ワールドトラベラールーク君シリーズ TOW編
・・・ジュディス達、そしてピオニー陛下の狙い。カダイフ砂漠から戻ってきた俺達はその事についての不安はありつつ帰るまでに少し論争が起こったものの、ルークがなんとか陛下に食い下がって一刻も早い帰国をもぎ取るようにすると言ったことで一先ずどうするかと帰るまでに話し合った論争に終わりを告げた。
それでルークは手紙を即行で仕上げてライマに送ったんだけど、うまくいく可能性の方が低い・・・俺も含めた四人全員共に、そう感じていただろうというのは否めなかった。
ベル「・・・スープこれくらいとろみがあればいいか?」
ジーニアス「うん、それくらいでいいよ」
チェルシー「美味しそうですぅ・・・」
・・・そんなことがあってから数日後、俺は調理場にジーニアスにチェルシーと共に入っていた。なんでこのメンバーで調理場に入ってるのかって言えば料理当番が俺に回って来たからだ。これは料理をさせることで個人の可能性を広げる為って事らしいけど、アーチェとかはほぼ出禁食らってるからな・・・まぁ昔の俺だったら調理場に入るの嫌がってただろうし足手まといになってただろうけど、一人でいる時も多かったから多少なりにはマシになったしな。
つってもこの中で一番の料理上手はジーニアスだから、ジーニアス主導の元で俺らは料理を作っていた。
チェルシー「・・・あっ、ベルさん。一ついいですか?」
ベル「ん?どうしたんだよ、チェルシー?」
・・・それで料理も仕上がり後は誰か来るのを待つだけってなった時、チェルシーから声がかかった。
チェルシー「ルークさんとリタさんが付き合ってるって聞いたんですけど、ホントですかぁ?」
ベル「っ!?・・・なんでいきなりそんなことを聞いてくるんだ、チェルシー・・・?」
チェルシー「え?だって皆さん噂してますよ、そうとしか見えないって。それでもしそれが本当ならチェルシーにも参考に教えてもらうんです!ウッドロウ様を落とす方法を!」
ベル「・・・そ、そうか・・・」
チェルシーの炎をバックにしたような意気込みの熱量にちょっと押されたけど、まぁ安心した・・・チェルシーは嘘つけるようなヤツじゃないし、本当にそう聞きたいだけなんだろうな・・・
ジーニアス「そうなの?僕そんな話聞いたことないんだけど・・・」
ベル「・・・まぁ女性陣だけの間で流れてる噂らしいからな・・・それに言っとくけど二人は付き合ってないぞ、チェルシー」
チェルシー「えっ?そうなんですか?でも私も付き合ってると思ったんですけど、あの二人・・・」
ベル「噂は噂ってだけだよ。現に俺はルーク本人から否定の言葉をもらったしな」
チェルシー「えぇ、そうなんだぁ・・・じゃあルークさんはリタさんのことどう思ってるか聞いたことないですか?」
ジーニアス「随分突っ込んだ質問するね、チェルシー・・・」
チェルシー「だって気になるんです・・・」
ジーニアスのどこか呆れた声にチェルシーはしょんぼりとしながら返す・・・確かにここまで人の色恋沙汰に貪欲ってのは女ならではって感じだな。つってもルークの事をバラす訳にはいかないし・・・ま、誤魔化すしかないか。
ベル「・・・それは直接あいつに聞けよ。つっても似たような質問されて気分よくないって言ってたから、出来れば勘弁してやってくれないか?」
チェルシー「うぅ~・・・分かりましたぁ、聞かないようにします・・・」
よかった・・・聞きたいって気持ち溢れてるけど、チェルシーが聞き分けがよくて・・・
ジーニアス「・・・でもさ、ベル。その噂ってルークは知ってるんでしょ?だったらもしかしたらリタもその話聞いてるんじゃないの?それでリタの性格考えたら話を聞いてふざけた噂流すんじゃないって言ってたみたいなこと言うと思うんだけど・・・ルークにそんな話聞かなかった?」
ベル「あ~・・・それは俺は聞いちゃいないな。まぁルークにそんな話自体してない可能性もあるけどな。リタの性格考えると」
ジーニアス「そっか」
‘ガチャ’
ジーニアス「あ、皆来たね。じゃあ配膳開始しよっか」
ベル「そうだな」
それで会話に入ってきたジーニアスとの会話もそこそこに皆が来たことで、俺達は食事の準備に専念し始める・・・
.
