ワールドトラベラールーク君シリーズ TOW編
ベル「ジュディス達ってその、リタとルークをどうにか引っ付けようとしてただろ・・・久しぶりにピオニー陛下から手紙が来た後で。あの時ってもうルークの婚約の問題だとか、そう言う事も分かっててそう言う風にしようって思ってたのか?」
ジュディス「えぇ、そうよ。リタもはじめての事にどうしていいのか分からないって私に泣きついてきて可愛かったから、どうにかして二人を結ばせて上げたいって思ったわ。それでシェリア達も話を聞いて空いた婚約者の座にリタについてもらいたいって盛り上がってる時に、貴方から陛下からの手紙が届いたって聞いたからもし婚約者の件ならと思って色々手を打たせてもらったの。ゼロスの事もだけど、再びジェイに動いてもらうことでね」
ベル「あー・・・だからあんなに陛下事情知ったようにノリノリだったのか・・・」
納得した・・・なんとなくまたジェイ辺り動いてるかなとか思ってたけど、そんな感じだったらそりゃ陛下もはしゃぐよな・・・
ジュディス「でも色々言ったけれど、ルークの懸念を越える形でリタが告白した時は正直私達も意外に思ったわ。現実的な視点で注意をされてるのに、それを受け入れてまでルークに行ったのだから」
ベル「あ・・・そこはジュディス達も意外だったんだ」
ジュディス「えぇ。あの時焚き付けはしたけれど、ライマから戻ってから後悔する素振りをリタが見せてないから本気なんだって皆思ったの。ルークと離れたくないと思っているとね・・・まぁあれだけのいい男を捕まえてすごく愛されているんだもの。当然と言えば当然と私は思ったわ」
ベル「そ、そうなんだ・・・」
なんかジュディスの話聞くとすげぇルーク好かれてるってわかるな、リタに・・・ただルークの事をいい男って評価されっとなんて反応していいかわかんねぇな。俺が言われてる訳じゃないけど一応『ルーク』が誉められてるんだし・・・
ジュディス「・・・貴方も十分いい男よ、ベル」
ベル「はっ・・・!?」
ジュディス「貴方、自分の事はいい男じゃないって今思ってたでしょう?だから言ったのよ?貴方もいい男だって」
ベル「・・・ちょっ、ちょっと・・・なんで近付いてくんだよ、ジュディス・・・」
笑顔のまま俺にジリジリ近寄るジュディスに俺はたまらず後退する・・・って、やべ・・・壁に・・・
ジュディス「フフ、かわいい・・・こうなってると嘘みたいね。アッシュを前にして私を後ろに下がらせたあの男らしさが・・・」
ベル「ジュ、ジュディス・・・近い・・・」
ジュディス「自信を持ちなさい、ベル・・・貴方はいい男よ」
ベル「・・・いや、いい男って言われてもさ・・・俺はまだそう言うのはよくわかんねぇんだ。それよっか少し離れてくれ、近すぎて話がちょっと・・・」
ジュディス「・・・わかったわ」
なんとか精一杯に冷静に務める俺の声にもうすぐ接触するんじゃないかって思ったジュディスも少し不満げに顔を離してくれた・・・よかった。あのままだったらなんか妙な事になりそうだったし、言いたいことも言えなくなりそうだったから・・・
ベル「・・・別に俺さ、自分がいい男でいたいとかそうだって言いたいとかって訳じゃないんだ・・・ただ俺は俺が取るべき責任を取らなきゃって思っただけだよ。あの時のアッシュの事はさ」
ジュディス「あら?あの時貴方に責任なんてあったかしら?貴方はアッシュから一方的に喧嘩を売られただけなのに」
ベル「・・・それは俺が『ルーク』だからだよ。あの時アッシュは何を言っても引いてくれるとは思わなかった。だから俺は『ルーク』としてアッシュと向き合って叩き伏せてやらないとって思っただけだ」
ジュディス「・・・そう言うこと」
ふぅ、よかった・・・なんとか言いたいこと言えてジュディスも納得したようだな、ただ俺はやるべきと思ったことをやっただけ・・・って、えっ?なんでまた笑顔を深めて近寄ってきて・・・!?
ジュディス「ずるい人・・・いえ、天然ね貴方。あんなに男前の事を予想してない時に平然と言ってのけるなんて・・・不覚にもまたドキッとしちゃったわ。この責任、取ってくれるかしらベル・・・いえ、ルーク?」
ベル「せ、責任って・・・!?」
ジュディス「フフ・・・私をドキドキさせた責任よ♪」
や、やべぇ・・・色んな意味で冷や汗が止まらねぇ・・・ど、どうすりゃいいんだよこんな時・・・!?
