ワールドトラベラールーク君シリーズ TOW編
アンジュ「・・・じゃあこれでいいわね」
ルーク「悪い、皆・・・また変に巻き込んでしまって・・・」
ロニ「気にすんなよ。お前も色々あるってのは知ってるからな」
リカルド「それにこれはライマから持ち掛けられた依頼でもある。依頼は余程の物でなければきっちりこなすのがギルドだからな」
クラトス「更に加えて言うならルークに対してというのもあるが、我々に対してもどのような態度を取るのかと言うのも試されている・・・そう考えればお前だけの問題でもない」
ルーク「・・・悪い、皆」
・・・そんなこんなで話は済んだんだけど、代表達の言葉にルークは頭を下げる・・・まぁリカルドは依頼だからってんだろうけど、気にしないようにって言ってもらえれば確かにありがたいしな。
セネル「・・・じゃあ部屋に戻るか。話ももう終わったんだろ?」
アンジュ「あっ、ちょっと待ってセネル・・・実はもう一つ話をしないといけないことがあるの」
セネル「話・・・?」
アンジュ「・・・ルーク。貴方陛下から婚約者をここで見付けてこいとか言われたらしいけど、そっちは順調なの?」
ルーク、ベル「・・・っ!」
アンジュ、いきなり何を・・・って、もうある程度見えた・・・なんでそんなこと言い出したか・・・
ロニ「・・・おいおい。いきなり何を言ってるんだよ、アンジュ?」
アンジュ「・・・この手紙に書いてあったのよ。今ルークはそうしてるって」
ルーク「そうしてる?んなわけないだろ。変に巻き込めるかよ。国のゴタゴタに一般人なんかな」
アンジュ「そう・・・じゃあリタとのことはどう説明するつもり?」
ルーク「っ・・・んな思惑ねーよ。ただ本やらなんやらを貸してもらったり、色々勉強してるだけだ」
アンジュ「・・・誤魔化さないで」
ルーク「・・・誤魔化すも何もねーよ。今言った事が本当だ。それ以外に何もない」
アンジュ「っ・・・!」
セネル「ちょっと待て、二人とも。特にアンジュ・・・いきなり何喧嘩腰になってるんだ。少し落ち着いてくれ」
アンジュ「・・・ごめんなさい」
・・・質問から尋問。次第に強く変わる語気にルークは空とぼけようとするが険悪な空気になっていき、アンジュが痺れを切らし前に動き出した時にセネルが間に入った・・・よかった、あのままだったらすげぇ事になってたかもしれなかったしな・・・
クラトス「・・・アンジュ、何故今そのような事を言った?」
アンジュ「それは・・・」
ルーク「いいよ・・・俺から説明する」
アンジュ「え・・・?」
ベル「いいのか?」
ルーク「このまんまならどうせ事態がこんがらがるばっかりだ。それにアンジュも誰かいる状況を狙って言ったんだろ。誰かにこの事を聞かせるためにな・・・だったら話をした方がいい。変な風にならないようにな」
ベル「・・・そうか」
アンジュが狙って言ったとそう聞いて、俺もそれ以上何も言わずにおくことにした・・・下手に逃れられない状況を作ったからにはアンジュもここで引くわけがないと、そう感じたから・・・
・・・それでルークはここ最近の事を話した。ジュディス達の事やピオニー陛下からの手紙に婚約者を見つけるようにとの事、そしてリタとそういう風に見えるという噂になってるということを・・・
ルーク「・・・っていう訳だ。で、アンジュがいきなりあんなことを言ったのも事情を知った後、何もなくてじれったい俺の事を触発しようって思ったんだろ。陛下からの依頼もあるだろうけど、興味もあってって形でな」
アンジュ「う・・・バレてた・・・」
ルーク「いきなり過ぎて不自然過ぎ・・・すぐにバレて当然だ」
・・・話が終わりアンジュは微妙に気まずげな表情を浮かべ、ルークは呆れた表情を浮かべる。
ルーク「つーかまず出来る訳ねーだろ。そんな一般人から婚約者を見つけてくるなんて。ましてやそれでリタが受け入れるとか有り得ないしな」
アンジュ「・・・ルークはそれでいいの?・・・好きなんでしょ、リタのこと?」
ルーク「・・・なんでナチュラルにリタの事が好きって決めつけてんだよ、アンジュ」
アンジュ「・・・もうここまで来たんだから答えない、ルーク?・・・このまま行ったところでピオニー陛下を誤魔化す事なんて無理だと思うし、貴方がアドリビトムの皆に変に迷惑をかけることを嫌うのを知ってる。だったらせめて貴方の本心を知りたいの。それでどう思ってるか知ってこそ私達も協力出来る・・・そう思うから」
ルーク「・・・っ」
ここでルークが初めて圧されて息を呑んだ・・・確かにアンジュの言うことは頷けた、これからの事を考えるとどう考えてるか。それを明かさないとまたすれ違いが起こりかねないと、そう俺も思えた。
