ワールドトラベラールーク君シリーズ
・・・しかし最初その子供が工藤新一という名が本名だと知らず、俺は知り合いの家という隣に建っていた家に連れていかれた。
「いやー、すまんのう。荷物を持ってもらって」
「いえ、これくらい世話になってるから大丈夫ですよ」
・・・それから少し経ち、俺はその家の住人である二人となんとか仲良くなることが出来た。現に一緒に買い物に付いていくくらいにはなれた。
「博士、貴方ルークがいなかったらどうやってその荷物運んでたの?」
「仕方ないじゃろう哀ちゃん、この部品が無かったら新しい発明品が出来んのじゃから・・・」
年寄りには厳しい重さの段ボールを抱える俺の横の老人に玄関で出迎えながらもジト目を浮かべる少女に、老人は苦笑いを浮かべ頭をかく。
・・・この二人は老人が阿笠博士で少女が灰原哀って名前だ。まぁ博士というのは通称だがこれがしっくり来るから別にいい。
名前についてはこれくらいにして、その阿笠博士の家に連れて来られて来た俺はコナンの説明で最初半信半疑だった二人にまた適当なごみ袋を超振動で消滅させる所を見せた事でなんとか異世界人・・・と、わかってもらえたかはともかく、驚きながらも阿笠博士は俺をしばらく家に置いてくれる事を了承してくれた。それと後でコナンに聞いたら灰原の愕然としたリアクションは相当珍しいとのことだった。そして何故か灰原は最初からさん付けじゃなく俺を呼び捨てだった・・・何でだよ。
「・・・あっ、お兄さんお帰りー!」
「おう、コナン。来てたのか?」
と、家の中から出会った時とは比べ物にならない程の明るい声を上げたコナンが走ってこっちに来た。
「どうお兄さん?ここの生活に慣れた?」
「まぁな。二人とも良くしてくれるし、いい人ばっかだからな。それもお前のおかげだよ、コナン」
「エヘヘ・・・」
それで自分を見上げて心配そうな声をかけてくるコナンに前の事は忘れ頭をなでると、コナンは笑顔を浮かべる。
・・・コナンは最初に会った時の険悪さはどこへ行ったのか、俺に会う時は笑顔を見せ近づいてくれるようになった。灰原と一緒に行ってる小学校の同級生の友達の3人の元太に光彦に歩美も一緒なら尚更だ。
ちなみに俺はコナンの親の知り合いの子供という事でその親の知り合い繋がりで博士の元に預けられたという事になっており、アメリカ出身という事になっている・・・まぁ俺の名前と見た目で日本人じゃ無理があるしな、うん。
・・・少し灰原の呼び捨てが気になる所だったけど、なんだかんだこの世界にも慣れてきた。そう思っていた時、俺はコナンの裏の顔を知る事件に対面した。
「おう、帰ってきたんか自分?」
「えっ?・・・誰だ?」
コナンの頭をなでていた所、奥から関西弁丸出しで現れた帽子をかぶる色黒男にみ覚えない俺は首を傾げる。
「あぁ名前言ってへんかったな。オレの名前は服部平次や、よろしくな」
「服部平次・・・あぁなんかコナン話してたっけ、あんたの事。俺はルーク・フォン・ファブレだ、よろしく」
その色黒男が服部平次と名乗った事でコナンが以前会ったことがあると言ってた通称西の高校生名探偵だと思い出し、自己紹介しながら差し出された手を握り返す。
「でも、どうしてここに?」
「いや、このボウズに聞いたら今こっちに外人の居候さんがおるって言うてたからな。それでついでに来てみたんやけど、めっちゃ上手やな日本語」
「うんまぁ、慣れるまで時間かかったけど・・・」
言えねぇ・・・ドラえもんの道具のおかげだって。
「まぁそれはともかくとしてや、お前日本に来て東都から離れた事あるか?」
「ん・・・ないな。でもそれが何か?」
「そやろ?そうや思うて俺お前も一緒に来いって誘いに来たんや、大阪にな」
「へ・・・?」
そんな服部が質問してきた事に素直に答えると、服部は嬉しそうに笑顔になり大阪に来いと言い出す。
・・・その時服部の提案に呆気に取られた俺はこの先でコナン、いや新一の真実を知る事件が起きるなどとは思っていなかった・・・
.
