうだね・・・普通ならそんな人物の妹と一緒になんてまずごめんだってなるだろうし、引きこもってたって言うんならあんたは外に出るようにとは言わずとも、頼まれてこいつを引き連れてここに来たんだろ?・・・兄であるヴァン辺りにさ」
ガイ「・・・あぁ、その通りだ。謡将に頼まれたんだよ、どうにかティアを気晴らしにどこかに連れていってはくれないかとな。それで行くところをどうしようかと思っていた時に、ルークに会いに行こうと思ったんだ」
ルーク「ふ~ん、成程ねぇ・・・」
ガイ「な、何だよその目は・・・まだ俺に何か疑問でもあるのか・・・?」
シンク「多分だけどルークは少なからずこう考えてるんじゃないかい?・・・もうあの人と関係もない筈のガイがあの人の言うことを聞くのか、もしかしてガイとあの人には屋敷で見せてた以上の関係があるから多少不満はあるけど、それを我慢なり何なりして言うことを聞いたんじゃないか・・・ってね」
ガイ「っ・・・!」
ルーク「流石シンク、その通りだ・・・んで、その反応からして答えとしちゃ全くの的外れじゃないっぽいな。あの人との関係についちゃよ」
ガイ「そっ、それは・・・」
ルーク「・・・なぁ、ガイ。あの人からどうにかオールドラント領まで俺だけでも連れ帰って来いとでも言われてここまで来たのか?・・・そうだってんなら絶対お断りだからさっさと帰れ・・・それが俺の答えだ」
ガイ「そっ、それは違う!俺はヴァンにルークを連れて帰って来いなんて言われてない!ただギルドにいるから会いに行きたいなら行けばいいとそう言われてここに来たんだ!」
ルーク「はぁ?」
シンク「・・・あ~、多分こいつの言ってる事は本当だと思うよ。ヴァンの真意は何かって言ったら、こいつの相手をするのが面倒臭いから単に追っ払ったってのが大半だろうね。僕達を連れて帰って来るなんて期待は全くせずさ」
ルーク「んじゃ、あの人の妹を連れてってのは・・・」
シンク「ヴァンからしたら本当に気晴らしをさせたいから一緒に連れて行ってくれって程度で頼んだんだろうさ。いつまでも塞ぎこんでる妹の事を心配するって形でね」
ルーク「ふ~ん・・・ってことは単に強引に連れ出されたから不機嫌、って訳でも無さそうだな」
ティア「それはそうよ・・・貴方達があんなことをしなければオールドラントはあんな風にはならなかった・・・なのに貴方達はこんな形でのうのうと生きている・・・!」
シンク「・・・オールドラントに混乱をもたらした僕らが許せないってことかい?まぁそれが全くの間違いじゃないのは確かさ。現に僕はそうなれと思って色々ぶちまけてルークを連れてあそこを脱出したんだからね・・・でもさ、その大本が誰なのかって事を忘れてそうなあんたには言われたくないね」
ティア「えっ・・・!?」
シンク「だってそうだろ。僕らが造られたのはヴァンの指示で、ルークに至っちゃ死ねとまで言われて・・・その他のイオンの偽者を置くことにしたってそうさ。あいつがフォミクリー技術を用いるようモースに言わなきゃ、導師が死んだその時点で葬式をやってはい終わりで済んだ事態だったんだよ。それをモース共々偽者だからと悪名を着せて、自分は難を逃れておしまい・・・ほら、これだけ聞いてもあんたの兄貴とオマケに大詠師様は何もやってないし、無実だって声高に言えるかい?」
ティア「っ・・・!」
シンクの挑発的な声に怒りを浮かべるも、結局ティアは何も返せずに口をつぐむ。イオンに関してはルーク達の起こした行動の余波みたいな物とは言え、直接的に二人が起こしたことではなく、むしろヴァン達が自分達の為だけに起こしたこと・・・そう知らされた為に。
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ルーク「・・・まぁなんつーか、色々まだ納得出来ねぇ部分があるからだよ。その中の一個を言うと、何で俺らの所にお前と一緒に来たのかの目的に経緯をハッキリ聞いてねぇってことだ。特に聞きたくないことを聞かされたって言ってたのに、そんな人の妹で引きこもってたっつってた奴を引き連れてここに来た理由をよ」
