ワールドトラベラールーク君シリーズ TOW編
ベル「・・・どういうことだよ、一体・・・?」
リタ「・・・今ハロルドが言った通りよ。私が嘘発見器を作ったの・・・そこの自分の顔を偽ってる馬鹿の本当の顔を暴く為にね」
ベル「っ!?・・・その言葉は、ウッドロウの聞いた・・・!」
ルーク「・・・って事はあの噂を流した張本人はお前・・・!」
リタ「そうよ」
・・・リタの肯定にレイヴンとウッドロウにピオニー陛下以外の一同が一斉にざわついた・・・その気持ちはわかる、ただ当事者だったルークの心情はそれ以上に混乱してるようでただリタのそのどこか苛立った顔を凝視していた。
アッシュ「・・・てめぇ一体どういうつもりで・・・!」
リタ「どうもこうもあたしはただ事実を言っただけよ。あんたよりそこの馬鹿の方が優秀だってね」
アッシュ「・・・んだと・・・!」
ピオニー「やめろ、アッシュ・・・そもそもを考えろ。ルークがお前に負けた時、ルークは負けて気分がいいはずがないと言っていたのは今言われたから覚えてるだろう。そしてそれをお前は勝った喜びもあっただろうが、わざと負けたのではと微塵も疑いもしなかった・・・つまりルークはお前を騙すくらいの演技をしていたってことだ。ついでに言うならジェイド達全員を騙すくらいにな」
ライマ陣「!?」
・・・ピオニー陛下の言葉に一気にジェイド達の表情が驚きに変わる。だがその中で納得がいくわけがないと苛立ちを更に浮かべているアッシュがいる・・・
アッシュ「・・・納得、出来ません・・・俺がこの屑に手加減されたなど・・・!」
ピオニー「・・・ならもう一度勝負しろ。ただしルーク、今度は本気でやれ・・・終わった後にもう一度質問するが、その時に嘘を言ったらお前を厳重に処罰する。正当王位継承権を決める場を軽んじた行動を取ったものとしてな」
ルーク「・・・はい、わかりました」
ピオニー「と言うわけだ。もう一度今捨てた剣を取れ。すぐに始めるぞ」
アッシュ「・・・はい・・・っ!」
・・・ピオニー陛下の声により二人は再び戦うべく、各々の位置に着こうと動き出す。けれどその姿は対照的だった。熱く熱を持ったアッシュと、冷たく冷静なルーク・・・その心が現す熱は。
ピオニー「・・・では、始め!」
アッシュ「おぉぉぉぉぉぉっ!」
ルーク「・・・」
・・・それで再びピオニー陛下の声と共にアッシュがルークに斬りかかりに走り出すが、ルークはただその姿を静かに見つめながら剣を構える・・・
・・・アッシュには悪いけど、俺は最初から結果は見えていた。
戦い始めはしたもののアッシュの剣は難なくルークに受け止められ、反対にルークの剣にアッシュはなんとかと言った様子で受け止める。何とかアッシュも意地こそ見せてはいるものの、どう見たって必死に食い下がっている・・・と言った様子以外の何者でもないのは一目瞭然だった。
ルーク「・・・ふっ!」
‘ドムッ!’