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ルーク「悪い、皆・・・また変に巻き込んでしまって・・・」
ロニ「気にすんなよ。お前も色々あるってのは知ってるからな」
リカルド「それにこれはライマから持ち掛けられた依頼でもある。依頼は余程の物でなければきっちりこなすのがギルドだからな」
クラトス「更に加えて言うならルークに対してというのもあるが、我々に対してもどのような態度を取るのかと言うのも試されている・・・そう考えればお前だけの問題でもない」
ルーク「・・・悪い、皆」
・・・そんなこんなで話は済んだんだけど、代表達の言葉にルークは頭を下げる・・・まぁリカルドは依頼だからってんだろうけど、気にしないようにって言ってもらえれば確かにありがたいしな。
セネル「・・・じゃあ部屋に戻るか。話ももう終わったんだろ?」
アンジュ「あっ、ちょっと待ってセネル・・・実はもう一つ話をしないといけないことがあるの」
セネル「話・・・?」
アンジュ「・・・ルーク。貴方陛下から婚約者をここで見付けてこいとか言われたらしいけど、そっちは順調なの?」
ルーク、ベル「・・・っ!」
アンジュ、いきなり何を・・・って、もうある程度見えた・・・なんでそんなこと言い出したか・・・
ロニ「・・・おいおい。いきなり何を言ってるんだよ、アンジュ?」
アンジュ「・・・この手紙に書いてあったのよ。今ルークはそうしてるって」
ルーク「そうしてる?んなわけないだろ。変に巻き込めるかよ。国のゴタゴタに一般人なんかな」
アンジュ「そう・・・じゃあリタとのことはどう説明するつもり?」
ルーク「っ・・・んな思惑ねーよ。ただ本やらなんやらを貸してもらったり、色々勉強してるだけだ」
アンジュ「・・・誤魔化さないで」
ルーク「・・・誤魔化すも何もねーよ。今言った事が本当だ。それ以外に何もない」
アンジュ「っ・・・!」
セネル「ちょっと待て、二人とも。特にアンジュ・・・いきなり何喧嘩腰になってるんだ。少し落ち着いてくれ」
アンジュ「・・・ごめんなさい」
・・・質問から尋問。次第に強く変わる語気にルークは空とぼけようとするが険悪な空気になっていき、アンジュが痺れを切らし前に動き出した時にセネルが間に入った・・・よかった、あのままだったらすげぇ事になってたかもしれなかったしな・・・
クラトス「・・・アンジュ、何故今そのような事を言った?」
アンジュ「それは・・・」
ルーク「いいよ・・・俺から説明する」
アンジュ「え・・・?」
ベル「いいのか?」
ルーク「このまんまならどうせ事態がこんがらがるばっかりだ。それにアンジュも誰かいる状況を狙って言ったんだろ。誰かにこの事を聞かせるためにな・・・だったら話をした方がいい。変な風にならないようにな」
ベル「・・・そうか」
アンジュが狙って言ったとそう聞いて、俺もそれ以上何も言わずにおくことにした・・・下手に逃れられない状況を作ったからにはアンジュもここで引くわけがないと、そう感じたから・・・
・・・それでルークはここ最近の事を話した。ジュディス達の事やピオニー陛下からの手紙に婚約者を見つけるようにとの事、そしてリタとそういう風に見えるという噂になってるということを・・・
ルーク「・・・っていう訳だ。で、アンジュがいきなりあんなことを言ったのも事情を知った後、何もなくてじれったい俺の事を触発しようって思ったんだろ。陛下からの依頼もあるだろうけど、興味もあってって形でな」
アンジュ「う・・・バレてた・・・」
ルーク「いきなり過ぎて不自然過ぎ・・・すぐにバレて当然だ」
・・・話が終わりアンジュは微妙に気まずげな表情を浮かべ、ルークは呆れた表情を浮かべる。
ルーク「つーかまず出来る訳ねーだろ。そんな一般人から婚約者を見つけてくるなんて。ましてやそれでリタが受け入れるとか有り得ないしな」
アンジュ「・・・ルークはそれでいいの?・・・好きなんでしょ、リタのこと?」
ルーク「・・・なんでナチュラルにリタの事が好きって決めつけてんだよ、アンジュ」
アンジュ「・・・もうここまで来たんだから答えない、ルーク?・・・このまま行ったところでピオニー陛下を誤魔化す事なんて無理だと思うし、貴方がアドリビトムの皆に変に迷惑をかけることを嫌うのを知ってる。だったらせめて貴方の本心を知りたいの。それでどう思ってるか知ってこそ私達も協力出来る・・・そう思うから」
ルーク「・・・っ」
ここでルークが初めて圧されて息を呑んだ・・・確かにアンジュの言うことは頷けた、これからの事を考えるとどう考えてるか。それを明かさないとまたすれ違いが起こりかねないと、そう俺も思えた。
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