クロノ（クロノトリガーより）「・・・どうしたんだ？皆こんな風に集まって」

マール（クロノトリガーより）「そうね、どうしたの？」

ルーク「いや、ちょっとな・・・それよっか今日は三人か？」

カエル（クロノトリガーより）「元々三人で行動する事が多かったんでどうにも三人で分かれて行動するのがクセになっててな・・・ソロで行ってる魔王も含めて、そろそろ四人も戻ってくるはずだ」

シンク「三人で、ねぇ・・・あんたら七人って本当端から聞いても奇妙極まりない集まりだし、体験をしてる面々だよね。未来に過去を行き来して、遥か昔から星に飛来してきた寄生虫のような存在と戦ってきた・・・なんて面々だって言うし」

クロノ「ラヴォスを倒して皆元の時代に戻れるかって時にこんな世界になったことで、もう俺達の時代に残るしか無くなったからな・・・カエル達は。だから俺達はギルドに参加してるのさ。特に俺達を縛るような規則も無いしな」

そこに新たに現れた三人の姿に、ルーク達はまた自然に会話を交わす。






・・・この世界では様々な事情を持っている世界や人などごまんといるが、クロノ達もまた同様の身の上である。詳しい身の上は長くなるので省かせてもらうが、それでもクロノ達が言ったようにラヴォスという存在と時間を越えて集まった仲間達が戦い、そして各々の世界に戻ろうとした瞬間に世界の崩壊が起こった・・・と言うわけである。

そんなクロノ達はこの世界でどうするかと話し合い、ギルドの一員となって過ごす事を決めた。元々の世界に留まり暮らすだけということが出来ない仲間が二人・・・エイラと魔王がいたために。と言っても前者は文化的に過ごすたおやかな生活より戦いにこそ真価を発揮するタイプであった事と、後者は魔王という呼び名の通り平穏な暮らしという物が似合わないと自他共に認めていたからだ。

それにそんな二人に加えカエルはその呼び名の通りカエル人間の姿であるため、元の世界でも普通に暮らすには社交性はあってもその見た目の為に暮らせる場所は限られてくる。それに戦いこそ本業の騎士が元の職業であったため、カエルも納得したのだ。

・・・まぁ変わった姿の点で言うならもう一人、名が体を現すロボというロボットがいるのだが、こんな世界ではむしろ珍しい存在ではなくなったのでここでは割愛する。






アーカード「クックック・・・そのラヴォスとやらは知らぬが、星の生命を食らいつくそうとした化物なのだろう。そしてお前達はそんな化物を倒すべく、力を合わせて動いていき、苦難の道の末にラヴォスとやらを倒すに至った・・・お前達もまた、人間として素晴らしい・・・！」

カエル「・・・お前は俺の事を人間として見てるのか？こんな姿の俺を」

アーカード「ルーク達にも言ったが、生まれや姿など些細な事だ。むしろ魔王に一度敗北を喫し、それでも立ち上がり立ち向かったというお前の精神は人間らしいとしか言いようがない」

ダンテ（デビルメイクライシリーズより）「全くだ・・・悪魔のような人間なんか腐るほど見てきたが、あんたの方が断然に人間してるぜ」

セラス「あっ、ダンテさんも仕事帰りですか？」

ダンテ「あぁ、久しぶりに悪魔がらみの依頼が入ったんでな・・・立ち寄らせてもらったが、ピザにストロベリーサンデーを頼んでくれないかセラス？」

セラス「はい、いいですよ」

アーカードに乗るように嬉しそうに会話に加わるダンテは近くにあったテーブルに両足を組むように置いて椅子にドカリと座り、注文を頼まれたセラスは笑顔でカウンターの方に向かう。







．