ワールドトラベラールーク君シリーズ TOW編
ルーク「簡単に言えばガイ達が話を聞いたって事から、ジェイドが黙ってられるかってのを考えてみた結果だよ。話を聞いたらアイツがどんな反応をするかをな・・・それでガイとアニスだけが動いたってのが引っ掛かった。アイツなら直接俺に接触するだろうって思ったからな。イヤミ混じりに俺の本音を探る形でだ。でもアイツはそのメンバーの中に入ってない・・・これがガイだけが考えたものだっていうなら穴があるのも納得はしたけど・・・もしジェイドがユージーンをダシに使ってるんならもしかして、と思ってな」
レイヴン「え・・・ダシにってまさか、囮に使ったって言うの・・・ユージーンを・・・?」
ルーク「まぁな。多分ユージーンに話をさせにいかせたのもジェイドの狙いだろ。ガイの呼び出しの事を漏らしてくれるんじゃないかってな。それで表向きの狙いを聞いた俺が不貞腐れてこの部屋にいる時を狙って、突入して動揺を誘おうとしてたんだろ。決まりに背いてでも俺の真実を知ろうとしてな」
レイヴン「そして結果はルーク君の読み通りこの部屋に飛び込んで来た・・・はぁー、もうここまで来るといっそ感心しか出来ないわオッサン・・・」
感心しか出来ないというレイヴン・・・つーか本当にすげぇ、ジェイドを出し抜けるなんて・・・
ルーク「ま、多分ユージーンかルーティ辺りの報告を受けて今頃ガイは絞られてんじゃねぇのか?そんなことするんじゃないってアンジュにな」
レイヴン「・・・いや、もうなんかどうでもいいわ・・・オッサン戻るから、じゃあね」
なんか精神的なダメージを大分食らったよう、レイヴンは部屋から出ていく・・・初めてじゃないか、あんなオッサンの姿?
ロックス「・・・失礼します・・・どうされたのですか、レイヴン様は?」
ベル「あ、ロックス・・・気にしなくていいよ、なんか勝手にあぁなっただけだからって・・・それ、ロックスが持ってるのって手紙か?」
ロックス「はい、ルーク様宛の手紙でございます」
それでレイヴンと入れ替わりに部屋に入ってきたロックスだけど、その手に持ってる手紙がなんなのかって聞いてみたらルーク宛の手紙って返したロックス・・・これってまさか・・・
ルーク「ふーん・・・もう戻っていいぞ。ご苦労だったな」
ロックス「はい、では失礼します」
それでルークは早く行ってくれと追い出すように言えばロックスはうやうやしく頭を下げて部屋を退出する・・・そして部屋から出た瞬間俺達は扉の鍵を締め、部屋の奥へと同時に向かう。
ベル「・・・どうだって?」
ルーク「ちょっと待て、今から読むから・・・・・・よっし、大体俺の思うようになった!ちょっと時間はかかる事になるけどライマからどっちを正当な王位継承者にするかってのを決めるための使者を寄越すって書いてるぜ!その時になったらまた手紙を送るってのもな!後ジェイド達やアンジュにも別にその事を記した手紙を出したって書いてある!へへっ、これで後はその時を待つだけだ!」
ベル「そうか、良かったな!・・・って大体?」
ルーク「・・・あぁ、使者を寄越すって所だな。王位継承者を選ぶのを早めてくれとは言ったけど、それを判断する権利って師匠に委ねられてる部分が大きいんだよ。だから師匠にそれをさせるってなると思ったんだけど、使者を送るってなったからあれっ?って思ったんだ・・・ま、そこまでくりゃ今更どっちでも構わねぇよ。後はアッシュを王にするよう、動くだけだ・・・!」
ベル「・・・うん、そうだな」
希望に満ちてやる気に燃えるルークの姿に俺も同意して頷く・・・けどなんというか俺はこの時、妙な違和感を覚えていた。ただそれがなんなのか言葉に出来ないから、俺は何も言えずに黙っていた・・・ルークにいらない不安を与えない為に・・・
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レイヴン「え・・・ダシにってまさか、囮に使ったって言うの・・・ユージーンを・・・?」
ルーク「まぁな。多分ユージーンに話をさせにいかせたのもジェイドの狙いだろ。ガイの呼び出しの事を漏らしてくれるんじゃないかってな。それで表向きの狙いを聞いた俺が不貞腐れてこの部屋にいる時を狙って、突入して動揺を誘おうとしてたんだろ。決まりに背いてでも俺の真実を知ろうとしてな」
レイヴン「そして結果はルーク君の読み通りこの部屋に飛び込んで来た・・・はぁー、もうここまで来るといっそ感心しか出来ないわオッサン・・・」
感心しか出来ないというレイヴン・・・つーか本当にすげぇ、ジェイドを出し抜けるなんて・・・
ルーク「ま、多分ユージーンかルーティ辺りの報告を受けて今頃ガイは絞られてんじゃねぇのか?そんなことするんじゃないってアンジュにな」
レイヴン「・・・いや、もうなんかどうでもいいわ・・・オッサン戻るから、じゃあね」
なんか精神的なダメージを大分食らったよう、レイヴンは部屋から出ていく・・・初めてじゃないか、あんなオッサンの姿?
ロックス「・・・失礼します・・・どうされたのですか、レイヴン様は?」
ベル「あ、ロックス・・・気にしなくていいよ、なんか勝手にあぁなっただけだからって・・・それ、ロックスが持ってるのって手紙か?」
ロックス「はい、ルーク様宛の手紙でございます」
それでレイヴンと入れ替わりに部屋に入ってきたロックスだけど、その手に持ってる手紙がなんなのかって聞いてみたらルーク宛の手紙って返したロックス・・・これってまさか・・・
ルーク「ふーん・・・もう戻っていいぞ。ご苦労だったな」
ロックス「はい、では失礼します」
それでルークは早く行ってくれと追い出すように言えばロックスはうやうやしく頭を下げて部屋を退出する・・・そして部屋から出た瞬間俺達は扉の鍵を締め、部屋の奥へと同時に向かう。
ベル「・・・どうだって?」
ルーク「ちょっと待て、今から読むから・・・・・・よっし、大体俺の思うようになった!ちょっと時間はかかる事になるけどライマからどっちを正当な王位継承者にするかってのを決めるための使者を寄越すって書いてるぜ!その時になったらまた手紙を送るってのもな!後ジェイド達やアンジュにも別にその事を記した手紙を出したって書いてある!へへっ、これで後はその時を待つだけだ!」
ベル「そうか、良かったな!・・・って大体?」
ルーク「・・・あぁ、使者を寄越すって所だな。王位継承者を選ぶのを早めてくれとは言ったけど、それを判断する権利って師匠に委ねられてる部分が大きいんだよ。だから師匠にそれをさせるってなると思ったんだけど、使者を送るってなったからあれっ?って思ったんだ・・・ま、そこまでくりゃ今更どっちでも構わねぇよ。後はアッシュを王にするよう、動くだけだ・・・!」
ベル「・・・うん、そうだな」
希望に満ちてやる気に燃えるルークの姿に俺も同意して頷く・・・けどなんというか俺はこの時、妙な違和感を覚えていた。ただそれがなんなのか言葉に出来ないから、俺は何も言えずに黙っていた・・・ルークにいらない不安を与えない為に・・・
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