ジューダス「・・・さて、先程のしいなの件について聞かせてもらおうか」

ルーク「あぁ・・・フレン、今から話す中身は他言無用で頼む。ちょっと色々面倒な事今から言うから」

フレン「・・・はっ！」

・・・オタオタ一匹程度見つけりゃ簡単に倒せる。ちょっと探したけどオタオタを片付けた所でジューダスの声を皮切りにルークがフレンに注意を促し、ルークが話を始める・・・












ルーク「・・・つー訳だよ」

ジューダス「・・・つまりしいなはジュディス達の一員で、何らかの為にルーク達の様子を窺っていたと言うわけか」

フレン「何故・・・彼女達はそのようなことを・・・」

・・・それでルークから話を聞き終わりジューダスは納得し、フレンはうつむき考え込む。

ルーク「・・・多分じゃあるけど、あいつらの知りたい事ってのは俺に来た手紙の中身・・・って言うよりは婚約問題がどうなるか、だろうな。中身は向こうにとっくにバレてるっていうか、見当はついてるって思っていいと思う」

フレン「・・・どうしてそう思われるのですか？」

ルーク「俺の身の上を考えればピオニー陛下から手紙が来るってなるほどの重要な問題ってなったら必然的に限られてくるからな・・・それで一番に思い付くのって言ったら、まず俺が婚約解消したってのが第一に来る。んであいつらは見当をつけたから問題がどうなるか、それが知りたいんだと俺は思ってる」

ジューダス「・・・何故奴らがお前の婚約問題の事を気にする？そこまでして気にすることか、お前の婚約問題は？」

ルーク「あー・・・・・・心当たりはあるけど、結構突拍子もないことを言うからそこは話の流れとして聞いてくれるか？」

フレン「は・・・わかりました」

ルーク「・・・んじゃ言うけど、最近俺とリタが付き合ってんじゃないかみたいな事よく言われんだよ」

ベル、ジューダス、フレン「・・・は？」

ルーク「・・・お揃いのリアクションありがとう。けど事実なんだよ・・・そう言った話が出てんの」

いやいやいや・・・リタとってそれ、マジか・・・？

フレン「あ、あの・・・ルーク様、それはホントに・・・？」

ルーク「あくまで話が出てるだけだよ。一緒に本読んでたり実験なんかしてたらその姿にやたら茶々をいれて来るヤツがいたりして、それが女性陣限定で話が周り回って付き合ってるみたいに流れてな。今思い返してみたらシェリアとか結構露骨にその事探って聞いてたな・・・」

フレン「そ、そういうことですか・・・」

ジューダス「・・・だがその付き合ってるとか言う話から今回の手紙の件でもしやジュディス達はリタと別れるのでは、と言うことを不安に思い行動してるのでは・・・とお前は考えているのだな？」

ルーク「・・・それ以外にもう理由が思い浮かばねーよ。て言うか我ながら随分と都合のいい解釈をしてるけどな。リタといい仲に見えたからそうなったんじゃないかって」

リタとそういう噂になってるって俺初めて聞いたな・・・ってちょっと待てよ・・・

ベル「・・・もしかしてピオニー陛下、そう言った噂を折り込み済みで婚約者を見付けてこいって言ったのか？リタを婚約者にしろって、そう言うつもりで・・・」

ルーク「うわ・・・その可能性すっげぇ高い・・・つーか誰かアドリビトム内の様子をまだ伝えてそうな気までしてきた・・・俺が告白する情報をそいつから心待ちにしてる可能性すっげぇたけぇ・・・そしてそうだとしたら下手に誤魔化す事も出来ねぇじゃん・・・」

・・・今までのパターンからしてピオニー陛下がアドリビトム内の情報を把握してる可能性は高い、そう思ったんだけど・・・そりゃルークも頭を抱えるよな。自分の情報筒抜けなら。

ジューダス「・・・改めて難儀だな、お前も」

ルーク「あー・・・まぁあくまでかもしれないって程度に捉えておけよ。俺の予想が外れてるって事も有り得るからさ。フレンも別に今の話は黙ってさえくれれば気にしなくていいからな」

フレン「はい・・・」

ルーク「んじゃま、帰ろうぜ。いい加減暑くてたまらないしな」

そんな流れでルークは二人と会話を交わし、帰る流れになったけど・・・その姿がどこか空元気に見えるのは、正直俺は痛々しい気持ちを抱いていた・・・外れて欲しいけど、まず外れていない。その事にルークは自身で気付いてるってわかるから・・・









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