ワールドトラベラールーク君シリーズ TOW編
アンジュ「・・・ちょっと落ち着いて、アッシュ」
アッシュ「・・・チッ、邪魔が入ったか。運がよかったな、屑」
アンジュ「待って、アッシュ。邪魔って私の事かしら?・・・だったらこれ以上見過ごすことは出来ないわ」
アッシュ「何・・・?」
それでアンジュが二人の間に入ったけどすぐさま身を翻そうとするアッシュにアンジュの声が自然と険を帯びた物になり、アッシュも何をと立ち止まる。
アンジュ「アッシュ・・・いえ、正確に言えばナタリア達にもになるけどルークの事を悪く言い過ぎよ」
アッシュ「はっ!屑を屑と言って何が悪い!」
アンジュ「・・・貴方がルークの事を嫌いだというのはもうこの際だから置いておくわ。でもそれで貴方達が必要以上にルークの事を悪く言っていることがどれだけアドリビトムの空気を悪くしてるのが分からないの?」
アッシュ「・・・何?」
アンジュ「そうでしょう。口を開けば出てくる言葉は以前にもましてのルークへの罵倒で、ティア達も同じような物・・・それでそれを他の皆に口々に言い触らして、皆が聞いてて気持ちがいいと思うかしら?」
アッシュ「っ・・・」
ティア「それは、その・・・」
アンジュの言葉にアッシュ達は言葉を無くす・・・確かにって言い方は変だろうけど、誰だって一方的な悪口をグチグチ言われて気持ちいいはずがない。
アンジュ「・・・ねぇ、一体貴方達は何のためにアドリビトムに戻ってきたのかしら?」
ガイ「何の、ために・・・?」
レイヴン「確かにオッサンも思うわ、それ。だってアッシュはどう見たってルーク君に対して敵愾心バリバリだし、戻ってきてからやったことってそれこそクエストを片手間にルーク君に対して愚痴る事ばっか・・・正直さ、オッサンからしてみたらそんなんだったらライマにいてくれた方がありがたかったかな~」
ティア「なっ!?いくらなんでも言っていいことと悪いことがあるわよ、レイヴン!」
セネル「いや、俺もその意見に同意する」
ガイ「セネル!?お前まで・・・!」
セネル「いや、多分俺だけじゃないと思うぞ。俺と同じような事を思ってるのは・・・それくらいお前らはルークの事を悪く言い過ぎた」
アニス「そ、そんな・・・」
それで皆の声を受けてティア達の意気が消沈していくのが目に見えて分かっていく。
アンジュ「・・・分かる?貴方達がアドリビトムに戻ってからどれだけ皆の気分を害していたのか・・・アッシュ、改めて一つ聞かせて。貴方はルークを見下したいが為にアドリビトムに戻ってきたの?」
アッシュ「・・・うるせぇ!俺がこの屑の事をどう言おうが勝手だろうが!それをテメェらにどうこう言われる筋合いなんざねぇよ!」
リタ「っ!」
‘バチンッ!’
アッシュ「がっ・・・!?」
一同「・・・っ!?」
だが再度問いかけられた質問にアッシュが開き直りとしか言えない答えを返した瞬間、リタとアッシュを除いた皆の空気が凍った・・・何せ怒りに満ちた表情のリタがアッシュをビンタで殴り飛ばしたのだから。
リタ「あんたいい加減にしなさいよ!人の迷惑を考えないばかりか逆ギレで返すって何!?あんた一体何様のつもり!?」
アッシュ「な・・・テ、テメェ・・・」
リタ「何?今そうなってんのもあんたが皆の事なんて知らないって言い切ったからでしょ。それともあんた、ルークやアドリビトムのメンバーに迷惑をかけるのは当然とでも思ってんの?・・・だったらあんたにここにいる資格なんてないわ!ましてやルークに喧嘩を売る資格もね!」
アッシュ「テメェ・・・っ!」
‘ガッ!’
