ワールドトラベラールーク君シリーズ TOW編
・・・アッシュを次期正当王位継承者にするルークの案も大詰めに来た。それは素直に嬉しかった。そして見事にルークに空かされた形を取らされたジェイド達はユージーン経由で事情を知った上でライマの手紙を渡されたアンジュよりのお達しで、使者が来るまでけして俺達に偶然会っても向こうからは接触はしないようにとキツく言われたらしい。こっちは決まりを守ってる訳だから、特に何も言われなかった。まぁ当然っちゃ当然なのかな?
・・・けどライマから送られてきたっていう手紙・・・そこに何か違和感を覚えた俺は妙な胸騒ぎを感じつつも、結局それが何かも分からない為に何も出来ずに数日を過ごしていた。
ベル「・・・んじゃ俺はクエスト行ってくる」
ルーク「おう」
・・・つってもそんな精神的な問題があるからと言って、ギルドのメンバーとしての役割は忘れちゃいない。そしてあくまでこの部屋の中以外では別にルークと特に仲良くしてないと見せる必要がある。
そんな訳で一人クエストに行って働こうと出掛ける俺を止めるでもなくルークは見送り、俺は部屋を後にする・・・
アンジュ「・・・あら、ベル。依頼を受けに来たの?」
ベル「うん、まぁ。メンバーに枠が空いてるクエストないか?」
アンジュ「・・・う~ん、ちょっと無いわね」
ベル「そっか、なら誰か探しに行こうかな」
アンジュ「・・・ちょっと待って。私が貴方のクエストに付き合うわ」
ベル「えっ?いいのか?アンジュ」
アンジュ「えぇ、クエストも落ち着いた数になってるし構わないわ。それにたまには私も動かないとね」
ベル「そっか・・・じゃあ他のメンバーはどうする?」
アンジュ「それは私から声をかけに行くわ。私がいない間チャットに代理で受付してもらうのを頼むついでにね」
ベル「・・・ん、わかった」
・・・それでクエストを受ける流れを作った、まではいいんだけど・・・何だろうな、このやけにアンジュの積極的な姿勢・・・
・・・まぁそんなこと気にするでもなく、俺はアンジュにクレスにウッドロウと一緒にオルタータ火山へと向かった。今回のクエストは学者からで地質調査っていう普段にあまりない珍しい依頼だ。
アンジュ「暑いわね~・・・でもこれで少しは私も痩せるかしら・・・?」
ベル「アンジュ、結構マジな事言うけど暑い所で汗をかいても寒い所でかく汗より効果薄いらしいぞ。元々暑い所で汗をかいても体の脂肪は燃焼しにくくて、寒い所で動いて暖まる方が外気の差と相まって脂肪が燃焼しやすいんだって(※痩せるために運動をするなら冬の方が効率的なのは本当らしいです)」
アンジュ「そんなぁ~・・・こんなに汗をかいてるのに・・・」
クレス「はは、いいじゃないか。帰ってきた後の冷えた水は美味しいんだし」
ウッドロウ「うむ、それにロックスは暑い所に行って帰ってきた時は冷たいデザートを必ず用意するからね。私は楽しみにしているよ」
アンジュ「あぁ~・・・言わないで・・・それでなくてもロックスのデザート美味しいのに、帰ったら絶対いっぱい食べちゃう・・・」
ベル「はは・・・」
・・・暑いながらもクレスにウッドロウと共に俺はアンジュのだれた姿を見て苦笑する。ま、普段からあんま動いてないアンジュにはキツいよな。効果薄いって聞いたらな。
・・・そんないい空気の中、火山の奥にある地質調査のポイントに来た俺達。
アンジュ「・・・よし、これで終わりね」
ベル「そっか。んじゃさっさと戻ろうぜ」
アンジュ「ちょっと待って、ベル。貴方に聞きたいことがあるの」
ベル「え?・・・あぁ、いいけど」
それで調査を終えた訳だけど、アンジュから突然聞きたいことがあるって真剣な表情をして言ってきた・・・あぁこう言うことかと、何となく俺はアンジュがこの為にここに来たんだと感じた。
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・・・けどライマから送られてきたっていう手紙・・・そこに何か違和感を覚えた俺は妙な胸騒ぎを感じつつも、結局それが何かも分からない為に何も出来ずに数日を過ごしていた。
ベル「・・・んじゃ俺はクエスト行ってくる」
ルーク「おう」
・・・つってもそんな精神的な問題があるからと言って、ギルドのメンバーとしての役割は忘れちゃいない。そしてあくまでこの部屋の中以外では別にルークと特に仲良くしてないと見せる必要がある。
そんな訳で一人クエストに行って働こうと出掛ける俺を止めるでもなくルークは見送り、俺は部屋を後にする・・・
アンジュ「・・・あら、ベル。依頼を受けに来たの?」
ベル「うん、まぁ。メンバーに枠が空いてるクエストないか?」
アンジュ「・・・う~ん、ちょっと無いわね」
ベル「そっか、なら誰か探しに行こうかな」
アンジュ「・・・ちょっと待って。私が貴方のクエストに付き合うわ」
ベル「えっ?いいのか?アンジュ」
アンジュ「えぇ、クエストも落ち着いた数になってるし構わないわ。それにたまには私も動かないとね」
ベル「そっか・・・じゃあ他のメンバーはどうする?」
アンジュ「それは私から声をかけに行くわ。私がいない間チャットに代理で受付してもらうのを頼むついでにね」
ベル「・・・ん、わかった」
・・・それでクエストを受ける流れを作った、まではいいんだけど・・・何だろうな、このやけにアンジュの積極的な姿勢・・・
・・・まぁそんなこと気にするでもなく、俺はアンジュにクレスにウッドロウと一緒にオルタータ火山へと向かった。今回のクエストは学者からで地質調査っていう普段にあまりない珍しい依頼だ。
アンジュ「暑いわね~・・・でもこれで少しは私も痩せるかしら・・・?」
ベル「アンジュ、結構マジな事言うけど暑い所で汗をかいても寒い所でかく汗より効果薄いらしいぞ。元々暑い所で汗をかいても体の脂肪は燃焼しにくくて、寒い所で動いて暖まる方が外気の差と相まって脂肪が燃焼しやすいんだって(※痩せるために運動をするなら冬の方が効率的なのは本当らしいです)」
アンジュ「そんなぁ~・・・こんなに汗をかいてるのに・・・」
クレス「はは、いいじゃないか。帰ってきた後の冷えた水は美味しいんだし」
ウッドロウ「うむ、それにロックスは暑い所に行って帰ってきた時は冷たいデザートを必ず用意するからね。私は楽しみにしているよ」
アンジュ「あぁ~・・・言わないで・・・それでなくてもロックスのデザート美味しいのに、帰ったら絶対いっぱい食べちゃう・・・」
ベル「はは・・・」
・・・暑いながらもクレスにウッドロウと共に俺はアンジュのだれた姿を見て苦笑する。ま、普段からあんま動いてないアンジュにはキツいよな。効果薄いって聞いたらな。
・・・そんないい空気の中、火山の奥にある地質調査のポイントに来た俺達。
アンジュ「・・・よし、これで終わりね」
ベル「そっか。んじゃさっさと戻ろうぜ」
アンジュ「ちょっと待って、ベル。貴方に聞きたいことがあるの」
ベル「え?・・・あぁ、いいけど」
それで調査を終えた訳だけど、アンジュから突然聞きたいことがあるって真剣な表情をして言ってきた・・・あぁこう言うことかと、何となく俺はアンジュがこの為にここに来たんだと感じた。
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