崩壊の後の再生して混同した世界

・・・ギルドにてルルーシュ達と話をした後、静養地として人気の場についての情報を受け取りしばらく休む事を言い渡して拠点を後にした。






ルーク「・・・あ~、大丈夫か?」

モブ女「は、はい・・・ありがとうございます・・・」

シンク「と言うか・・・たまたま僕達がこんな場面に出くわしたからいいものの、なんで荒野にロクに護衛も連れず車で移動してるのさ?普通ギルドに頼むか、出身の世界の軍なり何なりに頼むのが筋と言うか常套手段だろう」

・・・荒野にて、壊れた車とその近くにある魔物の死体達。それらを横にルークとシンクは車を運転していた女と対峙していた。一人で戦う力すら持たない人間が何故こうして荒野に出てきているのかと。

モブ女「だ、大丈夫だと思ってたんです・・・車があれば魔物から逃げ切れるし、荒野と言っても魔物に会うことはあまりないと聞いてたから・・・」

シンク「・・・それで外を甘く見た上で護衛をケチって、このザマってわけか」

ルーク「ま、こうやって俺達に会って命を失わずにすんだだけ運は悪くは無かったんだろうけどな・・・今回はサービスってことにしとくから、しばらく俺達と一緒にいろよ。壊れた車を引き取りに来てもらうのもだが、あんたの迎えが来るまでは護衛するからよ」

モブ女「えっ・・・い、いいんですか・・・?」

シンク「本当なら代金やら手続きは必要なんだが、こういった緊急時にはギルドのメンバーは無償で行動するようにとルールで決まってるんだよ。まぁ似たような事を何度も繰り返すようならブラックリスト入りになった上で代金は後で請求になるけど、今の感じからして助けられたのは初めてみたいだからね。だから遠慮はしなくていいけど、今度からは気をつけるんだね。今回はたまたま僕達が来ただけだからさ」

モブ女「は、はい・・・ありがとうございます!」

ルークとシンクの言葉に笑顔で頭を下げる女性・・・色々と解放された事から、その笑顔は晴れやかな物であった。






・・・それで二人がギルドに連絡を取り近くの拠点から迎えが来るまで、女性と共に過ごす事になった。

モブ女「あ、あの・・・迎えが来るまで、色々と聞いていいですか?」

シンク「まぁ暇だから別にいいけど、何が聞きたいんだい?」

モブ女「・・・こういう言い方は失礼だとは思いましたけど、ギルドに所属している人達って物騒な人達が多いと聞いてました。でも二人はそんなこと無いんですね」

ルーク「物騒ってよりは単に腕が立つ奴らが多くて、集まりやすい環境ってだけなんだけどな」

シンク「そうだよ。だから僕達二人だけが他と違うなんて言うつもりはないし、むしろ依頼者側が守るべき事さえ守ってくれればこっちは横暴な行動に出るつもりはないしね・・・まぁ物騒なのは端から見たらの話だから、どうしようもないんだけどね」

モブ女「そうなんですか・・・」

シンク「まぁ何となくあんたの元々の出身の世界は元々魔物なんて出ないような平和な所なんだろうとは察しがつくよ。魔物を甘く見てたり人じゃないって言っても、魔物を殺す時に目を背けてた時の様子を思い出すとね」

ルーク「まぁそれが悪いって訳じゃねぇけど、そこら辺を割り切れないならこれからはあんまり外の世界に出ないようにするか、ちゃんと誰かに依頼して護衛してもらってからにしろよ。じゃねぇと次やったとしたら、マジで死ぬことになるぞ」

モブ女「・・・はい、分かりました・・・」

二人からの厳しい言葉にたまらず女性はシュンとして、うなだれる・・・否定しようにも事実死にそうになったために、反論など出来るはずもなく。









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