ルーク「・・・っ!」
アッシュ「なっ・・・!?」
リタ「ルーク!?」
それでリタが尚もアッシュを責めるように言葉を吐いていくけど、たまらずアッシュが拳を握り殴りかかる・・・が、その拳は届かなかった。リタをかばったルークが拳を受けたことで。
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アッシュ「・・・チッ、邪魔が入ったか。運がよかったな、屑」
アンジュ「待って、アッシュ。邪魔って私の事かしら?・・・だったらこれ以上見過ごすことは出来ないわ」
アッシュ「何・・・?」
それでアンジュが二人の間に入ったけどすぐさま身を翻そうとするアッシュにアンジュの声が自然と険を帯びた物になり、アッシュも何をと立ち止まる。
アンジュ「アッシュ・・・いえ、正確に言えばナタリア達にもになるけどルークの事を悪く言い過ぎよ」
アッシュ「はっ!屑を屑と言って何が悪い!」
アンジュ「・・・貴方がルークの事を嫌いだというのはもうこの際だから置いておくわ。でもそれで貴方達が必要以上にルークの事を悪く言っていることがどれだけアドリビトムの空気を悪くしてるのが分からないの?」
アッシュ「・・・何?」
アンジュ「そうでしょう。口を開けば出てくる言葉は以前にもましてのルークへの罵倒で、ティア達も同じような物・・・それでそれを他の皆に口々に言い触らして、皆が聞いてて気持ちがいいと思うかしら?」
アッシュ「っ・・・」
ティア「それは、その・・・」
アンジュの言葉にアッシュ達は言葉を無くす・・・確かにって言い方は変だろうけど、誰だって一方的な悪口をグチグチ言われて気持ちいいはずがない。
アンジュ「・・・ねぇ、一体貴方達は何のためにアドリビトムに戻ってきたのかしら?」
ガイ「何の、ために・・・?」
レイヴン「確かにオッサンも思うわ、それ。だってアッシュはどう見たってルーク君に対して敵愾心バリバリだし、戻ってきてからやったことってそれこそクエストを片手間にルーク君に対して愚痴る事ばっか・・・正直さ、オッサンからしてみたらそんなんだったらライマにいてくれた方がありがたかったかな~」
ティア「なっ!?いくらなんでも言っていいことと悪いことがあるわよ、レイヴン!」
セネル「いや、俺もその意見に同意する」
ガイ「セネル!?お前まで・・・!」
セネル「いや、多分俺だけじゃないと思うぞ。俺と同じような事を思ってるのは・・・それくらいお前らはルークの事を悪く言い過ぎた」
アニス「そ、そんな・・・」
それで皆の声を受けてティア達の意気が消沈していくのが目に見えて分かっていく。
アンジュ「・・・分かる?貴方達がアドリビトムに戻ってからどれだけ皆の気分を害していたのか・・・アッシュ、改めて一つ聞かせて。貴方はルークを見下したいが為にアドリビトムに戻ってきたの?」
アッシュ「・・・うるせぇ!俺がこの屑の事をどう言おうが勝手だろうが!それをテメェらにどうこう言われる筋合いなんざねぇよ!」
リタ「っ!」
‘バチンッ!’
アッシュ「がっ・・・!?」
一同「・・・っ!?」
だが再度問いかけられた質問にアッシュが開き直りとしか言えない答えを返した瞬間、リタとアッシュを除いた皆の空気が凍った・・・何せ怒りに満ちた表情のリタがアッシュをビンタで殴り飛ばしたのだから。
リタ「あんたいい加減にしなさいよ!人の迷惑を考えないばかりか逆ギレで返すって何!?あんた一体何様のつもり!?」
アッシュ「な・・・テ、テメェ・・・」
リタ「何?今そうなってんのもあんたが皆の事なんて知らないって言い切ったからでしょ。それともあんた、ルークやアドリビトムのメンバーに迷惑をかけるのは当然とでも思ってんの?・・・だったらあんたにここにいる資格なんてないわ!ましてやルークに喧嘩を売る資格もね!」
アッシュ「テメェ・・・っ!」
‘ガッ!’
ルーク「・・・っ!」
アッシュ「なっ・・・!?」
リタ「ルーク!?」
それでリタが尚もアッシュを責めるように言葉を吐いていくけど、たまらずアッシュが拳を握り殴りかかる・・・が、その拳は届かなかった。リタをかばったルークが拳を受けたことで。
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