崩壊の後の再生して混同した世界
アーカード(HELLSINGより)「フッ、戦いの時と違い随分と優しいものだ・・・だが、それこそがお前の強さなのだろう。ケンシロウ」
ケンシロウ「・・・いたのか、それとも起きてきたのか?アーカード」
セラス(HELLSINGより)「起きてきたが正解です・・・私達の本領は夜ですからね。マスターは昼でも普通に動けますけど」
ルーク「・・・なんつーか、結構今更だけどセラスはともかくアーカードがギルドに参加してるのって違和感しかねぇな」
アーカード「私の主よりの命令なのでな。それに夜は魔物の活性化しやすい時間だが、吸血鬼の本領を発揮出来る時間でもある・・・私達はその点、うってつけの存在という訳だ」
シンク「・・・何て言うか、本当にあんた味方なのって何度も思うよ。色々な面から見てさ」
ルーク達のテーブルに近付いてきたアーカード達と会話をする三人だが、シンクの言葉に二人が程度の差はあれ同意といった様子になる。
・・・アーカード自身が言ったが二人は吸血鬼、いわゆる人と違う存在である。ただこの世界では標準的な人間以外の存在もいるため問題はないと思われそうだが、吸血鬼は人の血を吸う人間にとっての敵に等しい存在と言える。
ただそんな吸血鬼の二人でこそあるが、ギルドに参加している。それも依頼人であったりギルドの仲間の血を吸う事などない形でだ。これは当人達が主であるインテグラの命令に従っていることもあるが、アーカードの中の美学とも呼べる考えを貫いていることにもあるからだ。
アーカード「私は別に誰彼構わず殺す程、節操が無いわけではない。ただ相手がこのギルドの敵で、私はその敵を殲滅するためにここにいるだけだ・・・最も、立場が逆であったなら私達はお前達と戦っていただろうが、そちらの方が楽しかっただろう。物言わぬ魔物などを見敵必殺するより余程、な」
シンク「勘弁してよ。あんたの実力にその性質を知って相手なんて好き好んでしたくないしさ」
アーカード「クク・・・だがそれでも戦うとなればお前達は逃げずに戦ってくれるだろう?特にケンシロウ・・・お前は私の事を殺してくれる可能性が高い。それほどにお前は人間として素晴らしい」
ケンシロウ「・・・お前が敵となるなら、俺はこの拳を持って応えよう。だが今の俺達は仲間だ。それを忘れるな」
アーカード「クク・・・分かっているさ」
緊迫した空気がケンシロウとアーカードの間に流れる・・・といったように言葉面だけ聞けば思うが、当人達に周りの面々は対して気にした様子を見せてはいない。
・・・別にアーカードは誰彼構わず襲い掛かる事はしない。襲い掛かられたなら話は別で一切の情け容赦なく敵を攻撃しこそするが、自ら戦いを仕掛けるようなことはまずしないのだ。それが仲間というか、味方なら尚更である。
だが基本的に誰かを殺すということに躊躇いなど一片も持たぬアーカードは、例え元仲間であったとしても敵となれば容赦はない。むしろアーカードは相手が自分好みであればあるほど、敵となることを望むタイプだ。その点では非常に厄介と言えるが、味方である状態ならアーカードは手出しさえしなければ安全な為に頼りになる人物だった。
ルーク「・・・なんつーか、あんたにそういったことを言われっと妙な感じがすんだよな。今の言葉ってシンクもだろうけど、俺にも向けてそう言ったんだよな?」
アーカード「そうだが」
セラス「確か以前言ってたっけ?マスターと、その・・・ルークやシンクを造ったっていう人が、同じような声をしてるって」
シンク「まぁね・・・僕もそうだけど、特にルークからすればいい思い出のない相手だしね・・・」
ルークにシンクの二人は共に複雑と表情を歪める・・・二人が生まれるきっかけであって一緒にいることを選ぶきっかけにもなった、ヴァンの事で。
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ケンシロウ「・・・いたのか、それとも起きてきたのか?アーカード」
セラス(HELLSINGより)「起きてきたが正解です・・・私達の本領は夜ですからね。マスターは昼でも普通に動けますけど」
ルーク「・・・なんつーか、結構今更だけどセラスはともかくアーカードがギルドに参加してるのって違和感しかねぇな」
アーカード「私の主よりの命令なのでな。それに夜は魔物の活性化しやすい時間だが、吸血鬼の本領を発揮出来る時間でもある・・・私達はその点、うってつけの存在という訳だ」
シンク「・・・何て言うか、本当にあんた味方なのって何度も思うよ。色々な面から見てさ」
ルーク達のテーブルに近付いてきたアーカード達と会話をする三人だが、シンクの言葉に二人が程度の差はあれ同意といった様子になる。
・・・アーカード自身が言ったが二人は吸血鬼、いわゆる人と違う存在である。ただこの世界では標準的な人間以外の存在もいるため問題はないと思われそうだが、吸血鬼は人の血を吸う人間にとっての敵に等しい存在と言える。
ただそんな吸血鬼の二人でこそあるが、ギルドに参加している。それも依頼人であったりギルドの仲間の血を吸う事などない形でだ。これは当人達が主であるインテグラの命令に従っていることもあるが、アーカードの中の美学とも呼べる考えを貫いていることにもあるからだ。
アーカード「私は別に誰彼構わず殺す程、節操が無いわけではない。ただ相手がこのギルドの敵で、私はその敵を殲滅するためにここにいるだけだ・・・最も、立場が逆であったなら私達はお前達と戦っていただろうが、そちらの方が楽しかっただろう。物言わぬ魔物などを見敵必殺するより余程、な」
シンク「勘弁してよ。あんたの実力にその性質を知って相手なんて好き好んでしたくないしさ」
アーカード「クク・・・だがそれでも戦うとなればお前達は逃げずに戦ってくれるだろう?特にケンシロウ・・・お前は私の事を殺してくれる可能性が高い。それほどにお前は人間として素晴らしい」
ケンシロウ「・・・お前が敵となるなら、俺はこの拳を持って応えよう。だが今の俺達は仲間だ。それを忘れるな」
アーカード「クク・・・分かっているさ」
緊迫した空気がケンシロウとアーカードの間に流れる・・・といったように言葉面だけ聞けば思うが、当人達に周りの面々は対して気にした様子を見せてはいない。
・・・別にアーカードは誰彼構わず襲い掛かる事はしない。襲い掛かられたなら話は別で一切の情け容赦なく敵を攻撃しこそするが、自ら戦いを仕掛けるようなことはまずしないのだ。それが仲間というか、味方なら尚更である。
だが基本的に誰かを殺すということに躊躇いなど一片も持たぬアーカードは、例え元仲間であったとしても敵となれば容赦はない。むしろアーカードは相手が自分好みであればあるほど、敵となることを望むタイプだ。その点では非常に厄介と言えるが、味方である状態ならアーカードは手出しさえしなければ安全な為に頼りになる人物だった。
ルーク「・・・なんつーか、あんたにそういったことを言われっと妙な感じがすんだよな。今の言葉ってシンクもだろうけど、俺にも向けてそう言ったんだよな?」
アーカード「そうだが」
セラス「確か以前言ってたっけ?マスターと、その・・・ルークやシンクを造ったっていう人が、同じような声をしてるって」
シンク「まぁね・・・僕もそうだけど、特にルークからすればいい思い出のない相手だしね・・・」
ルークにシンクの二人は共に複雑と表情を歪める・・・二人が生まれるきっかけであって一緒にいることを選ぶきっかけにもなった、ヴァンの事で。
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