崩壊の後の再生して混同した世界
・・・デュラン弄りも程々にし、ルーク達はその日はスメラギ達の所で休むことになった。日が傾き、ギルドの拠点に戻る時間が遅くなった事により。そしてその日の夜・・・
刹那(ガンダムOOより)「・・・やはり、元の場所に戻る気はないのか?」
ルーク「勿論。今更戻る気なんか更々ねぇよ」
刹那「・・・わかりあう気はないのか?」
シンク「わかりあう、ね・・・そういった気持ちってさ、相互理解をしたいって気持ちがあって成り立つもんだよ。少なくとも片方だけが自分の事をわかってほしいっていうことだったり、片方が相手を心の中で見下すような物じゃないのは確かだと思うけど?」
刹那「っ・・・」
・・・とある部屋の中、ルークとシンクはスメラギの仲間の一人である刹那と話をしていた。だがけしてその空気は友好的ではない物だった。
・・・何故二人が刹那とこのような話をしているのかと言えば、刹那の目的故にである。
元々戦争を根絶するために戦いを続けていた刹那だが、その目的は次第に他者とわかりあう事になっていった。そしてそんな思想であるが故に二人に対して話をしてあぁいった結果になったのである。そんなことする気はないといったように。
ルーク「・・・ま、お前の言うこともわかんねぇ訳じゃねぇよ。でも俺らはわかりあう事はもう無理だって分かってるんだよ」
刹那「無理と、分かる・・・?」
シンク「わかりあうと分かる事は似て非なるってことさ。特に僕は僕達を造った奴らの事をよく知ってる・・・あいつらが僕達を造った理由は元々自分達の思うような展開に導くための駒ってだけでしかない。そして僕はそんな駒の中でも望む基準に満たなかったから棄てられそうになり、その境遇から使えそうだから内密に拾い上げられただけ・・・そこにわかりあうとか、相互理解なんて綺麗な物なんかありはしない。ヴァンの中じゃ僕は反逆しなければいい手駒になるって程度で、預言に染まったオールドラントを滅ぼす手助けをさせてたと僕は思うよ」
ルーク「・・・ま、俺に至っちゃ使い捨ての捨てゴマ・・・元々被験者がそうするはずだったもんの身代わり程度の役割を果たしゃはい終わりっていう言葉を、俺を造った当人から直々にもらったかんな。ここでよく出来た話なら認められるまで頑張るとか認めさせるとかなんとかして、相手が認めるって形でハッピーエンドにでもなるんだろうけど・・・今の俺がもっかいあそこに飛び込むなんか、絶対に嫌だ。そうやってわかりあうことを考えて行動して失敗したら俺だけじゃなく、シンクまでもが殺される可能性が高いって思うとどうしても・・・な」
刹那「・・・向こうが変わっている可能性については考えていないのか?」
シンク「まさか。むしろいい方向どころか、悪い方向に変わってるとし思えないね。今のこの世界になってオールドラントは預言が詠めなくなって、馴れない自分達の考えで動くことにてんてこ舞い。その上で僕達が黙っていれば分からなかった秘密を大暴露してきた・・・ハッキリ言って、僕達に対する印象は最悪としかいいようがないだろうね。ヴァンもモースも国の上層部達もその後始末に奔走してきたから、一歩戻ったら反逆者だって拘束される可能性は非常に高いとしか思えないしさ」
ルーク「・・・つー訳だ。お前達がどういった活動をしてきたかはある程度調べたから知ってるけど、そういった上の人間が面倒だって事は分かってんだろ?わかりあうことが難しい人種の中に、そういった奴らが多いってのは」
刹那「・・・それは、否定出来ない・・・」
それでもと諦めきれずにいる刹那相手に自分達が戻る気がないことに加え説得が難しいという二人に、刹那も苦い顔をする。確かに対話が難しいのはそういった人物が多いために。
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刹那(ガンダムOOより)「・・・やはり、元の場所に戻る気はないのか?」
ルーク「勿論。今更戻る気なんか更々ねぇよ」
刹那「・・・わかりあう気はないのか?」
シンク「わかりあう、ね・・・そういった気持ちってさ、相互理解をしたいって気持ちがあって成り立つもんだよ。少なくとも片方だけが自分の事をわかってほしいっていうことだったり、片方が相手を心の中で見下すような物じゃないのは確かだと思うけど?」
刹那「っ・・・」
・・・とある部屋の中、ルークとシンクはスメラギの仲間の一人である刹那と話をしていた。だがけしてその空気は友好的ではない物だった。
・・・何故二人が刹那とこのような話をしているのかと言えば、刹那の目的故にである。
元々戦争を根絶するために戦いを続けていた刹那だが、その目的は次第に他者とわかりあう事になっていった。そしてそんな思想であるが故に二人に対して話をしてあぁいった結果になったのである。そんなことする気はないといったように。
ルーク「・・・ま、お前の言うこともわかんねぇ訳じゃねぇよ。でも俺らはわかりあう事はもう無理だって分かってるんだよ」
刹那「無理と、分かる・・・?」
シンク「わかりあうと分かる事は似て非なるってことさ。特に僕は僕達を造った奴らの事をよく知ってる・・・あいつらが僕達を造った理由は元々自分達の思うような展開に導くための駒ってだけでしかない。そして僕はそんな駒の中でも望む基準に満たなかったから棄てられそうになり、その境遇から使えそうだから内密に拾い上げられただけ・・・そこにわかりあうとか、相互理解なんて綺麗な物なんかありはしない。ヴァンの中じゃ僕は反逆しなければいい手駒になるって程度で、預言に染まったオールドラントを滅ぼす手助けをさせてたと僕は思うよ」
ルーク「・・・ま、俺に至っちゃ使い捨ての捨てゴマ・・・元々被験者がそうするはずだったもんの身代わり程度の役割を果たしゃはい終わりっていう言葉を、俺を造った当人から直々にもらったかんな。ここでよく出来た話なら認められるまで頑張るとか認めさせるとかなんとかして、相手が認めるって形でハッピーエンドにでもなるんだろうけど・・・今の俺がもっかいあそこに飛び込むなんか、絶対に嫌だ。そうやってわかりあうことを考えて行動して失敗したら俺だけじゃなく、シンクまでもが殺される可能性が高いって思うとどうしても・・・な」
刹那「・・・向こうが変わっている可能性については考えていないのか?」
シンク「まさか。むしろいい方向どころか、悪い方向に変わってるとし思えないね。今のこの世界になってオールドラントは預言が詠めなくなって、馴れない自分達の考えで動くことにてんてこ舞い。その上で僕達が黙っていれば分からなかった秘密を大暴露してきた・・・ハッキリ言って、僕達に対する印象は最悪としかいいようがないだろうね。ヴァンもモースも国の上層部達もその後始末に奔走してきたから、一歩戻ったら反逆者だって拘束される可能性は非常に高いとしか思えないしさ」
ルーク「・・・つー訳だ。お前達がどういった活動をしてきたかはある程度調べたから知ってるけど、そういった上の人間が面倒だって事は分かってんだろ?わかりあうことが難しい人種の中に、そういった奴らが多いってのは」
刹那「・・・それは、否定出来ない・・・」
それでもと諦めきれずにいる刹那相手に自分達が戻る気がないことに加え説得が難しいという二人に、刹那も苦い顔をする。確かに対話が難しいのはそういった人物が多いために。
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