それでルークは手紙を即行で仕上げてライマに送ったんだけど、うまくいく可能性の方が低い・・・俺も含めた四人全員共に、そう感じていただろうというのは否めなかった。
ベル「・・・スープこれくらいとろみがあればいいか?」
ジーニアス「うん、それくらいでいいよ」
チェルシー「美味しそうですぅ・・・」
・・・そんなことがあってから数日後、俺は調理場にジーニアスにチェルシーと共に入っていた。なんでこのメンバーで調理場に入ってるのかって言えば料理当番が俺に回って来たからだ。これは料理をさせることで個人の可能性を広げる為って事らしいけど、アーチェとかはほぼ出禁食らってるからな・・・まぁ昔の俺だったら調理場に入るの嫌がってただろうし足手まといになってただろうけど、一人でいる時も多かったから多少なりにはマシになったしな。
つってもこの中で一番の料理上手はジーニアスだから、ジーニアス主導の元で俺らは料理を作っていた。
チェルシー「・・・あっ、ベルさん。一ついいですか?」
ベル「ん?どうしたんだよ、チェルシー?」
・・・それで料理も仕上がり後は誰か来るのを待つだけってなった時、チェルシーから声がかかった。
チェルシー「ルークさんとリタさんが付き合ってるって聞いたんですけど、ホントですかぁ?」
ベル「っ!?・・・なんでいきなりそんなことを聞いてくるんだ、チェルシー・・・?」
チェルシー「え?だって皆さん噂してますよ、そうとしか見えないって。それでもしそれが本当ならチェルシーにも参考に教えてもらうんです!ウッドロウ様を落とす方法を!」
ベル「・・・そ、そうか・・・」
チェルシーの炎をバックにしたような意気込みの熱量にちょっと押されたけど、まぁ安心した・・・チェルシーは嘘つけるようなヤツじゃないし、本当にそう聞きたいだけなんだろうな・・・
ジーニアス「そうなの?僕そんな話聞いたことないんだけど・・・」
ベル「・・・まぁ女性陣だけの間で流れてる噂らしいからな・・・それに言っとくけど二人は付き合ってないぞ、チェルシー」
チェルシー「えっ?そうなんですか?でも私も付き合ってると思ったんですけど、あの二人・・・」
ベル「噂は噂ってだけだよ。現に俺はルーク本人から否定の言葉をもらったしな」
チェルシー「えぇ、そうなんだぁ・・・じゃあルークさんはリタさんのことどう思ってるか聞いたことないですか?」
ジーニアス「随分突っ込んだ質問するね、チェルシー・・・」
チェルシー「だって気になるんです・・・」
ジーニアスのどこか呆れた声にチェルシーはしょんぼりとしながら返す・・・確かにここまで人の色恋沙汰に貪欲ってのは女ならではって感じだな。つってもルークの事をバラす訳にはいかないし・・・ま、誤魔化すしかないか。
ベル「・・・それは直接あいつに聞けよ。つっても似たような質問されて気分よくないって言ってたから、出来れば勘弁してやってくれないか?」
チェルシー「うぅ~・・・分かりましたぁ、聞かないようにします・・・」
よかった・・・聞きたいって気持ち溢れてるけど、チェルシーが聞き分けがよくて・・・
ジーニアス「・・・でもさ、ベル。その噂ってルークは知ってるんでしょ?だったらもしかしたらリタもその話聞いてるんじゃないの?それでリタの性格考えたら話を聞いてふざけた噂流すんじゃないって言ってたみたいなこと言うと思うんだけど・・・ルークにそんな話聞かなかった?」
ベル「あ~・・・それは俺は聞いちゃいないな。まぁルークにそんな話自体してない可能性もあるけどな。リタの性格考えると」
ジーニアス「そっか」
‘ガチャ’
ジーニアス「あ、皆来たね。じゃあ配膳開始しよっか」
ベル「そうだな」
それで会話に入ってきたジーニアスとの会話もそこそこに皆が来たことで、俺達は食事の準備に専念し始める・・・
.