・・・その後の事に関しての説明は言わねぇ、つーか言えねぇ。あんま言える中身でもねぇし・・・ま、まぁ気を取り直して・・・とりあえずはルークの件はこれで一件落着となった。それからはまたアドリビトム内の空気は相当に変わっていった。
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ジュディス「えぇ、そうよ。リタもはじめての事にどうしていいのか分からないって私に泣きついてきて可愛かったから、どうにかして二人を結ばせて上げたいって思ったわ。それでシェリア達も話を聞いて空いた婚約者の座にリタについてもらいたいって盛り上がってる時に、貴方から陛下からの手紙が届いたって聞いたからもし婚約者の件ならと思って色々手を打たせてもらったの。ゼロスの事もだけど、再びジェイに動いてもらうことでね」
ベル「あー・・・だからあんなに陛下事情知ったようにノリノリだったのか・・・」
納得した・・・なんとなくまたジェイ辺り動いてるかなとか思ってたけど、そんな感じだったらそりゃ陛下もはしゃぐよな・・・
ジュディス「でも色々言ったけれど、ルークの懸念を越える形でリタが告白した時は正直私達も意外に思ったわ。現実的な視点で注意をされてるのに、それを受け入れてまでルークに行ったのだから」
ベル「あ・・・そこはジュディス達も意外だったんだ」
ジュディス「えぇ。あの時焚き付けはしたけれど、ライマから戻ってから後悔する素振りをリタが見せてないから本気なんだって皆思ったの。ルークと離れたくないと思っているとね・・・まぁあれだけのいい男を捕まえてすごく愛されているんだもの。当然と言えば当然と私は思ったわ」
ベル「そ、そうなんだ・・・」
なんかジュディスの話聞くとすげぇルーク好かれてるってわかるな、リタに・・・ただルークの事をいい男って評価されっとなんて反応していいかわかんねぇな。俺が言われてる訳じゃないけど一応『ルーク』が誉められてるんだし・・・
ジュディス「・・・貴方も十分いい男よ、ベル」
ベル「はっ・・・!?」
ジュディス「貴方、自分の事はいい男じゃないって今思ってたでしょう?だから言ったのよ?貴方もいい男だって」
ベル「・・・ちょっ、ちょっと・・・なんで近付いてくんだよ、ジュディス・・・」
笑顔のまま俺にジリジリ近寄るジュディスに俺はたまらず後退する・・・って、やべ・・・壁に・・・
ジュディス「フフ、かわいい・・・こうなってると嘘みたいね。アッシュを前にして私を後ろに下がらせたあの男らしさが・・・」
ベル「ジュ、ジュディス・・・近い・・・」
ジュディス「自信を持ちなさい、ベル・・・貴方はいい男よ」
ベル「・・・いや、いい男って言われてもさ・・・俺はまだそう言うのはよくわかんねぇんだ。それよっか少し離れてくれ、近すぎて話がちょっと・・・」
ジュディス「・・・わかったわ」
なんとか精一杯に冷静に務める俺の声にもうすぐ接触するんじゃないかって思ったジュディスも少し不満げに顔を離してくれた・・・よかった。あのままだったらなんか妙な事になりそうだったし、言いたいことも言えなくなりそうだったから・・・
ベル「・・・別に俺さ、自分がいい男でいたいとかそうだって言いたいとかって訳じゃないんだ・・・ただ俺は俺が取るべき責任を取らなきゃって思っただけだよ。あの時のアッシュの事はさ」
ジュディス「あら?あの時貴方に責任なんてあったかしら?貴方はアッシュから一方的に喧嘩を売られただけなのに」
ベル「・・・それは俺が『ルーク』だからだよ。あの時アッシュは何を言っても引いてくれるとは思わなかった。だから俺は『ルーク』としてアッシュと向き合って叩き伏せてやらないとって思っただけだ」
ジュディス「・・・そう言うこと」
ふぅ、よかった・・・なんとか言いたいこと言えてジュディスも納得したようだな、ただ俺はやるべきと思ったことをやっただけ・・・って、えっ?なんでまた笑顔を深めて近寄ってきて・・・!?
ジュディス「ずるい人・・・いえ、天然ね貴方。あんなに男前の事を予想してない時に平然と言ってのけるなんて・・・不覚にもまたドキッとしちゃったわ。この責任、取ってくれるかしらベル・・・いえ、ルーク?」
ベル「せ、責任って・・・!?」
ジュディス「フフ・・・私をドキドキさせた責任よ♪」
や、やべぇ・・・色んな意味で冷や汗が止まらねぇ・・・ど、どうすりゃいいんだよこんな時・・・!?
・・・その後の事に関しての説明は言わねぇ、つーか言えねぇ。あんま言える中身でもねぇし・・・ま、まぁ気を取り直して・・・とりあえずはルークの件はこれで一件落着となった。それからはまたアドリビトム内の空気は相当に変わっていった。
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