ワールドトラベラールーク君シリーズ
「これは・・・一体・・・」
俺達が先代の現れた光景に驚いている中、アイオロスさんによく似た人が呆然と呟くけど・・・似てんな、ほとんどの人皆未来の黄金聖闘士達に・・・ってあれ?
「・・・あの二人って双子っぽいけど、この時代の双子座なのか?サガやカノンみたいな形で」
「っ!?・・・何故お主がそこにおる、アスプロス・・・っ!?」
「アスプロス・・・っ!?」
その中の一角に双子っぽい姿を見つけて星矢がそれを指摘すると、老師を皮切りに緊迫感を持って先代達がそのアスプロスって人を囲み出す。だけどそんな中で真っ向から視線を交わす人が一人いた。
「・・・アスプロス・・・っ!」
「・・・何があったかは知らんが、どうやら俺達は生き返ったようだな。デフテロス・・・!」
それがアスプロスって呼ばれた人にデフテロスって呼ばれた人・・・つーかこえぇよ、この二人。あからさまに一触即発って雰囲気で睨みあってるんだけど・・・
「・・・待つのだ、二人とも。とりあえず私達の話を聞いてくれ、色々と説明しなければならないことがあるのでな」
「なんだよシオン・・・ってその格好、お前ホントにお師様の後を継いだのか?」
「あぁ、そうだマニゴルド。だが今はそんなことを論じていないんだ、話をするだけの間でいい。拳を納めてくれデフテロス、そしてアスプロス」
「・・・チッ、仕方ないな」
「フン、いいだろう」
そこで間に入ったシオンさんにマニゴルドってデスマスクに似た人が茶々を入れるけど、それも構わず話を進めた結果その双子は各々微妙な納得の仕方をしていた。
「では話そう。何故今このような事になっているのかを・・・」
それでシオンさんは話始める、今までの経緯を・・・
「・・・という訳で、今お前達がこの現世にいるのは未来から来られたアテナのおかげなのだ」
「・・・そうだったのですか・・・」
・・・そして全て話終わった所で、カミュさんに似た人が納得の声を上げる。
「・・・メフィストフェレスか・・・まさかその名を再び聞こうとはな」
「アスプロス・・・?」
そこで反応したのはアスプロスって人で獰猛な笑みを浮かべるその姿に、デフテロスって人が何をと探る視線を向ける。
「・・・まぁせっかく甦らせてもらったんだ。その質問に答えよう・・・メフィストフェレスの正体は俺が知っている。その上でメフィストフェレスは俺が始末させてもらった」
「何・・・デフテロスがメフィストフェレスを倒したのではないのか?」
「それは違うな。俺はその時ハーデスより命をもらってデフテロスと戦い、デフテロスを殺した。その後メフィストフェレスに一時別の空間に飛ばされこそしたが、再び元の空間にまで舞い戻りヤツを倒した・・・というわけよ」
「デフテロスが死んだ・・・もしやわしと別れた後、アスプロスと戦って散ったのか?お主は・・・」
「・・・あぁ、そうだ。我を鍛えると言った割に情けない結果になったと自身で思うがな」
・・・それでアスプロスから明らかになった本当の真実に、老師とデフテロスがそれを確かと裏付けるような会話を繰り広げる。
「話を戻すがヤツの正体、だったな。要約して言うならヤツの正体はこうだ」
「クロノスの弟神のカイロスであり、その存在をクロノスに地上に堕とされ神々の間からすら認識されなくなった半神半人だ」
「クロノスの弟神・・・!?まさか、そんな存在が・・・!?」
「驚かれるのも無理はない、アテナ。だがクロノスが直々にその存在を消したのならその事も頷ける上、ヤツの使う技は時を操る技が多かった。その上でヤツは人として生を繰り返す中、メフィストフェレスとして生まれた生で自身に都合のいい聖戦の流れを自らで作っていった・・・その中には俺の心の中に邪悪の一滴を落としていった、という所業もあった・・・」
「邪悪の一滴だと?・・・どういう事だ、アスプロス!?」
そんな姿に気遣うでもなく話を続けるアスプロスだったけど、その存在がクロノスの弟神と聞いてアテナの表情が今までにないくらいに最大限に驚きに変わった。けどまだ話終えてなかったアスプロスは話を続けるけど、邪悪の一滴という言葉に反応したデフテロスは激しくアスプロスに詰め寄った。
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俺達が先代の現れた光景に驚いている中、アイオロスさんによく似た人が呆然と呟くけど・・・似てんな、ほとんどの人皆未来の黄金聖闘士達に・・・ってあれ?
