ワールドトラベラールーク君シリーズ TOW編
ジュディス「往生際の悪い人ね・・・ナタリア、貴女は分かってて駆け付けたんでしょう?アッシュが負けたって」
ナタリア「っ!それは・・・」
ジュディス「これ以上やったところで恥の上塗りになるだけよ。それを知ってて尚も挑み、尚も挑ませるつもりかしら?貴女達は」
アッシュ「うるせぇっ!・・・俺は負けるわけにはいかねぇんだよ!あの屑とこの屑になんてな!」
ナタリア「・・・私は、その・・・」
ジュディスの言葉にアッシュは激しく言葉を返し、ナタリアも口ごもりはするものの結局否定を返せない・・・その姿は霊峰アブソールの時となんの変化もないと、アッシュ達には悪いけど俺は感じた。
ミント「・・・アッシュさん、もうやめませんか?ルークさんをそのように敵視するのは・・・それにティアさん達もアッシュさんをなだめるように何か言えたはずです。でも特に反対をしなかったと言うことは、ティアさん達も同じように思ってるんですか?」
ガイ「あ、いや・・・」
ティア「わ、私達はそんな・・・」
ミント「じゃあなんで止めなかったんですか?」
ティア、ガイ「・・・っ」
そこに唯一俺らの中で事情を知らないミントがティアとガイに悲し気に何故と問い掛けると、気まずげに何も言えず視線を背ける。
セネル「・・・沈黙は肯定とは言わなくても、当たらずとも遠からずって所か。その様子だと」
ジュディス「そのようね・・・察するに少なからずルークに対して思うところがあったからアッシュを止めることをやめたか、もしくは軽い言葉だけで本気で止める気はなかったってとこかしら。でもそれでベルを八つ当たりの対象に使うのはアッシュ達もだけど、貴方達もあまり感心出来ないと思うのだけれどどうかしら?」
ガイ「お、俺達はベルをそんな風になんか・・・」
ミント「だったらアッシュさんの事は止めるべきだったはずです・・・ベルさんは確かにルークさんと同じ存在であることには違いないと思いますが、だからと言ってそれだけでベルさんを巻き込むのを黙って見てるのはおかしいと思います」
ジュディス「それにアッシュもただ同じ存在と言うだけでベルを敵対視するのはみっともないと思わなかったのかしら?貴方が向かい合わねばならない相手はルークのはずなのに、同じ『ルーク』と言うだけで貴方との因縁がないベルに喧嘩を売る・・・これは端から見れば八つ当たりとしか言えない、極めて自分本意な行動よ」
四人「っ!!?」
ジュディス達の言葉が四人に相当な衝撃を与えた・・・自分で言うのはなんだけどアドリビトムに来てから今まで俺は自分から積極的にアッシュ達に話し掛けたことはない。なんでかって言ったらこっちでもルークを嫌ってるアッシュに俺が話し掛けたらまたキレる可能性が高いと思ったからだ。そしてティア達に関しても俺に対して複雑な想いを抱かせてしまうんじゃないかって思ったから、そこまで話をしたこともない・・・だからって言うのも変な話だけど、俺からすればアッシュに恨まれる理由を持っているつもりはない。だから八つ当たりって言葉を今の俺は自然と受け入れていた。そしてアッシュがそうまでして俺を嫌う理由も同時に理解していた・・・
アッシュ「・・・黙りやがれ!俺がみっともないだと!?全部あの屑が悪いんだろうがどれもこれも!」
ジュディス「・・・「・・・」・・・ベル?」
ベル「悪いジュディス、ちょっと下がっててくれ」
ジュディス「・・・えぇ」
・・・アッシュの言葉に仕方なさそうに前に出ようとしたジュディスを止め、俺が前に出る。
ベル「・・・アッシュ、お前が俺達の事を嫌うのはもう構わない。不満があるなら俺に喧嘩をふっかけるのももう別に構わないし、受けてたつ。だから・・・来るなら来いよ」
アッシュ「っ!?」
それである種の諦めと共に圧を込めてアッシュを見ると、驚いたように息を呑む・・・グラニデでも『ルーク』と『アッシュ』の関係を見たから分かる、いやさっき理解した。結局『ルーク』と『アッシュ』って存在はどこまで行っても憎まれ憎みって関係を一度は経由する。その後にうまく行くかいかないかは別だけど・・・だからこそ理由は様々あってもアッシュの怒りには大層な理由はない。ただ根っこの部分でシンプルにルークが気に入らないだけ・・・そうだとわかるからこそ俺は徹底的に叩きのめすと決めた。アッシュに応えるには戦ってやることだけと思い・・・
・・・けどそんな風に意気込んだ物の、俺がマジってわかったからなのかナタリアが焦って間に入って続きは無しになってバンエルティア号に戻ることになった。ただ流石に一緒に帰るのは気まずいから、俺達だけ先に帰るって形でだ。
それで先にバンエルティア号に戻ってきたら、そこには・・・ルーク達がいた。