アッシュ「が、はぁ・・・!」
ルーク「・・・さぁ、ピオニー陛下。これでいいですか?」
ピオニー「・・・あぁ、そこまで!」
ナタリア「っ・・・アッシュ!」
それで斬りあいに見切りをつけたルークが隙を見て拳を腹に叩き込むと、たまらず腹を押さえアッシュは倒れこむ。そこにに剣を突き付け決着だろうとピオニー陛下にルークが言えば即座に終了の掛け声が入り、ナタリアが駆け寄る。
ピオニー「・・・本気かどうか、は聞くまでもないようだな」
ルーク「・・・満足されましたか、陛下?」
ピオニー「あぁ・・・正直驚いている。ここまでとはな」
ルーク「・・・そうですか」
ガイ「・・・お、お前・・・本当にルーク、なのか・・・?」
ルーク「・・・それ以外の何に見えるんだ?」
ガイ「ち、違う・・・俺が言いたいのはそういうことじゃなくて・・・」
ピオニー「悪いな、ガイ。ちょっと後にしてくれ。こっちはまだ話さなきゃならないことがあるんでな」
ガイ「は、はい・・・」
・・・どこか諦めたよう冷めた目を浮かべるルークにガイは尚も食らいつこうとするけど、ピオニー陛下の声に仕方なくと言った様子で引き下がる。
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リタ「・・・今ハロルドが言った通りよ。私が嘘発見器を作ったの・・・そこの自分の顔を偽ってる馬鹿の本当の顔を暴く為にね」
ベル「っ!?・・・その言葉は、ウッドロウの聞いた・・・!」
ルーク「・・・って事はあの噂を流した張本人はお前・・・!」
リタ「そうよ」
・・・リタの肯定にレイヴンとウッドロウにピオニー陛下以外の一同が一斉にざわついた・・・その気持ちはわかる、ただ当事者だったルークの心情はそれ以上に混乱してるようでただリタのそのどこか苛立った顔を凝視していた。
アッシュ「・・・てめぇ一体どういうつもりで・・・!」
リタ「どうもこうもあたしはただ事実を言っただけよ。あんたよりそこの馬鹿の方が優秀だってね」
アッシュ「・・・んだと・・・!」
ピオニー「やめろ、アッシュ・・・そもそもを考えろ。ルークがお前に負けた時、ルークは負けて気分がいいはずがないと言っていたのは今言われたから覚えてるだろう。そしてそれをお前は勝った喜びもあっただろうが、わざと負けたのではと微塵も疑いもしなかった・・・つまりルークはお前を騙すくらいの演技をしていたってことだ。ついでに言うならジェイド達全員を騙すくらいにな」
ライマ陣「!?」
・・・ピオニー陛下の言葉に一気にジェイド達の表情が驚きに変わる。だがその中で納得がいくわけがないと苛立ちを更に浮かべているアッシュがいる・・・
アッシュ「・・・納得、出来ません・・・俺がこの屑に手加減されたなど・・・!」
ピオニー「・・・ならもう一度勝負しろ。ただしルーク、今度は本気でやれ・・・終わった後にもう一度質問するが、その時に嘘を言ったらお前を厳重に処罰する。正当王位継承権を決める場を軽んじた行動を取ったものとしてな」
ルーク「・・・はい、わかりました」
ピオニー「と言うわけだ。もう一度今捨てた剣を取れ。すぐに始めるぞ」
アッシュ「・・・はい・・・っ!」
・・・ピオニー陛下の声により二人は再び戦うべく、各々の位置に着こうと動き出す。けれどその姿は対照的だった。熱く熱を持ったアッシュと、冷たく冷静なルーク・・・その心が現す熱は。
ピオニー「・・・では、始め!」
アッシュ「おぉぉぉぉぉぉっ!」
ルーク「・・・」
・・・それで再びピオニー陛下の声と共にアッシュがルークに斬りかかりに走り出すが、ルークはただその姿を静かに見つめながら剣を構える・・・
・・・アッシュには悪いけど、俺は最初から結果は見えていた。
戦い始めはしたもののアッシュの剣は難なくルークに受け止められ、反対にルークの剣にアッシュはなんとかと言った様子で受け止める。何とかアッシュも意地こそ見せてはいるものの、どう見たって必死に食い下がっている・・・と言った様子以外の何者でもないのは一目瞭然だった。
ルーク「・・・ふっ!」
‘ドムッ!’
アッシュ「が、はぁ・・・!」
ルーク「・・・さぁ、ピオニー陛下。これでいいですか?」
ピオニー「・・・あぁ、そこまで!」
ナタリア「っ・・・アッシュ!」
それで斬りあいに見切りをつけたルークが隙を見て拳を腹に叩き込むと、たまらず腹を押さえアッシュは倒れこむ。そこにに剣を突き付け決着だろうとピオニー陛下にルークが言えば即座に終了の掛け声が入り、ナタリアが駆け寄る。
ピオニー「・・・本気かどうか、は聞くまでもないようだな」
ルーク「・・・満足されましたか、陛下?」
ピオニー「あぁ・・・正直驚いている。ここまでとはな」
ルーク「・・・そうですか」
ガイ「・・・お、お前・・・本当にルーク、なのか・・・?」
ルーク「・・・それ以外の何に見えるんだ?」
ガイ「ち、違う・・・俺が言いたいのはそういうことじゃなくて・・・」
ピオニー「悪いな、ガイ。ちょっと後にしてくれ。こっちはまだ話さなきゃならないことがあるんでな」
ガイ「は、はい・・・」
・・・どこか諦めたよう冷めた目を浮かべるルークにガイは尚も食らいつこうとするけど、ピオニー陛下の声に仕方なくと言った様子で引き下がる。
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