崩壊の後の再生して混同した世界
シンク「その点、あんたらは十分に戦えるし心掛けもここで生きていく分には何の問題もない・・・だから別にいいのさ。ここは使えりゃ人だろうがそれ以外だろうがどうだろうとね」
クロコダイン「それも使える人材が限られているからこそ、か・・・しかしギルドの上の立場にいる者達がよくそんなある意味で大胆な事が出来る物だが、もしやアバン殿のような方ばかりなのか?その者達は」
ルーク「そこは俺達もよく知らねぇんだよ。実際に会ったのも数える程度にしかないし。ただ他のメンバーからもおんなじような感じで言われるのは、一癖も二癖もあるような人物ばかりだって話だよ。まぁこんなある意味じゃ混沌としたギルドを造ろうって集まった面々だからな。あのアバンって人はまだいい人ってくくりには入るだろうけど、ギルドの出資者達に関しちゃ清濁併せ持った考えがあって各々の考えで行動してるだろうから一概に善人とも悪人とも取れない・・・って見ておいた方が無難だぞ」
ヒム「はぁ~・・・なんだよそれ、めんどくせぇなぁ・・・」
シンク「面倒臭いって思うのはまぁ間違いじゃないさ。だから基本的にギルドにいる奴らはそういった事は考えないようにだったり、口にしないようにしてる。それで上の奴らが胡散臭くて信じられないなんて言ったなら、なら止めればいいで済まされる問題だからね。胡散臭かろうがなんだろうがここはこれで成り立ってるんだし、それでもし上の立場にいる人物達を排斥してはいそこから先はその人物達の助けなんか無いけど頑張っていこう・・・なんて言われたって、スポンサーの消えたギルドがいつまで続くかなんて想像に難くないしね」
ラーハルト「だからギルドに所属する面々は上が怪しいなどとは言わん、と言うことか」
ルーク「そういうことだよ。まぁ俺らは何かどっかの国や世界に喧嘩を売れとかそんな無茶に道理のない依頼をされることはないし、辞めるも続けるも自由にやれる立場にある。この辺りは複数の奴らが上にいて縛りを設けすぎるとやりにくくなるからって事からだから、こっちとしても変に上をつついて刺激なんかしたくないんだよ。下手するとここの存続自体に関わってきかねないしな」
ヒム「成程ねぇ・・・ある意味奇跡的なバランスだな、そりゃ」
セラス「私もそう思います。多分そうでも無かったら私達もそうですが、ギルドの大半の面々が所属出来てなかったと思いますからね」
シンク「ま、そんなわけだから変に物を考えすぎる形でここにいない方がいいよ。在り方を変えたいとかここが歪だなんて思って変えようなんて思われたってこっちが迷惑だし、腕に物を言わせてならともかく経済力やらなんやらじゃ一個人か一団体程度で勝てるような規模の面々じゃないしね」
ラーハルト「分かった・・・このギルドでダイ様を探さねばならぬというのに、そんなことをしてまた元の場所に逆戻りなどゴメンだからな」
ヒム「おうよ。それに仮にもここで世話になる身だから、あまり面倒を起こしたくもねぇしよ」
クロコダイン「うむ・・・そういうわけだ。俺達も詳しいことは追求せず、依頼を受ける時は受けてこのギルドの為に動くと約束しよう」
シンク「物分かりが良くて良かったよ・・・まぁ色々と知りたいことがあればギルドの人間に色々聞けばいいさ。愛想がいい奴ばかりって訳じゃないけど、大抵聞けば何でも答えてくれるからさ」
アーカード「私と殺しあいがしたいのであればいつなど聞かず好きな時に仕掛けてきても構わん。お前達相手なら楽しめるだろうからな・・・!」
セラス「止めてくださいマスター!」
まとまりかけた話の流れを一気にぶち壊すアーカードの喜色に満ちた言葉にセラスの渾身の制止がかかり、ヒム達はどこか何とも言い難い空気を滲ませる。これでいいのかと・・・
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クロコダイン「それも使える人材が限られているからこそ、か・・・しかしギルドの上の立場にいる者達がよくそんなある意味で大胆な事が出来る物だが、もしやアバン殿のような方ばかりなのか?その者達は」
ルーク「そこは俺達もよく知らねぇんだよ。実際に会ったのも数える程度にしかないし。ただ他のメンバーからもおんなじような感じで言われるのは、一癖も二癖もあるような人物ばかりだって話だよ。まぁこんなある意味じゃ混沌としたギルドを造ろうって集まった面々だからな。あのアバンって人はまだいい人ってくくりには入るだろうけど、ギルドの出資者達に関しちゃ清濁併せ持った考えがあって各々の考えで行動してるだろうから一概に善人とも悪人とも取れない・・・って見ておいた方が無難だぞ」
ヒム「はぁ~・・・なんだよそれ、めんどくせぇなぁ・・・」
シンク「面倒臭いって思うのはまぁ間違いじゃないさ。だから基本的にギルドにいる奴らはそういった事は考えないようにだったり、口にしないようにしてる。それで上の奴らが胡散臭くて信じられないなんて言ったなら、なら止めればいいで済まされる問題だからね。胡散臭かろうがなんだろうがここはこれで成り立ってるんだし、それでもし上の立場にいる人物達を排斥してはいそこから先はその人物達の助けなんか無いけど頑張っていこう・・・なんて言われたって、スポンサーの消えたギルドがいつまで続くかなんて想像に難くないしね」
ラーハルト「だからギルドに所属する面々は上が怪しいなどとは言わん、と言うことか」
ルーク「そういうことだよ。まぁ俺らは何かどっかの国や世界に喧嘩を売れとかそんな無茶に道理のない依頼をされることはないし、辞めるも続けるも自由にやれる立場にある。この辺りは複数の奴らが上にいて縛りを設けすぎるとやりにくくなるからって事からだから、こっちとしても変に上をつついて刺激なんかしたくないんだよ。下手するとここの存続自体に関わってきかねないしな」
ヒム「成程ねぇ・・・ある意味奇跡的なバランスだな、そりゃ」
セラス「私もそう思います。多分そうでも無かったら私達もそうですが、ギルドの大半の面々が所属出来てなかったと思いますからね」
シンク「ま、そんなわけだから変に物を考えすぎる形でここにいない方がいいよ。在り方を変えたいとかここが歪だなんて思って変えようなんて思われたってこっちが迷惑だし、腕に物を言わせてならともかく経済力やらなんやらじゃ一個人か一団体程度で勝てるような規模の面々じゃないしね」
ラーハルト「分かった・・・このギルドでダイ様を探さねばならぬというのに、そんなことをしてまた元の場所に逆戻りなどゴメンだからな」
ヒム「おうよ。それに仮にもここで世話になる身だから、あまり面倒を起こしたくもねぇしよ」
クロコダイン「うむ・・・そういうわけだ。俺達も詳しいことは追求せず、依頼を受ける時は受けてこのギルドの為に動くと約束しよう」
シンク「物分かりが良くて良かったよ・・・まぁ色々と知りたいことがあればギルドの人間に色々聞けばいいさ。愛想がいい奴ばかりって訳じゃないけど、大抵聞けば何でも答えてくれるからさ」
アーカード「私と殺しあいがしたいのであればいつなど聞かず好きな時に仕掛けてきても構わん。お前達相手なら楽しめるだろうからな・・・!」
セラス「止めてくださいマスター!」
まとまりかけた話の流れを一気にぶち壊すアーカードの喜色に満ちた言葉にセラスの渾身の制止がかかり、ヒム達はどこか何とも言い難い空気を滲ませる。これでいいのかと・・・
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