崩壊の後の再生して混同した世界
・・・ココと別れ、マニゴルド達先導でルーク達はマニゴルド達の世界へと向かった。
セージ(聖闘士星矢LCより)「・・・成程。デフテロスのギルドへの参加の誘い及び、聖闘士の事を報告に来てくれたと言うことか・・・」
マニゴルド「ま、誘いって気はコイツらには無いみたいですけどね。あくまで俺らに言われたからこっちに話に来ただけらしいんで」
ルーク「こちらに来ればいい環境になるとは言い切れませんから。本人が来たいと思わなければ居心地のいい居場所だと思えない事もありますし、ギルドに所属している人員がいい目で見られないなんてのも普通に有り得ることですので」
ハクレイ(聖闘士星矢LCより)「・・・君達のような身の上の人間が多くいるからか?」
ルーク「否定はしません・・・ギルドに所属しているメンバーは事情がある者が多く、いい感情を持っていない者も多数いますから」
・・・聖闘士の本山、聖域の教皇宮。横にマニゴルドとアルバフィカが付いている中で教皇達と対峙、何人かの黄金聖闘士が場に控えている中でルークは丁寧な口調で話をする。相手が相手なだけに、平常時の口調では話せないと思ったが為に。
セージ「・・・アテナ、貴女はどう思われますか?」
サーシャ(聖闘士星矢LCより)「・・・私は、デフテロスの判断に委ねた上でどういう結論を出すにしてもその意志を尊重したい・・・そう思っています」
ハクレイ「・・・よろしいのですか?」
サーシャ「何も知らなかったとはいえ、デフテロスがこの聖域で迫害を受けて何もしなかったのは私の責任でもあります」
セージ「それは、違います・・・貴女はまだアテナとして迎え入れられていない時に起きたことで、貴女に責任はありません。あるとしたら教皇として然るべき対応を取れなかった私にあります」
サーシャ「それでも、いえそうだからこそ私がデフテロスの望む事を叶えねばならないと思うんです・・・それが彼に対するせめてもの贖罪になると、私は思いますから」
セージ「・・・そういうことでしたら、私もそうするべく動きましょう。後はデフテロスがどう思っているかですが・・・お前はどうしたい、デフテロス?」
デフテロス「・・・」
アスミタ(聖闘士星矢LCより)「・・・デフテロス、君に迷いがあるようだから私から言ってやろう。ここから出る出ないはさておきとしても、君はアスプロスからは離れるべきだ」
デフテロス「!?」
アスプロス(聖闘士星矢LCより)「アスミタ、お前はいきなり何を言っている・・・デフテロスと私が離れるべきだと・・・?」
アスミタ「そう言っている」
話の本題であるデフテロスに視線が行く中でアスミタの発言に、兄であるアスプロスが何故と凄むが平然とアスミタは返す。
アスミタ「そもそもデフテロスが何故監視の者達の暴行を甘んじて受けてきたか、君も考えなかった訳ではあるまい・・・兄である君に迷惑をかけまいと、影としての役割を担おうとデフテロスは耐えてきた。だがそれがそもそもの間違いだったのだよ・・・君達二人は影も光もない。なのに兄はいつしか弟が影にいることが当然となり、弟は兄を光として支えることが自分の生き方だと思って生きてきた。その互いの考え方が今の状況を生んだのだよ、アスプロス。そしてその考え方を持ちあうことが互いの最大の罪となるのだ。互いが互いの心に在り方を縛る茨という形でね」
アスプロス「茨、だと・・・!?」
デフテロス「・・・成程、茨か・・・いい得て妙と言うか、納得してしまったな・・・」
アスプロス「デフテロス・・・!?」
アスミタの言葉に自嘲気味な笑いを浮かべたデフテロスに、アスプロスはまさかといった表情を浮かべる。
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セージ(聖闘士星矢LCより)「・・・成程。デフテロスのギルドへの参加の誘い及び、聖闘士の事を報告に来てくれたと言うことか・・・」
マニゴルド「ま、誘いって気はコイツらには無いみたいですけどね。あくまで俺らに言われたからこっちに話に来ただけらしいんで」
ルーク「こちらに来ればいい環境になるとは言い切れませんから。本人が来たいと思わなければ居心地のいい居場所だと思えない事もありますし、ギルドに所属している人員がいい目で見られないなんてのも普通に有り得ることですので」
ハクレイ(聖闘士星矢LCより)「・・・君達のような身の上の人間が多くいるからか?」
ルーク「否定はしません・・・ギルドに所属しているメンバーは事情がある者が多く、いい感情を持っていない者も多数いますから」
・・・聖闘士の本山、聖域の教皇宮。横にマニゴルドとアルバフィカが付いている中で教皇達と対峙、何人かの黄金聖闘士が場に控えている中でルークは丁寧な口調で話をする。相手が相手なだけに、平常時の口調では話せないと思ったが為に。
セージ「・・・アテナ、貴女はどう思われますか?」
サーシャ(聖闘士星矢LCより)「・・・私は、デフテロスの判断に委ねた上でどういう結論を出すにしてもその意志を尊重したい・・・そう思っています」
ハクレイ「・・・よろしいのですか?」
サーシャ「何も知らなかったとはいえ、デフテロスがこの聖域で迫害を受けて何もしなかったのは私の責任でもあります」
セージ「それは、違います・・・貴女はまだアテナとして迎え入れられていない時に起きたことで、貴女に責任はありません。あるとしたら教皇として然るべき対応を取れなかった私にあります」
サーシャ「それでも、いえそうだからこそ私がデフテロスの望む事を叶えねばならないと思うんです・・・それが彼に対するせめてもの贖罪になると、私は思いますから」
セージ「・・・そういうことでしたら、私もそうするべく動きましょう。後はデフテロスがどう思っているかですが・・・お前はどうしたい、デフテロス?」
デフテロス「・・・」
アスミタ(聖闘士星矢LCより)「・・・デフテロス、君に迷いがあるようだから私から言ってやろう。ここから出る出ないはさておきとしても、君はアスプロスからは離れるべきだ」
デフテロス「!?」
アスプロス(聖闘士星矢LCより)「アスミタ、お前はいきなり何を言っている・・・デフテロスと私が離れるべきだと・・・?」
アスミタ「そう言っている」
話の本題であるデフテロスに視線が行く中でアスミタの発言に、兄であるアスプロスが何故と凄むが平然とアスミタは返す。
アスミタ「そもそもデフテロスが何故監視の者達の暴行を甘んじて受けてきたか、君も考えなかった訳ではあるまい・・・兄である君に迷惑をかけまいと、影としての役割を担おうとデフテロスは耐えてきた。だがそれがそもそもの間違いだったのだよ・・・君達二人は影も光もない。なのに兄はいつしか弟が影にいることが当然となり、弟は兄を光として支えることが自分の生き方だと思って生きてきた。その互いの考え方が今の状況を生んだのだよ、アスプロス。そしてその考え方を持ちあうことが互いの最大の罪となるのだ。互いが互いの心に在り方を縛る茨という形でね」
アスプロス「茨、だと・・・!?」
デフテロス「・・・成程、茨か・・・いい得て妙と言うか、納得してしまったな・・・」
アスプロス「デフテロス・・・!?」
アスミタの言葉に自嘲気味な笑いを浮かべたデフテロスに、アスプロスはまさかといった表情を浮かべる。
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