ワールドトラベラールーク君シリーズ TOW編
ユーリ「・・・んじゃ戻るか、依頼の品も全部揃ったしな。ただユージーンとルーティはこの話は他には誰にもしないでくれ。変にまた噂が立ったら今度はエステルだけじゃなくアッシュ達にまで追及されかねないんでね」
ユージーン「・・・了解した」
ルーティ「あーもう・・・こんないいネタ他にないってのに・・・」
・・・それで空気からもう解散の流れになってたことでユーリの声と共に俺達は出口へ向かい歩き出す・・・これからどうなるんだろう、漠然とした思いを抱きながら俺は三人の後を付いていく・・・
・・・それでバンエルティア号に戻ってきた俺達だけど、クエスト達成の報告をした後何を言っていいものかと思いながら俺は部屋に戻った。
レイヴン「おーう、ベル君。お帰り~、なんか浮かない顔してるわね~」
ベル「・・・やっぱ、そうか・・・?」
ジューダス「・・・何があった?」
ベル「・・・今から言うよ」
・・・正直、気が重いしあんまり言いたくはない。けど言わなきゃそれこそ話にならないから俺はさっきの事を話し出す・・・
ベル「・・・って訳だよ。悪い、ルーク。何にも聞き出せなくて・・・」
ルーク「・・・いや、別にいい・・・つーかオッサン、ユーリも知ってるなんて俺聞いてねぇんだけど・・・」
レイヴン「・・・あー、オッサンも青年が知ってたなんて今初めて知ったからね。そこは勘弁してよ」
ジューダス「・・・ならばレイヴンとユーリは仲間ではない、と言うことか」
レイヴン「まぁそうなるかな。つっても噂の大元を言わない辺り、青年も興味あるんだろうね。ルーク君の素顔♪」
ルーク「・・・はっ。あの偉そうな貴族嫌いが興味を持った所で、特に大したことない素顔だぜ?こんなもんなんてな」
・・・皮肉っぽく笑ませたその表情は端から見れば自信に満ちた物に見えるかもしれない。けど何かその笑みは、俺には強がりにしか思えなかった。
レイヴン「まぁいいじゃない・・・んじゃま、オッサンはこの辺りで退出するわ。部屋にこもりきりで腹も減ったし、なんか食ってくる」
ルーク「・・・オッサン、ユーリには言うんじゃねぇぞ」
レイヴン「おー・・・見抜かれてるよ、オッサンの行動。まぁ釘も刺された事だし言わないわよ。んじゃね」
図星をつかれたと、おどけたように笑うレイヴンはそのまま部屋から出ていく・・・
ジューダス「・・・さて、結局レイヴンの依頼人の正体は分からずじまいだが何か打つ手はあるのか?」
ベル「あっ・・・悪い、ルーク。何も分からないまま帰っちゃって・・・」
ルーク「・・・いいよ、別に。それよっか俺はユーリに正直に俺の事を知らないって言ってくれた方がありがたかった、例えユーリが俺の事を何か勘づいたとしてもな」
ベル「えっ・・・?」
ルーク「・・・アイツは多分気付いたよ、お前の答えでな。つってもそれはお前のせいじゃない。結構鋭いからな、ユーリは。どう答えても俺のことが変だってくらいはまず勘づいてる・・・だから勝手に俺の事をバラさなかった。その俺を想っての事に礼を言いたい・・・ありがとうな」
ベル「あ、いや・・・別にそこまでの事じゃないから、そんな事言わなくてもいいよ・・・」
・・・なんだろうな、不甲斐ない自分にちょっと嫌な気持ちがあったんだけどこう礼を言われる形になると・・・むず痒いな・・・
ジューダス「そこまでにしておけ・・・改めて聞くが何か現状打破の為に何かあるのか、考えは?」
ルーク「あぁ・・・ベルのおかげで何個か分かったこともあるしな、一つ考えがある」
えっ?・・・何個か分かったことって、あれで一体何が・・・?
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ユージーン「・・・了解した」
ルーティ「あーもう・・・こんないいネタ他にないってのに・・・」
・・・それで空気からもう解散の流れになってたことでユーリの声と共に俺達は出口へ向かい歩き出す・・・これからどうなるんだろう、漠然とした思いを抱きながら俺は三人の後を付いていく・・・
・・・それでバンエルティア号に戻ってきた俺達だけど、クエスト達成の報告をした後何を言っていいものかと思いながら俺は部屋に戻った。
レイヴン「おーう、ベル君。お帰り~、なんか浮かない顔してるわね~」
ベル「・・・やっぱ、そうか・・・?」
ジューダス「・・・何があった?」
ベル「・・・今から言うよ」
・・・正直、気が重いしあんまり言いたくはない。けど言わなきゃそれこそ話にならないから俺はさっきの事を話し出す・・・
ベル「・・・って訳だよ。悪い、ルーク。何にも聞き出せなくて・・・」
ルーク「・・・いや、別にいい・・・つーかオッサン、ユーリも知ってるなんて俺聞いてねぇんだけど・・・」
レイヴン「・・・あー、オッサンも青年が知ってたなんて今初めて知ったからね。そこは勘弁してよ」
ジューダス「・・・ならばレイヴンとユーリは仲間ではない、と言うことか」
レイヴン「まぁそうなるかな。つっても噂の大元を言わない辺り、青年も興味あるんだろうね。ルーク君の素顔♪」
ルーク「・・・はっ。あの偉そうな貴族嫌いが興味を持った所で、特に大したことない素顔だぜ?こんなもんなんてな」
・・・皮肉っぽく笑ませたその表情は端から見れば自信に満ちた物に見えるかもしれない。けど何かその笑みは、俺には強がりにしか思えなかった。
レイヴン「まぁいいじゃない・・・んじゃま、オッサンはこの辺りで退出するわ。部屋にこもりきりで腹も減ったし、なんか食ってくる」
ルーク「・・・オッサン、ユーリには言うんじゃねぇぞ」
レイヴン「おー・・・見抜かれてるよ、オッサンの行動。まぁ釘も刺された事だし言わないわよ。んじゃね」
図星をつかれたと、おどけたように笑うレイヴンはそのまま部屋から出ていく・・・
ジューダス「・・・さて、結局レイヴンの依頼人の正体は分からずじまいだが何か打つ手はあるのか?」
ベル「あっ・・・悪い、ルーク。何も分からないまま帰っちゃって・・・」
ルーク「・・・いいよ、別に。それよっか俺はユーリに正直に俺の事を知らないって言ってくれた方がありがたかった、例えユーリが俺の事を何か勘づいたとしてもな」
ベル「えっ・・・?」
ルーク「・・・アイツは多分気付いたよ、お前の答えでな。つってもそれはお前のせいじゃない。結構鋭いからな、ユーリは。どう答えても俺のことが変だってくらいはまず勘づいてる・・・だから勝手に俺の事をバラさなかった。その俺を想っての事に礼を言いたい・・・ありがとうな」
ベル「あ、いや・・・別にそこまでの事じゃないから、そんな事言わなくてもいいよ・・・」
・・・なんだろうな、不甲斐ない自分にちょっと嫌な気持ちがあったんだけどこう礼を言われる形になると・・・むず痒いな・・・
ジューダス「そこまでにしておけ・・・改めて聞くが何か現状打破の為に何かあるのか、考えは?」
ルーク「あぁ・・・ベルのおかげで何個か分かったこともあるしな、一つ考えがある」
えっ?・・・何個か分かったことって、あれで一体何が・・・?
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