崩壊の後の再生して混同した世界

・・・ヒム達への説明も終わり、またいつものギルドでの生活に戻るルーク達。そして数日後・・・






幽助(幽々白書より)「うーっす、飯頼むわ」

ヒム「ん?あいつ見たことねぇけど、あいつもギルドのメンバーなのか?」

シンク「まぁそうだね。どっちかと言ったらあんたらのように臨時のギルドメンバーって思っといた方がいいかな」

ヒム「どういうことだ?」

ルーク「なんつーか、妖怪とか幽霊って聞いたことあるか?」

ヒム「あ~・・・幽霊はまだ俺のいた世界でも聞いたことはあるけど、妖怪ってなんだ?」

シンク「僕らも詳しい事はそこまで知らないけど、要は姿が見えない事の多い魔物って思えばいいらしいよ。なんでも妖怪って大抵素質がないヤツだと見せようとしない限り、幽霊と同じように見えない物らしいからね」

ヒム「つまりあいつはそのエキスパートって奴なのか?妖怪や幽霊とかのよ」

幽助「そんなもんって思ってくれりゃいいぜ」

ルーク「ん?何だ、聞いてたのか幽助?」

幽助「それもあっけど、飯食う場所探すのと何か新入りと話してんの見たから話し掛けに来た。座っていいか、ここ?」

シンク「別にいいよ。あんたの口から説明をしてもらった方が色々早いし分かることも多いだろうしね」

幽助「そっか。んじゃ座るぜ」

ヒム「・・・こいつがその妖怪だとか幽霊のエキスパートだってのはいいとして、何だってそんな奴がこのギルドにいるんだ?もしかして何かそういった奴らの退治とかってのもやってんのか?」

幽助「まぁそれもあっけど、霊界・・・簡単に言うと死後の世界からの頼みってやつだよ」

ヒム「は?死後の世界?・・・嘘だろ?」

幽助「冗談に思うだろ?でも実際にあんだよ。その死後の世界ってヤツ・・・まぁその死後の世界もこんな世界になったことで、ややこしい事になったらしいけどよ」

ヒム「は?何があったんだよ?」

幽助「簡単に言うと死後の世界も今この星にある世界と一緒で、色々混ざる形で復活したんだよ。そんで妖怪やら幽霊やらどうするのかって霊界の偉い奴らで話し合って、その中で俺がこのギルドに入れって言われたんだよ。その方が色々やりやすいってんでな」

ヒム「・・・いやいや、ちょっと待てよ・・・何か話が大きくなりすぎて、よく分かんなくなってきてんだけど・・・」

ルーク「まぁ最初はそうなるよな、そりゃ。現に俺らも初めに聞いた時は嘘だろとか思ったし・・・」

シンク「でもこっちはこっちで正直助かってるんだよ。依頼の中には幽霊や妖怪をどうにかしてくれなんて依頼もあるから、幽助達が動いてくれなかったらそういった系の依頼は全滅してたろうしね」

ヒム「あ~・・・幽霊や妖怪が見えないし、普通に攻撃しても意味がないからどうしようもないってことか」

ルーク「そうそう。んで基本的に幽助達がそういった依頼をこなすんだよ。俺達でもそういった事は幽助達から色々道具を借りりゃやれないことはないのは実証済みだけど、基本的に俺らの中にはそういった資質があるやつらは少ないし専門家がやった方が色々やりやすいだろうしな」

ヒム「ん~・・・ちなみに俺は幽霊や妖怪ってのに会ったら、見える素質はあると思うか?」

幽助「一回やってみねぇとわかんねぇな。そっちの二人はともかくお前は人間じゃねぇし、見える可能性もあるんじゃねぇか?つっても妖怪はともかく幽霊なんかあんま殴り心地よくねぇし、楽しくもねぇぞ」

ヒム「あ~・・・ならいいわ。どうせやんなら楽しく戦って殴りたいしよ」

シンク「あんたら似た者同士だね。そんなことを言う辺り」

ルーク「だな」

幽助とヒムのやり取りに二人は顔を見合せあう。本当に似ていると。








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