ワールドトラベラールーク君シリーズ
「ふーん、こんなガキが色んな世界を旅してきたなんてな・・・つってもこうしてっとただのガキにしか見えねぇけどな」
「・・・はにふんはよ、ひひはり」
・・・ちょっと警戒してた俺の前に来たカルディアは膝を曲げて視線を合わせてきたと思ったら、俺のほっぺを面白そうに掴んでいじりだした。いきなりの事に抗議はするけどちゃんと言葉になんねぇ・・・
「・・・カルディア、どこに行ったかと思えばここにいたのか」
「なんだよデジェル、わざわざ探しに来たのか?」
「・・・話をするならその子から手を離してやれ。子供で遊んでいる場合か」
「いいだろ別に。ガキが暇しねーように遊んでやってんだから」
「よふへーよ、はなへ」
そんな時にカミュさんに良く似たデジェルって人が来たけど一切ほっぺをいじる手を緩めないカルディアに、仕方なく俺がその手を掴んでひっぺがす・・・ホントになんだよこいつ、なんでこんなに自由に行動すんだよ。
「・・・御前を失礼しました、アテナ」
「いえ、それよりあの二人の様子は・・・」
「様子は落ち着いてきましたので、カルディアが勝手に離れた為我らもこちらに参りました。念のためにシオンにアルデバランにマニゴルド、アスミタに童虎にシジフォスは場に残っております」
「貴方は・・・魚座の聖闘士ですか?」
「はい、アルバフィカと申します」
デジェルさんが俺から離れたカルディアの腕を引き頭を下げるとアテナさんはそれよりもと二人の事を聞けば、アフロディーテさんに良く似た人が何人か他の先代達を引き連れて報告をしてきた。その容姿に魚座と推測するアテナさんにアルバフィカさんは名前を名乗りながら肯定する。
「お・・・私は獅子座のレグルスです」
「私は山羊座のエルシドです」
「私は水瓶座のデジェルです」
それで続々と自己紹介をしていく先代達だけど、レグルスは敬語に慣れてないっぽい感じ出てるな。まぁ戸惑ってるってのもあんだろうけど。
「・・・瞬、さっき見た時から思ってたけどこの似方なんなんだよ?ムウとアイオリア以外ほとんど見た目一緒じゃないか。俺達の知る黄金聖闘士達と守護星座も」
「うん、僕もここまで似てるなんて思ってなかったよ・・・」
そんな中で星矢と瞬が固まって改めてヒソヒソ話をするけど、結構分かりやすく声が俺のとこまで聞こえてくる・・・
「おい、さっきも言ってたがそんなに俺達は次代の黄金達に似てんのか?」
・・・なもんだから当然カルディア達にも話は聞こえて、興味深そうに二人に近付く。
「うんまぁ・・・エルシドはシュラに良く似てるし、デジェルはカミュに似てるし・・・ただ何て言うか見た目は似てるけどやっぱあんたはミロには似てないんだよな、全然丁寧じゃないし。て言うかむしろがさつ、かな」
「・・・言ってくれるじゃねーか、天馬星座」
「・・・何がどうして同じ蠍座でそうなったというのだ」
「おいデジェル!?おま、何で悲痛な顔してんだよ!?」
「・・・次代の蠍座がこうならないように天が情けをかけたのかもしれんぞ」
「エルシドまで!?普段あんま率先して喋んねー癖に、冗談キツいぞオイ!」
「冗談じゃないからエルシドも言ってるんだよ、それくらい分かるだろカルディア」
「てんめ!ここぞとばかりに参加してんじゃねーよ、レグルス!」
「ちょっと!・・・何で、俺の時は追いかけてくるのさ!?」
「うるせえぇぇぇ!黙って捕まりやがれぇぇぇ!」
「「「「・・・」」」」
・・・何がどうしてこうなった。星矢が正直な感想を述べて獰猛な笑みを浮かべたと思ったら、先代達の流れる連携でのカルディア弄り。そしてトリのレグルスとのいきなりのおいかけっこの始まり・・・寸劇の始まりに先代達を除いた俺達はこのフランクな黄金同士の掛け合いに、唖然とするしかなかった。
