崩壊の後の再生して混同した世界

・・・ヒムに幽助と普通に会話をしていたルークとシンクの二人。そこに現れた青年が話し掛けてきて、数十分後・・・






ルーク「ウゼェんだよテメェ!俺とお前じゃ何もかも違うって何度言ったらわかんだよ!」

新一(名探偵コナンより)「っ・・・!」

・・・ルークは激怒し、対面している青年の新一は迫力に圧されている。その光景にシンクは近くにいるヒム達のテーブルの方へ向かう。

シンク「・・・あ~あ。何か僕も言いたいことはあったけどあの調子じゃその必要は無さそうだね」

ヒム「・・・あいつすげぇキレてるけど、あんな怒る奴だったか?」

シンク「いや、あそこまではそうは無いね・・・まぁ僕は見たことあるけど、単にあれは相手が地雷を踏んだだけさ。多少踏み込んだくらいなら爆発しない地雷を爆発するまで踏み込むようにね」

幽助「そんな地雷を思いっきり踏み込んでんのか。つーかあいつ頭良さそうなのに、それくらいも分かんなかったのか?」

シンク「頭がいいから分からないってより、倫理観なり正義感ってヤツを優先して発言したんだろうね。あの手のタイプに多いんだよ。僕らのカンに触るヤツは」

優作(名探偵コナンより)「息子が済まない・・・」

シンク「申し訳無いと思ってるんならあんたの息子をさっさと引き取って部屋にでも行きなよ。ルークなら僕がなだめて別のギルドの拠点にでも行くからさ」

優作「いや、新一を止めるのは私にも難しいんだ。君の言うよう正義感や倫理観が強く、言いたいことを言うまで収まらなくてね・・・それに何より、一度認識を改めるにはいい機会だと思っている。彼を怒らせている事に関しては悪いと思うけれどね」

ヒム「認識を改める?」

優作「先程からの話を聞いてはいたが、怒りに圧されているとはいえあそこまでやり込められてる新一は久し振りに見た・・・それに話の内容も、今の新一にはむしろ聞かせなくてはならない物だと思う。だから二人のやり取りが終わるまでこのままにしてもらえないか?」

幽助「・・・どうすんだ、シンク?」

シンク「保護者がそう言ってるんなら別に構わないよ・・・それに、あの手のタイプは一度徹底的に拒否しないと何度も来るだろうしね」

優作「・・・親としてそう言った言葉を聞くと複雑ではあるが、間違ってはいないのがな・・・」

シンクの言葉に苦笑いする優作は二人の言い争いへと再び集中する。

ルーク「お前は正義で俺らが間違ってるって言いてぇんだろ!?だったらとっととここから出ていきゃいいだろ!正しい奴らにとっちゃここは悪の巣窟なんだろうしよ!」

新一「そ、そんなことは言ってねぇ!俺はただ、罪を悔いる事が出来るように犯罪者は殺すんじゃなく捕まえるようにしてほしいって・・・!」

ルーク「そんな綺麗事なんざ何度も言われてきてんだよ!捕まえる側の俺らがどんな危険を負わなきゃならねぇのかなんてのなんざ全く考えてねぇ形でな!なのにテメェらみたいな奴らはそう言ったことを言っても聞いちゃくれねぇし、やれることだって簡単に言ってくる!自分達ならやれる・・・そんな恵まれた環境にいただろうし、そうなってきた奴らばっかりな!」

新一「恵まれた環境、だと・・・お前に何が分かるってんだ!俺がどんだけ苦労してきたのか!!」

ルーク「あぁ分からねぇよ!さっきまでの話を聞く限りじゃ何をしてきたかまではハッキリ分からねぇけど、お前も何か相当の事があったってくらいしか理解出来ねぇ!場合によっちゃ自分もそうだし周りの奴らも全員殺される可能性まであったって事くらいしかな!けどよ・・・だからこそ恵まれてるっつったんだよ!そこに志が同じ仲間がいて、お前の正義ってヤツをぶれる事なく貫ける立場にいたんだからよ!」

新一「っ・・・!?」

ルークの怒声に新一は勢いに圧されただけでなく、どういうことかと戸惑う。何で仲間に正義を貫ける事が恵まれた物になるのか、それが理解出来ないとばかりに。









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