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ナタリア「っ!それは・・・」
ジュディス「これ以上やったところで恥の上塗りになるだけよ。それを知ってて尚も挑み、尚も挑ませるつもりかしら?貴女達は」
アッシュ「うるせぇっ!・・・俺は負けるわけにはいかねぇんだよ!あの屑とこの屑になんてな!」
ナタリア「・・・私は、その・・・」
ジュディスの言葉にアッシュは激しく言葉を返し、ナタリアも口ごもりはするものの結局否定を返せない・・・その姿は霊峰アブソールの時となんの変化もないと、アッシュ達には悪いけど俺は感じた。
ミント「・・・アッシュさん、もうやめませんか?ルークさんをそのように敵視するのは・・・それにティアさん達もアッシュさんをなだめるように何か言えたはずです。でも特に反対をしなかったと言うことは、ティアさん達も同じように思ってるんですか?」
ガイ「あ、いや・・・」
ティア「わ、私達はそんな・・・」
ミント「じゃあなんで止めなかったんですか?」
ティア、ガイ「・・・っ」
そこに唯一俺らの中で事情を知らないミントがティアとガイに悲し気に何故と問い掛けると、気まずげに何も言えず視線を背ける。
セネル「・・・沈黙は肯定とは言わなくても、当たらずとも遠からずって所か。その様子だと」
ジュディス「そのようね・・・察するに少なからずルークに対して思うところがあったからアッシュを止めることをやめたか、もしくは軽い言葉だけで本気で止める気はなかったってとこかしら。でもそれでベルを八つ当たりの対象に使うのはアッシュ達もだけど、貴方達もあまり感心出来ないと思うのだけれどどうかしら?」
ガイ「お、俺達はベルをそんな風になんか・・・」
ミント「だったらアッシュさんの事は止めるべきだったはずです・・・ベルさんは確かにルークさんと同じ存在であることには違いないと思いますが、だからと言ってそれだけでベルさんを巻き込むのを黙って見てるのはおかしいと思います」
ジュディス「それにアッシュもただ同じ存在と言うだけでベルを敵対視するのはみっともないと思わなかったのかしら?貴方が向かい合わねばならない相手はルークのはずなのに、同じ『ルーク』と言うだけで貴方との因縁がないベルに喧嘩を売る・・・これは端から見れば八つ当たりとしか言えない、極めて自分本意な行動よ」
四人「っ!!?」
ジュディス達の言葉が四人に相当な衝撃を与えた・・・自分で言うのはなんだけどアドリビトムに来てから今まで俺は自分から積極的にアッシュ達に話し掛けたことはない。なんでかって言ったらこっちでもルークを嫌ってるアッシュに俺が話し掛けたらまたキレる可能性が高いと思ったからだ。そしてティア達に関しても俺に対して複雑な想いを抱かせてしまうんじゃないかって思ったから、そこまで話をしたこともない・・・だからって言うのも変な話だけど、俺からすればアッシュに恨まれる理由を持っているつもりはない。だから八つ当たりって言葉を今の俺は自然と受け入れていた。そしてアッシュがそうまでして俺を嫌う理由も同時に理解していた・・・
アッシュ「・・・黙りやがれ!俺がみっともないだと!?全部あの屑が悪いんだろうがどれもこれも!」
ジュディス「・・・「・・・」・・・ベル?」
ベル「悪いジュディス、ちょっと下がっててくれ」
ジュディス「・・・えぇ」
・・・アッシュの言葉に仕方なさそうに前に出ようとしたジュディスを止め、俺が前に出る。
ベル「・・・アッシュ、お前が俺達の事を嫌うのはもう構わない。不満があるなら俺に喧嘩をふっかけるのももう別に構わないし、受けてたつ。だから・・・来るなら来いよ」
アッシュ「っ!?」
それである種の諦めと共に圧を込めてアッシュを見ると、驚いたように息を呑む・・・グラニデでも『ルーク』と『アッシュ』の関係を見たから分かる、いやさっき理解した。結局『ルーク』と『アッシュ』って存在はどこまで行っても憎まれ憎みって関係を一度は経由する。その後にうまく行くかいかないかは別だけど・・・だからこそ理由は様々あってもアッシュの怒りには大層な理由はない。ただ根っこの部分でシンプルにルークが気に入らないだけ・・・そうだとわかるからこそ俺は徹底的に叩きのめすと決めた。アッシュに応えるには戦ってやることだけと思い・・・
・・・けどそんな風に意気込んだ物の、俺がマジってわかったからなのかナタリアが焦って間に入って続きは無しになってバンエルティア号に戻ることになった。ただ流石に一緒に帰るのは気まずいから、俺達だけ先に帰るって形でだ。
それで先にバンエルティア号に戻ってきたら、そこには・・・ルーク達がいた。
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