「いやー、すまんのう。荷物を持ってもらって」
「いえ、これくらい世話になってるから大丈夫ですよ」
・・・それから少し経ち、俺はその家の住人である二人となんとか仲良くなることが出来た。現に一緒に買い物に付いていくくらいにはなれた。
「博士、貴方ルークがいなかったらどうやってその荷物運んでたの?」
「仕方ないじゃろう哀ちゃん、この部品が無かったら新しい発明品が出来んのじゃから・・・」
年寄りには厳しい重さの段ボールを抱える俺の横の老人に玄関で出迎えながらもジト目を浮かべる少女に、老人は苦笑いを浮かべ頭をかく。
・・・この二人は老人が阿笠博士で少女が灰原哀って名前だ。まぁ博士というのは通称だがこれがしっくり来るから別にいい。
名前についてはこれくらいにして、その阿笠博士の家に連れて来られて来た俺はコナンの説明で最初半信半疑だった二人にまた適当なごみ袋を超振動で消滅させる所を見せた事でなんとか異世界人・・・と、わかってもらえたかはともかく、驚きながらも阿笠博士は俺をしばらく家に置いてくれる事を了承してくれた。それと後でコナンに聞いたら灰原の愕然としたリアクションは相当珍しいとのことだった。そして何故か灰原は最初からさん付けじゃなく俺を呼び捨てだった・・・何でだよ。
「・・・あっ、お兄さんお帰りー!」
「おう、コナン。来てたのか?」
と、家の中から出会った時とは比べ物にならない程の明るい声を上げたコナンが走ってこっちに来た。
「どうお兄さん?ここの生活に慣れた?」
「まぁな。二人とも良くしてくれるし、いい人ばっかだからな。それもお前のおかげだよ、コナン」
「エヘヘ・・・」
それで自分を見上げて心配そうな声をかけてくるコナンに前の事は忘れ頭をなでると、コナンは笑顔を浮かべる。
・・・コナンは最初に会った時の険悪さはどこへ行ったのか、俺に会う時は笑顔を見せ近づいてくれるようになった。灰原と一緒に行ってる小学校の同級生の友達の3人の元太に光彦に歩美も一緒なら尚更だ。
ちなみに俺はコナンの親の知り合いの子供という事でその親の知り合い繋がりで博士の元に預けられたという事になっており、アメリカ出身という事になっている・・・まぁ俺の名前と見た目で日本人じゃ無理があるしな、うん。
・・・少し灰原の呼び捨てが気になる所だったけど、なんだかんだこの世界にも慣れてきた。そう思っていた時、俺はコナンの裏の顔を知る事件に対面した。
「おう、帰ってきたんか自分?」
「えっ?・・・誰だ?」
コナンの頭をなでていた所、奥から関西弁丸出しで現れた帽子をかぶる色黒男にみ覚えない俺は首を傾げる。
「あぁ名前言ってへんかったな。オレの名前は服部平次や、よろしくな」
「服部平次・・・あぁなんかコナン話してたっけ、あんたの事。俺はルーク・フォン・ファブレだ、よろしく」
その色黒男が服部平次と名乗った事でコナンが以前会ったことがあると言ってた通称西の高校生名探偵だと思い出し、自己紹介しながら差し出された手を握り返す。
「でも、どうしてここに?」
「いや、このボウズに聞いたら今こっちに外人の居候さんがおるって言うてたからな。それでついでに来てみたんやけど、めっちゃ上手やな日本語」
「うんまぁ、慣れるまで時間かかったけど・・・」
言えねぇ・・・ドラえもんの道具のおかげだって。
「まぁそれはともかくとしてや、お前日本に来て東都から離れた事あるか?」
「ん・・・ないな。でもそれが何か?」
「そやろ?そうや思うて俺お前も一緒に来いって誘いに来たんや、大阪にな」
「へ・・・?」
そんな服部が質問してきた事に素直に答えると、服部は嬉しそうに笑顔になり大阪に来いと言い出す。
・・・その時服部の提案に呆気に取られた俺はこの先でコナン、いや新一の真実を知る事件が起きるなどとは思っていなかった・・・
.