崩壊の後の再生して混同した世界
・・・元々の依頼を達成して、ギルドの拠点の一つに向かったルーク達。そこでポップは一人ルーラで元の世界に戻り、少しの間待っていた。
ポップ「わりぃな、待たせた」
マァム「って、アバン先生!?いいんですか、カールの国王が女王を置いてカールから出ても!」
アバン(ダイの大冒険より)「ハッハッハ、いいではありませんか!話が終わりましたらすぐに戻りますし、彼女には話は通してますから!」
ルーク「・・・あの人、なんか気さくっていうよりは若干愉快犯っぽい人じゃないか?第一印象だけで言うのもなんだけどよ」
メルル「えぇっと・・・私からは何とも・・・」
ケンシロウ「だが、只者ではないのは確かだ。明るい振る舞いの中に確かに見えるその身のこなしは、戦いに身を置いた人間特有の物・・・ポップ達もそうだが、相当の修羅場をくぐってきたようだな」
アバン「いえいえ、私の実力など今のポップ達に比べれば大した物ではありませんよ!それより実際にこうしてギルドに来れた訳ですが・・・来てみてよかったですよ。こうして異世界の技術であったり人と対面することが出来たのですから」
シンク「・・・国王という立場におられるのですから、外の世界の人間とも会う機会は多少なりともあるのではないのですか?」
アバン「口調は崩していただいても構いませんよ。そちらの方が私としてはやりやすいですからね・・・その辺りは元々私達の世界に魔物がいることが大きいのです。私達の世界にも時々他の世界の方々は来ますが、元の世界から出るだけでも魔物の攻撃により大なり小なり被害を受ける事があるのに更に私達の世界の魔物が来て・・・ですから力を持たない人達との世界との交流はあまり出来ていないんですよ。多分その辺りは貴方達の方が事情的には詳しい筈ですが?」
シンク「まぁそれはね・・・どんな武装に身を固めたって所詮それを操るのは人間さ。だからどうしても犠牲になる人は多くて、他の世界との交流に二の足を踏む世界は多いんだよ。無理に交流する必要はないってね・・・そしてそういった傾向が多いのは、やっぱり元々戦うことに縁のなかった世界さ」
アバン「やはりそういうことなんですか・・・戦うことに縁がない世界であってほしいとは私も思いますが、現実はそう甘くはありませんからね・・・」
ルーク「そりゃな・・・こんな世界であってもそうじゃなくても、人同士で争うことなんてザラにあるってのはよくあることだってのは俺も知ってる・・・それでもまだマシって唯一言えることは、世界同士の間での戦争が起きない事くらいだしな」
アバン「はい・・・そして私もそのような殺伐とした世界にしたくはないと思っています。それがポップ達にダイ君の捜索を任せ、一つの国の王としての役目を任ぜられた私が出来ることだとも」
ケンシロウ「・・・いい目をしている。あんたになら出来るだろう。自分達の世界を守ることは」
アバン「そう言っていただけると嬉しいですね」
ルーク「・・・こんな風な話をしてる時になんだけど、そんな存在がポンポン来るってのもどうかと思うんだが・・・一応ポップには言ったけど、ギルドって敵は多いから危ない所って認識するのが普通だろうし」
アバン「それは大丈夫ですよ、何せポップ達が認めたんですから!それに私自身としても興味深かったからこのギルドに一度来てみたかったんです!」
ルーク「そうなんだ・・・一国の王にしちゃやたらと行動的だな、本当に」
アバン「元々は兵士でしたからね、私は。今も王なんて立場は分不相応だと思っているんですが、周りから女王と結婚するべきだと迫られて・・・」
ポップ「おやおやぁ~?先生は女王様と結婚したくなかったんでぇ~?だったら女王様に言っちゃおうかなぁ~?」
アバン「それは止めてください!私は彼女を愛していますが、そんなことを言われたら今度はこんな風に外に出ることすら許されなくなります!」
シンク「・・・何か、随分俗っぽいねこの王様」
ルーク「生まれた時から王族って訳じゃないから以上に、この人の性質が大きいんだろうな」
やたらとフランクなアバンの姿に、シンクとルークは珍しい物を見るような目を向ける。アバンは今までに会ったことのないタイプの人間な為に。
