ワールドトラベラールーク君シリーズ TOW編
ジューダス「・・・別に構わん。僕はもう部屋に戻るが、後は何か言いたい事はあるか?」
ルーク「いや・・・あ、一つだけ。お前が受付した時、レイヴンにウッドロウ以外に誰か依頼を受けた奴っていたか?」
ジューダス「・・・チラホラと参加するかどうか、という集まりが出来ていたな。僕がアンジュの所に行った時に。ただ中身が中身なだけにどうするかという話が主になっていた上に、特に他には名前がなかったからどうとも言えんな」
ルーク「そっか・・・いや、悪かった。ありがとな、ジューダス」
ジューダス「気にするな・・・ではな」
・・・それでルークと話も終わって、ジューダスは部屋から出ていく。
ベル「・・・どうすんだ、ルーク?」
ルーク「どうするって言ってもな・・・こればっかしは待つしかないしな。でもここまで来たらやりきるしかないんだ。やってやるさ・・・!」
ベル「・・・月並みな事しか言えないけどさ、頑張れよ。ルーク・・・」
ルーク「あぁ・・・!」
それで二人残った室内で俺はルークに話しかけると、決意に満ちた表情を浮かべる・・・けど俺は正直何も出来ない自分に少し、悔しさを感じていた・・・
・・・そんなやり取りがあった後、どことなくアドリビトム内は三日間妙な空気に包まれていた。やっぱり件の噂から正当王位継承者を決めるということになってから、どうにも皆気を使ってしまう感じになってしまったんだよな。まぁソフィとかお子様達はわかってない感じもあったけど。
とにかく、三日が過ぎとうとう正当王位継承者を決める時がきた。
アンジュ「・・・来たわね」
ベル「・・・あれ?他の皆は?」
・・・それで俺とルークは受付のアンジュの前に来たわけだけど、そこにいたのはなんでかレイヴンにジューダスにウッドロウの三人のみ。
アンジュ「他の皆は先に出発したわ。第一陣、第二陣、そして貴方達の第三陣といった形になるように」
ルーク「は?なんでだよ?」
アンジュ「それは、フリングス少将からこうしてほしいとの願い出があったからなんだけど・・・」
ルーク「・・・んだよ、歯切れわりぃなアンジュ」
アンジュ「・・・いえ、これは実際に霊峰アブソールに言ってから確かめて。とにかくその準備に段階があるから出発を三段階にしたの。それで貴方達は第三陣として出発するって事になったの。ルークの護衛役としてね」
ルーク「俺の護衛?・・・一つはアッシュ達って分かるけど、もう一つのグループはなんのためなんだよ・・・?」
・・・アンジュのどこか要領を得ない答えに、ルークは素で首を傾げる・・・とりあえず、とにかく出発しないと・・・
ベル「・・・まぁとりあえず出ようぜ。あんまり待たせてもなんだし・・・」
ルーク「・・・そうだな。んじゃとっとと終わらせてさっさと戻ろうぜ。んなたりーことさっさと終わらせてな」
俺の声にルークはいつもらしく反応しバンエルティア号を出ようと歩き出し、俺達はその後に付いていく・・・
・・・そしてバンエルティア号を降り、向かうは霊峰アブソールの頂上。ただ試験と言うから到着する前に何か起きるのかと若干警戒していたものの、特に何か起きるでもなく俺達は順調に先に進んだ。
ベル、ルーク「「・・・え?」」
ウッドロウ「・・・何故、あの方が・・・?」
ジューダス「・・・どうした、一体?」
・・・それで順調に頂上に着いた俺達。だけどそこにあった光景、正確にはその光景の一点・・・そこを見て俺とルークとウッドロウが固まり、ジューダスが何をといった様子で俺達に声をかけてくる。けど正直、そんなジューダスの声に答えられるような余裕は俺達にはなかった。何故なら・・・
ピオニー「おう、来たなお前ら!」
・・・俺達を見てすっげぇいい笑顔を浮かべて近づいてくるライマの国王であり、俺の知るマルクトの皇帝陛下であるピオニー陛下がそこにいたのだから・・・