「・・・あの二人って双子っぽいけど、この時代の双子座なのか?サガやカノンみたいな形で」
「っ!?・・・何故お主がそこにおる、アスプロス・・・っ!?」
「アスプロス・・・っ!?」
その中の一角に双子っぽい姿を見つけて星矢がそれを指摘すると、老師を皮切りに緊迫感を持って先代達がそのアスプロスって人を囲み出す。だけどそんな中で真っ向から視線を交わす人が一人いた。
「・・・アスプロス・・・っ!」
「・・・何があったかは知らんが、どうやら俺達は生き返ったようだな。デフテロス・・・!」
それがアスプロスって呼ばれた人にデフテロスって呼ばれた人・・・つーかこえぇよ、この二人。あからさまに一触即発って雰囲気で睨みあってるんだけど・・・
「・・・待つのだ、二人とも。とりあえず私達の話を聞いてくれ、色々と説明しなければならないことがあるのでな」
「なんだよシオン・・・ってその格好、お前ホントにお師様の後を継いだのか?」
「あぁ、そうだマニゴルド。だが今はそんなことを論じていないんだ、話をするだけの間でいい。拳を納めてくれデフテロス、そしてアスプロス」
「・・・チッ、仕方ないな」
「フン、いいだろう」
そこで間に入ったシオンさんにマニゴルドってデスマスクに似た人が茶々を入れるけど、それも構わず話を進めた結果その双子は各々微妙な納得の仕方をしていた。
「では話そう。何故今このような事になっているのかを・・・」
それでシオンさんは話始める、今までの経緯を・・・
「・・・という訳で、今お前達がこの現世にいるのは未来から来られたアテナのおかげなのだ」
「・・・そうだったのですか・・・」
・・・そして全て話終わった所で、カミュさんに似た人が納得の声を上げる。
「・・・メフィストフェレスか・・・まさかその名を再び聞こうとはな」
「アスプロス・・・?」
そこで反応したのはアスプロスって人で獰猛な笑みを浮かべるその姿に、デフテロスって人が何をと探る視線を向ける。
「・・・まぁせっかく甦らせてもらったんだ。その質問に答えよう・・・メフィストフェレスの正体は俺が知っている。その上でメフィストフェレスは俺が始末させてもらった」
「何・・・デフテロスがメフィストフェレスを倒したのではないのか?」
「それは違うな。俺はその時ハーデスより命をもらってデフテロスと戦い、デフテロスを殺した。その後メフィストフェレスに一時別の空間に飛ばされこそしたが、再び元の空間にまで舞い戻りヤツを倒した・・・というわけよ」
「デフテロスが死んだ・・・もしやわしと別れた後、アスプロスと戦って散ったのか?お主は・・・」
「・・・あぁ、そうだ。我を鍛えると言った割に情けない結果になったと自身で思うがな」
・・・それでアスプロスから明らかになった本当の真実に、老師とデフテロスがそれを確かと裏付けるような会話を繰り広げる。
「話を戻すがヤツの正体、だったな。要約して言うならヤツの正体はこうだ」
「クロノスの弟神のカイロスであり、その存在をクロノスに地上に堕とされ神々の間からすら認識されなくなった半神半人だ」
「クロノスの弟神・・・!?まさか、そんな存在が・・・!?」
「驚かれるのも無理はない、アテナ。だがクロノスが直々にその存在を消したのならその事も頷ける上、ヤツの使う技は時を操る技が多かった。その上でヤツは人として生を繰り返す中、メフィストフェレスとして生まれた生で自身に都合のいい聖戦の流れを自らで作っていった・・・その中には俺の心の中に邪悪の一滴を落としていった、という所業もあった・・・」
「邪悪の一滴だと?・・・どういう事だ、アスプロス!?」
そんな姿に気遣うでもなく話を続けるアスプロスだったけど、その存在がクロノスの弟神と聞いてアテナの表情が今までにないくらいに最大限に驚きに変わった。けどまだ話終えてなかったアスプロスは話を続けるけど、邪悪の一滴という言葉に反応したデフテロスは激しくアスプロスに詰め寄った。
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