ワールドトラベラールーク君シリーズ TOW編
ルーク「・・・確かにここまで来たら、もう答えないといけないかもしれないな・・・分かった、言うよ・・・俺は好きだよ、リタの事が」
アンジュ「っ・・・!」
ロニ「おいそれマジで言ってるのか、ルーク!?」
ルーク「・・・嘘でこんなこと言わねぇよ」
それでルークも観念したように口を開き、驚きを見せる一同の中ロニの問い掛けに嘘じゃないと強調して返す。
アンジュ「・・・でもそれを言わないのは巻き込みたくないからということね?」
ルーク「・・・あぁ。他の皆も巻き込みたくないってのも俺の本音じゃあるけど、リタに関しちゃ特に・・・な」
アンジュ「・・・それは、好きだから?」
ルーク「・・・改めて言葉にすんなよ。恥ずかしいだろ」
恥ずかしいとそう言うルークの頬には、確かな赤みがあった・・・て言うかなんか自分も恥ずくなんな。あぁ言った自分と同じ顔の違った一面を見ると。
クラトス「・・・大事に思っているのだな、お前は。リタの事を」
ルーク「・・・んな大層なもんじゃねーよ。ただの片思いだ。つっても実るはずもない、不毛な実りだけどな。でもいいんだよ・・・俺はそれで。あいつは自由にやりたいことをやってこそ活きる猫のようなもんだ。まかり間違っても俺のせいでリタの事を縛りたくねーし迷惑をかけたくねーんだよ。だから・・・な」
クラトス「・・・」
寂しそうに笑うルークにつられてクラトスも悲し気に目を背ける・・・つーかクラトスのこういう表情って珍しい気がするな。
アンジュ「・・・本当にそれでいいの、ルーク?」
ルーク「いいんだよ・・・元々から王族である事を考えても、まともな恋なんて出来ると思っちゃいなかったんだ。それが恩義から来る動機でも片思いでも、まともな恋をさせてくれた事に感謝すらしてるくらいだ・・・だからもう、いいんだ」
それで最後と言わんばかりに確認を取るアンジュにルークは諦めを伴った微笑を浮かべ、首を横に振る・・・確かに貴族やら王族やらと地位にしがらみの出来る位置にいる人間はまともに恋なんて出来ない事が多い。当人達の預かり知らぬ所で親と親同士で婚約を結ぶ事が事例として上がるために。だから他の異性に対して恋愛感情を抱くことなど持っての他と思うようになる人物が多い・・・だからまともな恋を例え片思いとは言えする人物なんてそうはいない。そう思えば確かに幸せな方ではルークはあるんだろう。例え泡沫の夢とは言え・・・
アンジュ「・・・そう、分かったわ。貴方の考えは・・・でも他の皆はそうは思ってはいないのよね?」
ルーク「・・・ま、確かにな。当面の問題としてあいつらをどうにかしないとまた面倒な事になるのは目に見えてるしな」
アンジュ「・・・じゃあ片付けましょうか。今からその問題を」
ルーク「・・・え・・・っ!」
ルークの答えを聞いて納得したように話題を変え話をするアンジュ・・・だがそれでいきなり目の色が変わるアンジュにルークがハッと視線を向けると、そこには・・・
ルーク「ジュディスに・・・リタ・・・っ!」
・・・展望室の階段の所からジュディス、そしてその後ろにリタが歩いて来ていた・・・
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アンジュ「っ・・・!」
ロニ「おいそれマジで言ってるのか、ルーク!?」
ルーク「・・・嘘でこんなこと言わねぇよ」
それでルークも観念したように口を開き、驚きを見せる一同の中ロニの問い掛けに嘘じゃないと強調して返す。
アンジュ「・・・でもそれを言わないのは巻き込みたくないからということね?」
ルーク「・・・あぁ。他の皆も巻き込みたくないってのも俺の本音じゃあるけど、リタに関しちゃ特に・・・な」
アンジュ「・・・それは、好きだから?」
ルーク「・・・改めて言葉にすんなよ。恥ずかしいだろ」
恥ずかしいとそう言うルークの頬には、確かな赤みがあった・・・て言うかなんか自分も恥ずくなんな。あぁ言った自分と同じ顔の違った一面を見ると。
クラトス「・・・大事に思っているのだな、お前は。リタの事を」
ルーク「・・・んな大層なもんじゃねーよ。ただの片思いだ。つっても実るはずもない、不毛な実りだけどな。でもいいんだよ・・・俺はそれで。あいつは自由にやりたいことをやってこそ活きる猫のようなもんだ。まかり間違っても俺のせいでリタの事を縛りたくねーし迷惑をかけたくねーんだよ。だから・・・な」
クラトス「・・・」
寂しそうに笑うルークにつられてクラトスも悲し気に目を背ける・・・つーかクラトスのこういう表情って珍しい気がするな。
アンジュ「・・・本当にそれでいいの、ルーク?」
ルーク「いいんだよ・・・元々から王族である事を考えても、まともな恋なんて出来ると思っちゃいなかったんだ。それが恩義から来る動機でも片思いでも、まともな恋をさせてくれた事に感謝すらしてるくらいだ・・・だからもう、いいんだ」
それで最後と言わんばかりに確認を取るアンジュにルークは諦めを伴った微笑を浮かべ、首を横に振る・・・確かに貴族やら王族やらと地位にしがらみの出来る位置にいる人間はまともに恋なんて出来ない事が多い。当人達の預かり知らぬ所で親と親同士で婚約を結ぶ事が事例として上がるために。だから他の異性に対して恋愛感情を抱くことなど持っての他と思うようになる人物が多い・・・だからまともな恋を例え片思いとは言えする人物なんてそうはいない。そう思えば確かに幸せな方ではルークはあるんだろう。例え泡沫の夢とは言え・・・
アンジュ「・・・そう、分かったわ。貴方の考えは・・・でも他の皆はそうは思ってはいないのよね?」
ルーク「・・・ま、確かにな。当面の問題としてあいつらをどうにかしないとまた面倒な事になるのは目に見えてるしな」
アンジュ「・・・じゃあ片付けましょうか。今からその問題を」
ルーク「・・・え・・・っ!」
ルークの答えを聞いて納得したように話題を変え話をするアンジュ・・・だがそれでいきなり目の色が変わるアンジュにルークがハッと視線を向けると、そこには・・・
ルーク「ジュディスに・・・リタ・・・っ!」
・・・展望室の階段の所からジュディス、そしてその後ろにリタが歩いて来ていた・・・
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