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ポップ「わりぃな、待たせた」
マァム「って、アバン先生!?いいんですか、カールの国王が女王を置いてカールから出ても!」
アバン(ダイの大冒険より)「ハッハッハ、いいではありませんか!話が終わりましたらすぐに戻りますし、彼女には話は通してますから!」
ルーク「・・・あの人、なんか気さくっていうよりは若干愉快犯っぽい人じゃないか?第一印象だけで言うのもなんだけどよ」
メルル「えぇっと・・・私からは何とも・・・」
ケンシロウ「だが、只者ではないのは確かだ。明るい振る舞いの中に確かに見えるその身のこなしは、戦いに身を置いた人間特有の物・・・ポップ達もそうだが、相当の修羅場をくぐってきたようだな」
アバン「いえいえ、私の実力など今のポップ達に比べれば大した物ではありませんよ!それより実際にこうしてギルドに来れた訳ですが・・・来てみてよかったですよ。こうして異世界の技術であったり人と対面することが出来たのですから」
シンク「・・・国王という立場におられるのですから、外の世界の人間とも会う機会は多少なりともあるのではないのですか?」
アバン「口調は崩していただいても構いませんよ。そちらの方が私としてはやりやすいですからね・・・その辺りは元々私達の世界に魔物がいることが大きいのです。私達の世界にも時々他の世界の方々は来ますが、元の世界から出るだけでも魔物の攻撃により大なり小なり被害を受ける事があるのに更に私達の世界の魔物が来て・・・ですから力を持たない人達との世界との交流はあまり出来ていないんですよ。多分その辺りは貴方達の方が事情的には詳しい筈ですが?」
シンク「まぁそれはね・・・どんな武装に身を固めたって所詮それを操るのは人間さ。だからどうしても犠牲になる人は多くて、他の世界との交流に二の足を踏む世界は多いんだよ。無理に交流する必要はないってね・・・そしてそういった傾向が多いのは、やっぱり元々戦うことに縁のなかった世界さ」
アバン「やはりそういうことなんですか・・・戦うことに縁がない世界であってほしいとは私も思いますが、現実はそう甘くはありませんからね・・・」
ルーク「そりゃな・・・こんな世界であってもそうじゃなくても、人同士で争うことなんてザラにあるってのはよくあることだってのは俺も知ってる・・・それでもまだマシって唯一言えることは、世界同士の間での戦争が起きない事くらいだしな」
アバン「はい・・・そして私もそのような殺伐とした世界にしたくはないと思っています。それがポップ達にダイ君の捜索を任せ、一つの国の王としての役目を任ぜられた私が出来ることだとも」
ケンシロウ「・・・いい目をしている。あんたになら出来るだろう。自分達の世界を守ることは」
アバン「そう言っていただけると嬉しいですね」
ルーク「・・・こんな風な話をしてる時になんだけど、そんな存在がポンポン来るってのもどうかと思うんだが・・・一応ポップには言ったけど、ギルドって敵は多いから危ない所って認識するのが普通だろうし」
アバン「それは大丈夫ですよ、何せポップ達が認めたんですから!それに私自身としても興味深かったからこのギルドに一度来てみたかったんです!」
ルーク「そうなんだ・・・一国の王にしちゃやたらと行動的だな、本当に」
アバン「元々は兵士でしたからね、私は。今も王なんて立場は分不相応だと思っているんですが、周りから女王と結婚するべきだと迫られて・・・」
ポップ「おやおやぁ~?先生は女王様と結婚したくなかったんでぇ~?だったら女王様に言っちゃおうかなぁ~?」
アバン「それは止めてください!私は彼女を愛していますが、そんなことを言われたら今度はこんな風に外に出ることすら許されなくなります!」
シンク「・・・何か、随分俗っぽいねこの王様」
ルーク「生まれた時から王族って訳じゃないから以上に、この人の性質が大きいんだろうな」
やたらとフランクなアバンの姿に、シンクとルークは珍しい物を見るような目を向ける。アバンは今までに会ったことのないタイプの人間な為に。
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