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ルーク「いや・・・あ、一つだけ。お前が受付した時、レイヴンにウッドロウ以外に誰か依頼を受けた奴っていたか?」
ジューダス「・・・チラホラと参加するかどうか、という集まりが出来ていたな。僕がアンジュの所に行った時に。ただ中身が中身なだけにどうするかという話が主になっていた上に、特に他には名前がなかったからどうとも言えんな」
ルーク「そっか・・・いや、悪かった。ありがとな、ジューダス」
ジューダス「気にするな・・・ではな」
・・・それでルークと話も終わって、ジューダスは部屋から出ていく。
ベル「・・・どうすんだ、ルーク?」
ルーク「どうするって言ってもな・・・こればっかしは待つしかないしな。でもここまで来たらやりきるしかないんだ。やってやるさ・・・!」
ベル「・・・月並みな事しか言えないけどさ、頑張れよ。ルーク・・・」
ルーク「あぁ・・・!」
それで二人残った室内で俺はルークに話しかけると、決意に満ちた表情を浮かべる・・・けど俺は正直何も出来ない自分に少し、悔しさを感じていた・・・
・・・そんなやり取りがあった後、どことなくアドリビトム内は三日間妙な空気に包まれていた。やっぱり件の噂から正当王位継承者を決めるということになってから、どうにも皆気を使ってしまう感じになってしまったんだよな。まぁソフィとかお子様達はわかってない感じもあったけど。
とにかく、三日が過ぎとうとう正当王位継承者を決める時がきた。
アンジュ「・・・来たわね」
ベル「・・・あれ?他の皆は?」
・・・それで俺とルークは受付のアンジュの前に来たわけだけど、そこにいたのはなんでかレイヴンにジューダスにウッドロウの三人のみ。
アンジュ「他の皆は先に出発したわ。第一陣、第二陣、そして貴方達の第三陣といった形になるように」
ルーク「は?なんでだよ?」
アンジュ「それは、フリングス少将からこうしてほしいとの願い出があったからなんだけど・・・」
ルーク「・・・んだよ、歯切れわりぃなアンジュ」
アンジュ「・・・いえ、これは実際に霊峰アブソールに言ってから確かめて。とにかくその準備に段階があるから出発を三段階にしたの。それで貴方達は第三陣として出発するって事になったの。ルークの護衛役としてね」
ルーク「俺の護衛?・・・一つはアッシュ達って分かるけど、もう一つのグループはなんのためなんだよ・・・?」
・・・アンジュのどこか要領を得ない答えに、ルークは素で首を傾げる・・・とりあえず、とにかく出発しないと・・・
ベル「・・・まぁとりあえず出ようぜ。あんまり待たせてもなんだし・・・」
ルーク「・・・そうだな。んじゃとっとと終わらせてさっさと戻ろうぜ。んなたりーことさっさと終わらせてな」
俺の声にルークはいつもらしく反応しバンエルティア号を出ようと歩き出し、俺達はその後に付いていく・・・
・・・そしてバンエルティア号を降り、向かうは霊峰アブソールの頂上。ただ試験と言うから到着する前に何か起きるのかと若干警戒していたものの、特に何か起きるでもなく俺達は順調に先に進んだ。
ベル、ルーク「「・・・え?」」
ウッドロウ「・・・何故、あの方が・・・?」
ジューダス「・・・どうした、一体?」
・・・それで順調に頂上に着いた俺達。だけどそこにあった光景、正確にはその光景の一点・・・そこを見て俺とルークとウッドロウが固まり、ジューダスが何をといった様子で俺達に声をかけてくる。けど正直、そんなジューダスの声に答えられるような余裕は俺達にはなかった。何故なら・・・
ピオニー「おう、来たなお前ら!」
・・・俺達を見てすっげぇいい笑顔を浮かべて近づいてくるライマの国王であり、俺の知るマルクトの皇帝陛下であるピオニー陛下がそこにいたのだから・・・
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