ワールドトラベラールーク君シリーズ
・・・アイオロスさんの年齢に関してすっげぇショッキングな事実が判明した後、天蠍宮で過ごしミロさんと別れた後また騒ぐよう人馬宮にて一泊し終えた俺達。
「・・・待たせたな、カノン」
「おぉ、シュラ。別にそれほど待ってもないぞ、俺達は」
そうこうしている内に次の宮から足を運んできたのは、話に聞いたアイオロスさんを半殺しにしたっていうシュラさん。目付きは鋭いけど、なんつーか穏やかな表情してるな。
「シュラ、ルークの事をよろしく頼むぞ」
「あぁ、任せてくれ」
現にアイオロスさんが現れてもそれほど動揺もせず、普通に応対している・・・信じられないな、少し前までこの人がその責任感じてアイオロスさんとの鉢合わせを出来る限り避けてたなんて。そんなことを思いながら俺はまたカノンに担がれながら、上の磨羯宮へと向かっていった・・・
・・・十二宮も流石に4分の3も越えれば、もう慣れてくる。程なくして磨羯宮に着いた俺達はシュラさんの好意でソファーに座った。
「すまんな・・・あまり俺は人をもてなすということには慣れていないし、口も回る方ではない。とりあえずゆっくりしていてくれ。何か入り用ならすぐに用意しよう」
「気遣いありがとうございます」
・・・まぁ確かに見てて器用なんて風には見えないな、武骨って方が似合うし。でも真面目な人って思ったら、そう苦でもないしいいかって頭を下げた・・・
・・・そう思って二時間もする頃には、ちょっとどうしようかなって思う事態に対面していた・・・何せこのシュラさん、子供が苦手なのか俺にどうしていいのかわからないのかやたらしどろもどろの態度なんだ。カノンも適度に話題を提供したりはしてくれて返事を返してはくれるんだけど、どうにも会話が長く続かない。元々会話が長く続くようなタイプでもないとは思うけど、なんかうまく返そうと思ってるのか妙に考える時間が長い。その上、話す言葉もぎこちない・・・まぁ自分で会話そんな得意じゃないって言ってたし、自分で言っててなんだけど子供相手じゃどう会話していいかわかんないんだろうな・・・よし、こんな状態が続くんなら・・・
「・・・あの、シュラさん。ちょっと磨羯宮の横を使っていいですか?」
「・・・いいが、どうした?」
「ここに来てあんまり戦ったりとかしてないし、この辺りで修行をしておきたいんですけど・・・」
・・・俺が決心して切り出したのは修行、だ。正直会話するのがキツそうなシュラさん見てるの辛いからそうするくらいなら会話ない状況にした方が楽だし、修行しておけば強さも少しは保てるしな・・・一挙両得ってもんだ。
「それなら構わんが、本当に戦えるのか?子供のお前が・・・」
「それ言うなら聖闘士も似たような物じゃないですか、修行始めるのって一桁の年齢からって言いますし・・・それに元々の俺、十七歳の体ですし問題ないですよ」
「・・・うむ・・・」
そんな俺をシュラさんは心配してくるけど、こんな体今してるけど俺十七歳の体が元なんだよ。けどやっぱあんまイメージ湧かないよな、心配そうな視線は変わんないし・・・
「ならお前が修行の相手をしてやれ、シュラ」
「・・・へ?」
・・・ん?何を言ってくれちゃってるの、カノン?
「小宇宙を使えんとはいえルークの動きは熟練の戦士に勝る。それに相手役がいた方がルークもやりやすいだろう」
「・・・いいだろう」
いやいやいや!そこでなんで乗って頷くシュラさん!?断れよ、つーか嫌だよ黄金聖闘士と戦うなんて!?ミンチになる映像しか思い浮かばないよ、俺が!
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「・・・待たせたな、カノン」
「おぉ、シュラ。別にそれほど待ってもないぞ、俺達は」
そうこうしている内に次の宮から足を運んできたのは、話に聞いたアイオロスさんを半殺しにしたっていうシュラさん。目付きは鋭いけど、なんつーか穏やかな表情してるな。
「シュラ、ルークの事をよろしく頼むぞ」
「あぁ、任せてくれ」
現にアイオロスさんが現れてもそれほど動揺もせず、普通に応対している・・・信じられないな、少し前までこの人がその責任感じてアイオロスさんとの鉢合わせを出来る限り避けてたなんて。そんなことを思いながら俺はまたカノンに担がれながら、上の磨羯宮へと向かっていった・・・
・・・十二宮も流石に4分の3も越えれば、もう慣れてくる。程なくして磨羯宮に着いた俺達はシュラさんの好意でソファーに座った。
「すまんな・・・あまり俺は人をもてなすということには慣れていないし、口も回る方ではない。とりあえずゆっくりしていてくれ。何か入り用ならすぐに用意しよう」
「気遣いありがとうございます」
・・・まぁ確かに見てて器用なんて風には見えないな、武骨って方が似合うし。でも真面目な人って思ったら、そう苦でもないしいいかって頭を下げた・・・
・・・そう思って二時間もする頃には、ちょっとどうしようかなって思う事態に対面していた・・・何せこのシュラさん、子供が苦手なのか俺にどうしていいのかわからないのかやたらしどろもどろの態度なんだ。カノンも適度に話題を提供したりはしてくれて返事を返してはくれるんだけど、どうにも会話が長く続かない。元々会話が長く続くようなタイプでもないとは思うけど、なんかうまく返そうと思ってるのか妙に考える時間が長い。その上、話す言葉もぎこちない・・・まぁ自分で会話そんな得意じゃないって言ってたし、自分で言っててなんだけど子供相手じゃどう会話していいかわかんないんだろうな・・・よし、こんな状態が続くんなら・・・
「・・・あの、シュラさん。ちょっと磨羯宮の横を使っていいですか?」
「・・・いいが、どうした?」
「ここに来てあんまり戦ったりとかしてないし、この辺りで修行をしておきたいんですけど・・・」
・・・俺が決心して切り出したのは修行、だ。正直会話するのがキツそうなシュラさん見てるの辛いからそうするくらいなら会話ない状況にした方が楽だし、修行しておけば強さも少しは保てるしな・・・一挙両得ってもんだ。
「それなら構わんが、本当に戦えるのか?子供のお前が・・・」
「それ言うなら聖闘士も似たような物じゃないですか、修行始めるのって一桁の年齢からって言いますし・・・それに元々の俺、十七歳の体ですし問題ないですよ」
「・・・うむ・・・」
そんな俺をシュラさんは心配してくるけど、こんな体今してるけど俺十七歳の体が元なんだよ。けどやっぱあんまイメージ湧かないよな、心配そうな視線は変わんないし・・・
「ならお前が修行の相手をしてやれ、シュラ」
「・・・へ?」
・・・ん?何を言ってくれちゃってるの、カノン?
「小宇宙を使えんとはいえルークの動きは熟練の戦士に勝る。それに相手役がいた方がルークもやりやすいだろう」
「・・・いいだろう」
いやいやいや!そこでなんで乗って頷くシュラさん!?断れよ、つーか嫌だよ黄金聖闘士と戦うなんて!?ミンチになる映像しか思い浮かばないよ、俺が!
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