ワールドトラベラールーク君シリーズ TOW編
・・・俺とルークが同じ部屋で共同生活を始める事になって数日が経った。
レイヴンからの話を受けて微妙な空気のままふて寝をしたルークだけど、起き上がった後は気は晴れたようで普通の様子でそれからは過ごしていた。その時は他の面々がいる時と違って自分の事は自分でやるって形で、俺に手伝いなんかも求めることなく普通にしていた・・・出来るものも出来ないと、そういった所は外には見せない徹底してる姿に俺はこの数日で感服せざるを得なかった。
ルーク「・・・くっそ~、やっぱつえぇなお前・・・太刀筋とか俺とおんなじはずなのに・・・」
ベル「まぁ色々戦ってきたし、戦闘経験に関してはお前よっか上だからな」
・・・そんな風にして二人穏やかに過ごしてたんだけど、なんかレイヴンの事も含めて悶々とした想いがあったことから気晴らしにルーク発案の元で俺達はルバーブ連山で修行をする事にした。
つっても魔物相手って訳でもなく、一対一の対決方式って形の真剣勝負をやるためだ。まぁ結果は俺の勝ちだった訳だけど、経験の差があって剣の腕負けてたら俺どうしようもねぇよな・・・
ルーク「・・・でもま、久しぶりに周りを気にせず本気出せたのはありがてぇな。ちゃんとした稽古を師匠以外の前で黙々とこなすなんて俺のキャラじゃねーし」
ベル「まぁ分かんないでもないな。俺も人がいない時に稽古をなんてキャラじゃなかったし」
ルーク「はは・・・んじゃ戻るか、気張らしも済んだことだし」
ベル「そうすっか」
晴れ晴れとした表情になってるルークに、俺もつられて笑みを浮かべ二人ともにルバーブ連山を降りようと足を運ぶ・・・
ユーリ「・・・お」
ルーク「げ・・・大罪人・・・」
・・・そんな所からバンエルティア号に戻ってきた俺達の前に現れたのはユーリで、ルークの表情は嫌そうに歪む。
ユーリ「どうしたお坊ちゃん。珍しいな、ガイもいないのにおでかけなんて」
ルーク「うっせー・・・つーかどけよ。アンジュに帰ったって報告してさっさと寝てーんだ」
ユーリ「へいへい・・・後で適当に俺んとこに来てくれ」
ベル「えっ・・・?」
・・・不機嫌にユーリの横をルークが通り抜けた後に俺も通り抜けようとしたんだけど、ユーリが俺の耳に聞こえるくらいに小さく呟いた声に俺は振り返るけど、ユーリは何も言わずにその場を後にしていく・・・なんだ、一体・・・?
・・・その後ユーリの言葉がどうにも気になった俺は飯も終わってルークも眠りについた夜、俺はユーリを訪ねにバンエルティア号の中を探した。
ユーリ「・・・よう」
ベル「あ、ユーリ・・・」
・・・けどユーリのいる部屋に行く前のエントランスに来ると、待っていたと言わんばかりに笑顔を浮かべたユーリが立っていた。
ベル「どうしたんだよ、一体・・・?」
ユーリ「まぁ待て。積もる話は上でやろうぜ?ここで話してたら誰が聞いてるかわからないからな」
ベル「・・・うん」
・・・それで有無を言わさずさっさと上に行こうと言われ、俺は頷く以外に出来ず二人で上に行く・・・
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レイヴンからの話を受けて微妙な空気のままふて寝をしたルークだけど、起き上がった後は気は晴れたようで普通の様子でそれからは過ごしていた。その時は他の面々がいる時と違って自分の事は自分でやるって形で、俺に手伝いなんかも求めることなく普通にしていた・・・出来るものも出来ないと、そういった所は外には見せない徹底してる姿に俺はこの数日で感服せざるを得なかった。
ルーク「・・・くっそ~、やっぱつえぇなお前・・・太刀筋とか俺とおんなじはずなのに・・・」
ベル「まぁ色々戦ってきたし、戦闘経験に関してはお前よっか上だからな」
・・・そんな風にして二人穏やかに過ごしてたんだけど、なんかレイヴンの事も含めて悶々とした想いがあったことから気晴らしにルーク発案の元で俺達はルバーブ連山で修行をする事にした。
つっても魔物相手って訳でもなく、一対一の対決方式って形の真剣勝負をやるためだ。まぁ結果は俺の勝ちだった訳だけど、経験の差があって剣の腕負けてたら俺どうしようもねぇよな・・・
ルーク「・・・でもま、久しぶりに周りを気にせず本気出せたのはありがてぇな。ちゃんとした稽古を師匠以外の前で黙々とこなすなんて俺のキャラじゃねーし」
ベル「まぁ分かんないでもないな。俺も人がいない時に稽古をなんてキャラじゃなかったし」
ルーク「はは・・・んじゃ戻るか、気張らしも済んだことだし」
ベル「そうすっか」
晴れ晴れとした表情になってるルークに、俺もつられて笑みを浮かべ二人ともにルバーブ連山を降りようと足を運ぶ・・・
ユーリ「・・・お」
ルーク「げ・・・大罪人・・・」
・・・そんな所からバンエルティア号に戻ってきた俺達の前に現れたのはユーリで、ルークの表情は嫌そうに歪む。
ユーリ「どうしたお坊ちゃん。珍しいな、ガイもいないのにおでかけなんて」
ルーク「うっせー・・・つーかどけよ。アンジュに帰ったって報告してさっさと寝てーんだ」
ユーリ「へいへい・・・後で適当に俺んとこに来てくれ」
ベル「えっ・・・?」
・・・不機嫌にユーリの横をルークが通り抜けた後に俺も通り抜けようとしたんだけど、ユーリが俺の耳に聞こえるくらいに小さく呟いた声に俺は振り返るけど、ユーリは何も言わずにその場を後にしていく・・・なんだ、一体・・・?
・・・その後ユーリの言葉がどうにも気になった俺は飯も終わってルークも眠りについた夜、俺はユーリを訪ねにバンエルティア号の中を探した。
ユーリ「・・・よう」
ベル「あ、ユーリ・・・」
・・・けどユーリのいる部屋に行く前のエントランスに来ると、待っていたと言わんばかりに笑顔を浮かべたユーリが立っていた。
ベル「どうしたんだよ、一体・・・?」
ユーリ「まぁ待て。積もる話は上でやろうぜ?ここで話してたら誰が聞いてるかわからないからな」
ベル「・・・うん」
・・・それで有無を言わさずさっさと上に行こうと言われ、俺は頷く以外に出来ず二人で上に行く・・・
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