・・・それから数日、デフテロスが仕事にも慣れてソロで仕事に向かったのを確認したルーク達はギルドの拠点でゆっくりしていた。






ＴＯＷ３アンジュ「・・・ごめんなさい、何度も貴方達の所に来て・・・」

シンク「別にいいさ、多分来るだろうとは予測してたし・・・それで、そんな顔をしてるんならいい結果じゃなかったってのも想像はついてるよ」

ＴＯＷ３アンジュ「・・・そうよね、あれだけ言われてもう一度来たんだから・・・」

リカルド「そうじゃなくともそんな顔をしていればいい結果じゃないとは想像はつく」

ＴＯＷ３アンジュ「・・・貴方もいたとは聞いてはいたけれど、こうして実際に会うと何とも言えない気持ちになるわね・・・」

ルーク「気持ちは分からねぇでもねぇけど、あの人に関係する奴らはどうしたんだ？ここにいねぇけど」

ＴＯＷ３アンジュ「・・・今はバンエルティア号で気持ちを落ち着かせてもらっているわ。特にこちらのルークもそうだけど、ティアの動揺は相当に酷くてしばらくゆっくりしてもらわないといけないとアニー達から言われたから・・・」

シンク「席を外してもらってるって訳かい・・・それで、実際にはどんな事があったんだい？オールドラント領じゃさ」

ＴＯＷ３アンジュ「それは今から話すわ・・・」

拠点の中でアドリビトムの代表者であるアンジュと会話をする二人とリカルドは、その時の事を思い出すアンジュの様子を見守る・・・












（回想のダアトにて）

ヴァン「・・・くっ・・・どういうことだ、まさか私のレプリカだとでも言うのか・・・！？」

ＴＯＷ３ヴァン「・・・剣を引け・・・私はレプリカなどではないし、ルークもまたお前の知るルークではない・・・！」

ＴＯＷ３ルーク「せ、師匠・・・！？（斬りかかったヴァンの攻撃を受け止めたＴＯＷ３ヴァンの後ろで震えるＴＯＷ３ルーク）」

リグレット「閣下、剣をお引きください！もしそちらの閣下が本当にレプリカでないというなら・・・そしてそちらのルークが別の世界のルークで、それもレプリカでない上にやんごとなき身分の人物だというなら大問題になります！」

ヴァン「・・・チッ、仕方無い・・・話を聞こう・・・」

ＴＯＷ３ヴァン「・・・少しは冷静になってくれたようだと思いたいが、まずはそちらに聞こう・・・外のギルドで働くルークに聞いたのだが、あちらのルークがアッシュの身代わりの為に造られたレプリカでゴミを見るような目でこちらの私は見捨てた・・・というのは間違いないのか？」

リグレット「・・・それは間違いありません」

ＴＯＷ３ティア「そんなっ！？違う世界のと言っても、兄さんがそんなことを本当にしていたなんて・・・！？」

リグレット「・・・こちらのティアも大体似たような事を言って、今は現実逃避気味にユリアシティにこもっている。兄さんがそんな酷いことをするはずがないと、信じたくないといった様子でな」

ＴＯＷ３ティア「なっ・・・！？」

ＴＯＷ３ヴァン「・・・こちらにもティアはいるが、そちらの私の行動にショックを受けて姿を見せぬと言うことか・・・」

ヴァン「フッ・・・何を他人事のように言っている。お前もまた私と同じく、何か行動を起こそうとしているのだろう。空気で分かるぞ」

ＴＯＷ３ティア「えっ・・・！？」

ＴＯＷ３アッシュ「おいヴァンどういうことだ！？まさかテメェ、コイツと同じように何かロクでもない事を・・・！」

ＴＯＷ３ヴァン「・・・・・・否定は、出来ん・・・」

ＴＯＷ３ナタリア「なっ・・・！？」

ＴＯＷ３アッシュの追求を否定出来ず顔を背けるＴＯＷ３ヴァンの姿に、場に来ているアドリビトムの面々がナタリアを筆頭に絶句した。まさか目の前のヴァンと似たような考えを自分達のヴァンが持っていると思ってなかった為に。













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