ワールドトラベラールーク君シリーズ
・・・ムウさんの話によると聖闘士に聖域とはこうだった。大まかに聖闘士とは古代よりこの世に邪悪がはびこる時、地上を守る神アテナに仕えていて邪悪を倒すための闘士だとのこと。それで聖域とは聖闘士の発祥の地で、アテナに古代の時代から縁がありアテナと聖闘士の集う言わば聖闘士達の総本山ということだとのことだ。
尚聖闘士にはランクがあるらしく青銅聖闘士、白銀聖闘士、黄金聖闘士と分かれていてムウさん達は12人しかいない黄金聖闘士の12人らしい・・・
「・・・話はわかりましたか、ルーク」
「はい・・・まさか神様のいるところに飛ぶなんて、思ってもいませんでした・・・」
「それは正直私達も驚きました。この聖域にはアテナ神殿を守るために結界が張り巡らされていますが、その結界はテレポーテーションなどの空間移動など短距離ならともかく宮をまたぐような移動は出来ないようになっています。そこに突然感じたことのない力がいきなりアテナ神殿の所に現れたのですからね・・・とは言え理由を聞いて驚くと同時に納得している私がいました。流石に異世界から来るものには結界は意味がないでしょうからね。むしろそうでなければ結界に問題があるのかと不安になります」
「・・・そんな結界とかあるんだ、ここ・・・」
・・・一通りムウさんが話をし終わって、辺りをキョロキョロ見てみると神殿っていう神聖さは確かにあるなここ・・・
「・・・ムウ様、どうしたんですか?その子?」
「あぁ、貴鬼。起こしてしまいましたか」
「え・・・誰ですか?」
そうしてるとなんか今の俺よっかちょっとちっちゃいくらいの子供が眠そうに目をこすりながら近づいてきた。
「私の弟子で一緒にこの白羊宮で暮らしてます、名前は今言った通り貴鬼です・・・こちらはしばらく聖域で暮らすルークです。今日はこの白羊宮に泊まりますので仲良くしてくださいね」
「はい、ムウ様・・・」
「起こしてしまってすみません、もう終わりますから寝所に行ってください」
「・・・お休みなさい、ムウ様・・・」
・・・なんだろう、この穏やかなやり取り。弟子とか言ってるけどムウさんが保父さんに見えてなんない・・・って、えっ?さりげにカメラ取り出してるけど、なんで?
「さぁ、ルーク。夜も遅いことですし、私達も寝ましょう」
「えっと、あの・・・なんでカメラ持ってるんですか・・・?」
「・・・さ、寝所はこっちです。夜も遅いので、騒がないでくださいね?」
「えっ・・・って、うわっ・・・なにこれ・・・!?」
「私のテレキネシスです。心配いりませんよ、寝所にまで運んで差し上げるだけですから・・・行きますよ」
「・・・えぇぇ・・・」
・・・俺の質問に微妙に答えず、テレキネシスで俺の体を浮かせながら貴鬼の消えていった方へ歩くムウさん。なんで俺浮かせられて連れてかれんの・・・?
・・・その理由はすぐに判明した。何故か貴鬼の寝てる場所の隣に寝かせられた俺は目を瞑るまで枕元で待たれ、仕方なしに眠ったフリをしたらすぐにシャッターを切る音がカシャカシャしてきた・・・なんだ、俺貴鬼と眠ってる場面写真に納めたかっただけか・・・って、なんか釈然としねぇ。なんだよこの状況。けど起きれねぇ、なんか薄目開いて見てたら満足そうな笑み見せてるし・・・
・・・牡羊さんには妙な生暖かさを感じた。そんな聖域での初めての夜だった。ついでに貴鬼には途中から何故か抱き着かれて抱き枕にされた。これが牡羊さんのテレキネシスでないと思いたい、カメラの音のなり方が半端じゃなかったから疑いたくなるしな・・・
.
尚聖闘士にはランクがあるらしく青銅聖闘士、白銀聖闘士、黄金聖闘士と分かれていてムウさん達は12人しかいない黄金聖闘士の12人らしい・・・
「・・・話はわかりましたか、ルーク」
「はい・・・まさか神様のいるところに飛ぶなんて、思ってもいませんでした・・・」
「それは正直私達も驚きました。この聖域にはアテナ神殿を守るために結界が張り巡らされていますが、その結界はテレポーテーションなどの空間移動など短距離ならともかく宮をまたぐような移動は出来ないようになっています。そこに突然感じたことのない力がいきなりアテナ神殿の所に現れたのですからね・・・とは言え理由を聞いて驚くと同時に納得している私がいました。流石に異世界から来るものには結界は意味がないでしょうからね。むしろそうでなければ結界に問題があるのかと不安になります」
「・・・そんな結界とかあるんだ、ここ・・・」
・・・一通りムウさんが話をし終わって、辺りをキョロキョロ見てみると神殿っていう神聖さは確かにあるなここ・・・
「・・・ムウ様、どうしたんですか?その子?」
「あぁ、貴鬼。起こしてしまいましたか」
「え・・・誰ですか?」
そうしてるとなんか今の俺よっかちょっとちっちゃいくらいの子供が眠そうに目をこすりながら近づいてきた。
「私の弟子で一緒にこの白羊宮で暮らしてます、名前は今言った通り貴鬼です・・・こちらはしばらく聖域で暮らすルークです。今日はこの白羊宮に泊まりますので仲良くしてくださいね」
「はい、ムウ様・・・」
「起こしてしまってすみません、もう終わりますから寝所に行ってください」
「・・・お休みなさい、ムウ様・・・」
・・・なんだろう、この穏やかなやり取り。弟子とか言ってるけどムウさんが保父さんに見えてなんない・・・って、えっ?さりげにカメラ取り出してるけど、なんで?
「さぁ、ルーク。夜も遅いことですし、私達も寝ましょう」
「えっと、あの・・・なんでカメラ持ってるんですか・・・?」
「・・・さ、寝所はこっちです。夜も遅いので、騒がないでくださいね?」
「えっ・・・って、うわっ・・・なにこれ・・・!?」
「私のテレキネシスです。心配いりませんよ、寝所にまで運んで差し上げるだけですから・・・行きますよ」
「・・・えぇぇ・・・」
・・・俺の質問に微妙に答えず、テレキネシスで俺の体を浮かせながら貴鬼の消えていった方へ歩くムウさん。なんで俺浮かせられて連れてかれんの・・・?
・・・その理由はすぐに判明した。何故か貴鬼の寝てる場所の隣に寝かせられた俺は目を瞑るまで枕元で待たれ、仕方なしに眠ったフリをしたらすぐにシャッターを切る音がカシャカシャしてきた・・・なんだ、俺貴鬼と眠ってる場面写真に納めたかっただけか・・・って、なんか釈然としねぇ。なんだよこの状況。けど起きれねぇ、なんか薄目開いて見てたら満足そうな笑み見せてるし・・・
・・・牡羊さんには妙な生暖かさを感じた。そんな聖域での初めての夜だった。ついでに貴鬼には途中から何故か抱き着かれて抱き枕にされた。これが牡羊さんのテレキネシスでないと思いたい、カメラの音のなり方が半端じゃなかったから疑いたくなるしな・・・
.