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「・・・はにふんはよ、ひひはり」
・・・ちょっと警戒してた俺の前に来たカルディアは膝を曲げて視線を合わせてきたと思ったら、俺のほっぺを面白そうに掴んでいじりだした。いきなりの事に抗議はするけどちゃんと言葉になんねぇ・・・
「・・・カルディア、どこに行ったかと思えばここにいたのか」
「なんだよデジェル、わざわざ探しに来たのか?」
「・・・話をするならその子から手を離してやれ。子供で遊んでいる場合か」
「いいだろ別に。ガキが暇しねーように遊んでやってんだから」
「よふへーよ、はなへ」
そんな時にカミュさんに良く似たデジェルって人が来たけど一切ほっぺをいじる手を緩めないカルディアに、仕方なく俺がその手を掴んでひっぺがす・・・ホントになんだよこいつ、なんでこんなに自由に行動すんだよ。
「・・・御前を失礼しました、アテナ」
「いえ、それよりあの二人の様子は・・・」
「様子は落ち着いてきましたので、カルディアが勝手に離れた為我らもこちらに参りました。念のためにシオンにアルデバランにマニゴルド、アスミタに童虎にシジフォスは場に残っております」
「貴方は・・・魚座の聖闘士ですか?」
「はい、アルバフィカと申します」
デジェルさんが俺から離れたカルディアの腕を引き頭を下げるとアテナさんはそれよりもと二人の事を聞けば、アフロディーテさんに良く似た人が何人か他の先代達を引き連れて報告をしてきた。その容姿に魚座と推測するアテナさんにアルバフィカさんは名前を名乗りながら肯定する。
「お・・・私は獅子座のレグルスです」
「私は山羊座のエルシドです」
「私は水瓶座のデジェルです」
それで続々と自己紹介をしていく先代達だけど、レグルスは敬語に慣れてないっぽい感じ出てるな。まぁ戸惑ってるってのもあんだろうけど。
「・・・瞬、さっき見た時から思ってたけどこの似方なんなんだよ?ムウとアイオリア以外ほとんど見た目一緒じゃないか。俺達の知る黄金聖闘士達と守護星座も」
「うん、僕もここまで似てるなんて思ってなかったよ・・・」
そんな中で星矢と瞬が固まって改めてヒソヒソ話をするけど、結構分かりやすく声が俺のとこまで聞こえてくる・・・
「おい、さっきも言ってたがそんなに俺達は次代の黄金達に似てんのか?」
・・・なもんだから当然カルディア達にも話は聞こえて、興味深そうに二人に近付く。
「うんまぁ・・・エルシドはシュラに良く似てるし、デジェルはカミュに似てるし・・・ただ何て言うか見た目は似てるけどやっぱあんたはミロには似てないんだよな、全然丁寧じゃないし。て言うかむしろがさつ、かな」
「・・・言ってくれるじゃねーか、天馬星座」
「・・・何がどうして同じ蠍座でそうなったというのだ」
「おいデジェル!?おま、何で悲痛な顔してんだよ!?」
「・・・次代の蠍座がこうならないように天が情けをかけたのかもしれんぞ」
「エルシドまで!?普段あんま率先して喋んねー癖に、冗談キツいぞオイ!」
「冗談じゃないからエルシドも言ってるんだよ、それくらい分かるだろカルディア」
「てんめ!ここぞとばかりに参加してんじゃねーよ、レグルス!」
「ちょっと!・・・何で、俺の時は追いかけてくるのさ!?」
「うるせえぇぇぇ!黙って捕まりやがれぇぇぇ!」
「「「「・・・」」」」
・・・何がどうしてこうなった。星矢が正直な感想を述べて獰猛な笑みを浮かべたと思ったら、先代達の流れる連携でのカルディア弄り。そしてトリのレグルスとのいきなりのおいかけっこの始まり・・・寸劇の始まりに先代達を除いた俺達はこのフランクな黄金同士の掛け合いに、唖然とするしかなかった。
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