崩壊の後の再生して混同した世界

ルーク「つーか俺としちゃお前らみたいにあんな機体をポンポンと扱えることの方がすげぇと思うんだがな。実際俺じゃ今から練習した所でお前達みたいにあんな機体を動かせるとは思わないしよ」

シンク「そうだね。それにそもそもギルドの一員として動く僕達と、機動兵器を用いて活動する君達じゃやろうとしていることに差があるし、肉弾戦に関しちゃそこまで気にする事はないでしょ」

デュラン「そうだよな。実際にお前らの集まりも機動兵器を持って悪事を働く奴らを取り締まるって感じに集まった集団なんだし」

スメラギ「それは事実なんだけど、何をするにしてもやはり体が重要だからよ。パイロットとは言っても体力勝負と言うことに変わりはないのだからね」

テッサ「それに人員も私達は限られていますから、こう言った事は必要なんです。こういった世界ですから、もっと仲間が欲しいのは山々なんですけどね」

そこから逆にルーク達がスメラギ達を誉めるのだが、二人は何とも言い難そうに返す。






・・・ルーク達に依頼を頼んだスメラギ達の団体は、こんな世界になってから出会い結成された集団である。スメラギとテッサ達は元々別の世界で機械の機体に乗って戦っていたのだが、こんな世界になって在り方を変えようとした面子が集まって結成された面々なのだ。

ただこちらはギルドとは違い生身で戦う面子はおらずに機体を用いて戦う面々ばかりで、その規持している戦力は驚異と言える。生身の人間でない機体を扱える分、その力は相当の物だ。

しかしここで重要なのはスメラギ達の組織はギルドと違い、世界に公認されている組織ではない。こちらはあくまで有志の集いという形で集まった民間の物なのだが、それで済ませている理由はスメラギ達を筆頭としてあまりその理想はともかくとしても、反社会的行動を取る人物達が所属しているからだ。

そういった事情の為スメラギ達に味方だけをしてくれる面々ばかりではなく、敵も多い。まぁギルドとは別に敵対しているわけでもないので普通に依頼を受けることはあるのだが、そういった組織であるために大っぴらに人員募集など出来るはずもなく結構慢性的な人手不足でもあるのだ。スメラギ達の組織は。






ルーク「ま、こっちは仕事くれりゃ何の問題もねぇんだけど・・・俺らにあんたらと戦うような依頼が来るような展開だけは避けてくれよ?ここの機械どもと戦うなんて正直俺達じゃ荷が重いしよ・・・」

シンク「それに機体で戦うだけならまだしも、ドモン達がいたらまず勝てないだろうしね」

テッサ「流石にそんなことはしませんよ・・・というかそうなったとして貴方達は百歩譲って倒せたとしても、アーカードさんを筆頭とした他の危険なギルドメンバー相手にしたくはありません」

スメラギ「・・・まだ貴方達はマシな方だけれど、他のギルドメンバーはドモン達以上に生身で強い人物達がいて私達の持つ機体を容易に素手で破壊出来る人材が揃いすぎ。テッサと同じく敵対なんてしたくないわ」

デュラン「・・・俺らからすればあんたらの方が驚異と思ってたんだが、そっちはそっちでそう思ってんのか」

スメラギ「・・・貴方も頑張れば機体の一つや二つ壊せるでしょ、デュラン」

デュラン「はっ!?」

テッサ「そうですよね。何回か戦った姿見てますけど技の回転斬連発しただけでラムダドライバ搭載機でもなければ普通に壊れ落ちそうですし」

ルーク「キャー、デュランサンツヨーイ」

シンク「ボクソンナヒトトイッショニシゴトシテタンダー、コワイナー」

デュラン「そこで何故お前らが乗る!?お前らもどっちかと言えば俺側だろうが!特にシンクお前そんなキャラじゃねぇだろうがぁぁぁっ!」

・・・真剣な話から何故かデュランいじりへと一斉に走る四人に、デュランは叫ぶ。どうしてこうなったとばかりに。









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