ティア「引きこもってって・・・なんでそんなことまで知って・・・!」
シンク「確かにそうだね・・・普通ならそんな人物の妹と一緒になんてまずごめんだってなるだろうし、引きこもってたって言うんならあんたは外に出るようにとは言わずとも、頼まれてこいつを引き連れてここに来たんだろ?・・・兄であるヴァン辺りにさ」
ガイ「・・・あぁ、その通りだ。謡将に頼まれたんだよ、どうにかティアを気晴らしにどこかに連れていってはくれないかとな。それで行くところをどうしようかと思っていた時に、ルークに会いに行こうと思ったんだ」
ルーク「ふ~ん、成程ねぇ・・・」
ガイ「な、何だよその目は・・・まだ俺に何か疑問でもあるのか・・・?」
シンク「多分だけどルークは少なからずこう考えてるんじゃないかい?・・・もうあの人と関係もない筈のガイがあの人の言うことを聞くのか、もしかしてガイとあの人には屋敷で見せてた以上の関係があるから多少不満はあるけど、それを我慢なり何なりして言うことを聞いたんじゃないか・・・ってね」
ガイ「っ・・・!」
ルーク「流石シンク、その通りだ・・・んで、その反応からして答えとしちゃ全くの的外れじゃないっぽいな。あの人との関係についちゃよ」
ガイ「そっ、それは・・・」
ルーク「・・・なぁ、ガイ。あの人からどうにかオールドラント領まで俺だけでも連れ帰って来いとでも言われてここまで来たのか?・・・そうだってんなら絶対お断りだからさっさと帰れ・・・それが俺の答えだ」
ガイ「そっ、それは違う!俺はヴァンにルークを連れて帰って来いなんて言われてない!ただギルドにいるから会いに行きたいなら行けばいいとそう言われてここに来たんだ!」
ルーク「はぁ?」
シンク「・・・あ~、多分こいつの言ってる事は本当だと思うよ。ヴァンの真意は何かって言ったら、こいつの相手をするのが面倒臭いから単に追っ払ったってのが大半だろうね。僕達を連れて帰って来るなんて期待は全くせずさ」
ルーク「んじゃ、あの人の妹を連れてってのは・・・」
シンク「ヴァンからしたら本当に気晴らしをさせたいから一緒に連れて行ってくれって程度で頼んだんだろうさ。いつまでも塞ぎこんでる妹の事を心配するって形でね」
ルーク「ふ~ん・・・ってことは単に強引に連れ出されたから不機嫌、って訳でも無さそうだな」
ティア「それはそうよ・・・貴方達があんなことをしなければオールドラントはあんな風にはならなかった・・・なのに貴方達はこんな形でのうのうと生きている・・・!」
シンク「・・・オールドラントに混乱をもたらした僕らが許せないってことかい?まぁそれが全くの間違いじゃないのは確かさ。現に僕はそうなれと思って色々ぶちまけてルークを連れてあそこを脱出したんだからね・・・でもさ、その大本が誰なのかって事を忘れてそうなあんたには言われたくないね」
ティア「えっ・・・!?」
シンク「だってそうだろ。僕らが造られたのはヴァンの指示で、ルークに至っちゃ死ねとまで言われて・・・その他のイオンの偽者を置くことにしたってそうさ。あいつがフォミクリー技術を用いるようモースに言わなきゃ、導師が死んだその時点で葬式をやってはい終わりで済んだ事態だったんだよ。それをモース共々偽者だからと悪名を着せて、自分は難を逃れておしまい・・・ほら、これだけ聞いてもあんたの兄貴とオマケに大詠師様は何もやってないし、無実だって声高に言えるかい?」
ティア「っ・・・!」
シンクの挑発的な声に怒りを浮かべるも、結局ティアは何も返せずに口をつぐむ。イオンに関してはルーク達の起こした行動の余波みたいな物とは言え、直接的に二人が起こしたことではなく、むしろヴァン達が自分達の為だけに起こしたこと・・・そう知らされた為に。
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